子どもに注意!RSウィルス感染症とは?秋・冬がピーク、肺炎や細気管支炎の症状も

1年間で9月以降に急激に感染者が増えるRSウィルス感染症があります。
一般的な風邪と症状が変わらないため、知らず知らずにうちに大人が子どもに移してしまっているケースが多く、免疫力の低い乳幼児は特に気を付けなければいけません。
今回は、RSウィルス感染症とはどのようなウィルスなのか?感染したら症状になるのか?といった内容から、RSウィルス感染症の予防法までまとめました。

RSウィルス感染症とは?

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RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染により引き起こされる急性の呼吸器感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、小児の間で急速に流行し、2歳までにはほとんどの小児がRSウイルスに感染するといわれています。

厚生労働省

上の図は、国立感染症研究所が発表している2014年の感染症検出報告数です。その中でも緑色のグラフが「RSウィルス感染症」で、33週(9月頃)から年末にかけて報告数が急増している事がわかります。

RSウィルス感染症とは、respiratory syncytialの略。医学用語で、呼吸器合胞体と訳されます。RSウイルスとは呼吸器に感染するウイルスなので、このような名前が付けられています。

RSウィルス感染症は2歳までにほぼ100%が一度はかかる

RSウイルス感染症は珍しい病気ではなく、2歳までにほぼ100%が一度はかかるとされています。

しかし、注意が必要なのは、重症化するとまれに肺炎などを引き起こす危険があること。特に生まれて6カ月以内の赤ちゃんが感染すると、重症化する確率が高くなり場合によっては入院が必要になることがあります。

米国疾病対策センター

ウイルスは直径80~350nm(1nmは、1mmの100万分の1)の球形、または細かい糸状で、55℃以上の熱などに弱く、エーテルなどで不活化するとされています。


RSウイルス感染症の症状

promptreport.com

RSウィルス感染症の症状は風邪に似ており、軽い症状の場合は1週間ほどで治ります。せきがひどかったり、呼吸のときにゼーゼーと音がしたりする場合は、医療機関の受診を推奨します。

RSウィルス感染症は、一度かかると抗体ができるおたふく風邪などと違い、何度も再感染します。しかし、一般的には年長者になるほど、感染した際の症状は弱くなります。
そのため、大人がかかっても風邪と思ってしまい、知らないうちに乳幼児にうつしてしまう注意が必要です。

重症化すると肺炎になる危険性もある

RSウィルス感染症の一般的な症状
・鼻水
・せき
・喉頭痛
・発熱
RSウィルス感染症が重症化した症状
・ひどいせき
・ぜーぜーとした息
・呼吸困難

重症化すすむと、肺炎、細気管支炎などの恐れがあるため、注意して乳幼児が感染した場合は注意が必要です。


RSウィルス感染を予防するためには

midori-anzen.com

RSウイルスはくしゃみやせきによる飛沫(ひまつ)感染、接触感染で広がります。
RSウィルスは家庭内での感染が多いとされていますので、家族みんなで予防の意識を持つことが大切です。

RSウィルス感染症予防方法

①子どもが手に触れるものをアルコールなどにて消毒、除菌
②手洗いうがい
③咳をしている人はマスクを着用する

以上、3点が挙げられます。
RSウィルス感染症は特効薬がありません。ウィルスが活発になる9月から春までにかけて、特に大人は小さな子どもに移すことがないよう注意しましょう。


RSウィルス感染症まとめ

RSウィルス感染症に関するここまでの内容をまとめます。

毎年9月から活発化するウィルス

国立感染症研究所によると、RSウィルスは毎年9月から活発化します。特に多いのは大人から子どもに感染する家庭内感染。この時期に風邪のような症状になれば、子どもに移さないように注意しましょう。

2歳児までの感染率はほぼ100%、しかし肺炎などの注意が必要

RSウィルス感染症は2歳児までの子どもはほぼ100%感染するウィルス。しかし、重症化すると肺炎や細気管支炎などの恐れがあります。せきがひどかったり、呼吸のときにゼーゼーと音がしたりする場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

日頃から手洗い、除菌、せきが出たらマスク着用を

RSウィルス感染症には特効薬はありません。日頃から予防を行いましょう。子どもが触るものをアルコールなどで消毒、除菌する習慣も心がけましょう。


ライフスタイル #RSウィルス感染症

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