二月の勝者116話のネタバレ考察|今川理依紗がついに覚醒か、毒親から救う佐倉の妙案

2月の勝者(にがつのしょうしゃ)116話のネタバレですが、毒親の存在により“悩める”今川理衣沙ちゃんのもとに、ついに救いの手が。
Rクラスの生徒と、Aクラスの生徒との受験戦略の決定的な違いとは一体…
⚠︎こちらでは二月の勝者本誌116話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

二月の勝者116話のネタバレ

前回までのあらすじ

・総額10万以上の冬期講習
・大事な時期に塾を抜け出す「バックラー」を捕獲せよ
・桜花反抗組生徒の伏線

第116話『十二月の糸口』

Rクラス、1月の前受け校に同じ受験校の名前…その理由は

12月27日の桜花ゼミナールにて

講師たちは1月の前受け校について、「生徒たちの受験校がようやく固まった」と、その報告会を行っていた。

Rクラスの前受け校について、佐倉があることに気がつく。
それは以下の2校をほぼすべての生徒が受験することに気がつく。

・小学大四国
・小学大九州

なぜ、この学校を受験するのかと佐倉は黒木に問う。
その理由は、3つあるという。

1.本番慣れ
2.立ち位置の確認(模試代わり)
3.合格して自信を付けさせる

そして、特に重要なのは「成功体験」を経験させることだと黒木は言う。

すると、佐倉はあることを思いつく。

それは、毒親によって、届きもしない「吉祥寺女子」の過去問ばかりをやらされ、自信を喪失していた今川理衣沙にとって、成功体験になるのではと。

今川理衣沙が過去問によって自信を取り戻す

さっそく、今川理衣沙に「小学大」を勧める佐倉。

一方、今川理衣沙は「えーママが吉女やれってうるさいもん」と拒む。

しかし、佐倉は「何かあったら先生が責任持つから。」と押し切る。

しぶしぶ、「小学大九州」の過去問にチャレンジする今川里依紗。
すると、問題を解き進めるに連れ、目が輝きだす。

それもそのはず。

これまで自力で問題を正解することがままならなかった「吉祥寺女子」の問題ではなく、確実に塾に通っていれば正解できる問題の過去問を解くのが始めただったからだ。

塾の昼休みの時間。

「採点して、やり直しまでやったんだけど…合っているか見てもらえるかな?」と佐倉に直談判する今川里依紗。

佐倉は喜び、採点すると、見事合格ラインに到達。

それを本人に伝えると、目に涙を浮かべながら喜び、これまで努力してきたことが無駄ではなかったと悟った。

これまで実力不足で、どこからも合格をもらえないと思っていた今川理衣沙の顔がみるみるうちに、元気を取り戻した様子を目にし、

ごめんね。今まで助けてあげられなくて」と心のなかで佐倉はつぶやいた。

Aクラスは生徒のタイプ別に受験校を変更する

Rクラスとは対照的なのが、Aクラス。
前受け校にて、「合格」を勝ち取ることで、プラスに働く生徒もいれば、マイナスに働く生徒がいるという。

言い方を変えれば、生徒の性格によって、「自信」につながるケースもあれば、「油断」につながることもある。
だから、生徒によって受験する学校を変えなければならない。

そこが、講師を悩ませるポイントであると黒木がいう。

絶対合格、Ωクラスの戦略とは

最後にΩクラスの戦略について話し出す黒木。

基本的にはAクラスと一緒ですが…と前置きした上で、

「より一層戦略的に考えなければなりません」と切り出す。

さらに黒木は「最上位クラスの1月受験はとても“お試し”などとは呼べない 熾烈なデスロードだからです!!」と意味深な言葉を残し、116話は終了する。

2月の勝者116話の考察・感想

116話の感想

前回までの考察の通り、今川理衣沙を救う話がメインだった116話。
毒親によって、受かるはずがない学校の過去問をやらされ、気持ちが滅入っていた今川理衣沙に一筋の光明が見えました。
やはり、自分がこれまで努力してきた成果が目に見えてわかる結果がなければ、モチベーションが保てないのは無理もありません。しかも、彼女はまだ小学校6年生。

親と娘の二人三脚だと、完全に子どもの未来を潰してしまっているであろう、今川家。

その点、心のある第三者の存在がどれほど重要か、ということを再認識する回でした。


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