二月の勝者96話のネタバレ考察|まるみ驚きの行動に漫画史上最大の感動シーン!

二月の勝者96話「十一月の再起」(漫画単行本11巻収録)のネタバレ考察。自分に負けない、ジュリとの約束を守るんだ!と心に決めたまるみが小学校で驚きの行動に出る。間違いなく、二月の勝者の漫画史上最大の感動シーン。読者の皆様は涙が止まらなくなるはず。

二月の勝者96話「十一月の再起」のネタバレ(単行本11巻収録)

ビッグコミックスピリッツ連載「二月の勝者」とは

2月の勝者第1巻の表紙

週刊ビッグコミックスピリッツ©小学館

2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

前回95話のポイント

・「親は待つことにエキスパートたれ」と黒木の名言
・まるみと樹里、友情の弁当交換
・みんなで食べる弁当タイムはまるみの宝物
・塾の友達がまるみを変えた!

前回のネタバレについて詳しく!

二月の勝者96話のネタバレまとめ

ショーマと碧山が作戦会議


黒木が陰ながら提供している学習の場らしき活動。
そこで働いているショーマ(ロン毛の兄ちゃん)と東大卒の碧山(桜花ゼミ/水道橋校)が作戦会議をしている。

内容は、自分たちが見ている生徒の進学先の相談。
「高3のティアラは国立大志望、中3のオカリナ、ポエムとシンゴ…」など、具体的な生徒の名前が出てきている。

吉祥寺の雑居ビルのいかがわしい店で面倒を見ている生徒たちに違いないが、まだここでは詳細は明かされていない。

まるみの姉・さとみ登場、母を諭す

場所が変わって、まるみの自宅。
何やら母はある人物と電話をしている。相手は、初登場のまるみの姉・さとみ(北海道在住/大学生)である。

ちなみに過去に著者はまるみのことを「一人っ子」と書いていたことがあったようだが、それは誤りで「末っ子」と表現したかったようだ。著者の公式ツイッターにて、謝罪文をアップしている。

さとみはまるみと7つ歳が離れていることもあり、妹が可愛くて仕方ない存在。妹の世話を焼きたいようだ。

でも、母から最近まるみが自分の意見を言うようになったことを聞かされると、母親に対して「それはまるみが成長しているんだよ。まるみが初めて自分の足で歩こうとしているのかも」と感想。

それを聞いて、母親は女子学院を諦めさせようとしていることは、間違ってるのではないか。徐々に考えが揺らぎだした。

まるみが勇気を振り絞り、驚きの行動にでる

いつものように保健室に通うまるみ。
そこで、まるみはふと、過去に「カホゴちゃん」「親がいなきゃ何もできない」など、陰口を言われていた記憶が蘇る。

その記憶で、震えだすまるみ。

「自分に負けるものか。樹里との約束を、諦めるものか。」

そういって、まるみは驚くべき行動を起こす。

泣きながら、嗚咽をこらえながら、向かった先は、本来通うべき教室。
自分の弱さに負けたくない…と言い聞かせ、教室の扉を開けるまるみ。

その姿に、クラスにいた生徒たちは驚きの表情を見せる。
そして、ずっと待っていたと言わんばかり、クラスの子がまるみに抱きつく。泣きながらも、安堵の表情と輝いた笑顔を見せるまるみの姿が描かれている。

母は女子学院の受験応援することを決断

本日のまるみの行動について、学校から電話で報告を受けたまるみの母。号泣しながらも、まるみの行動に感動。

帰宅後の旦那にも、今日の出来事を報告し、ついにまるみのJG受験を応援することを決断。

両親が過去の弱虫だったまるみの姿を回想しながらも、受験を通して成長した姿を噛みしめながら、泣きあうシーン。

そして、最後にはまるみ父のこのように言葉で締めくくられている。

僕たちが目指さなければいけなかったのは「つないでいた手を話しても、一人で歩いていけるようにすることだったね」と。

97話へ次回に続く。

第97話(次回)のネタバレはこちら

96話の考察・感想

まるみの成長する姿に感動

これまでの二月の勝者全話の中でも、ベスト3に入るほどの感動する話。
まるみのひたむきに成長していく姿は、二月の勝者ファンの読者の心に響く話が最も多い子どもの一人である。

著者としては、まるみは間違いなくお気に入りキャラのはず。悔いの残らない結果になる伏線が引かれているのでは。


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