生命保険見直しポイント(1):生涯の必要保障額を考える

「生命保険見直しポイント」について、合計11回の連載をスタートします。
多くの方は、将来の不安から余分な保険料を払い続け、生活費まで圧迫している状況です。それは本当に正しい保険加入なのでしょうか?本当はもっと負担を少なく、余ったお金を貯金に回せるくらいが生命保険との正しい付き合い方ではないでしょうか?
最も家庭のライフスタイルに合ったムダのない生命保険に入るために何が必要なのか。まず初めに、避けては通れない「必要保障額」の考え方について学んでいきます。この考え方が理解できれば、高額な保険料に一生の人生を翻弄されることはなくなるでしょう。

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ご家族を持つ方は、必要保障額は子どもが独立するまでを考える

マネートーク!編集部

今、家計を支えているご主人が突然亡くなったら、その後の残された家族が生活していくために死亡保険金はいくらもらえればいいのか。それが必要保障額です。

必要保障額を性格に見積もることが、自分に合った保険、ムダのない保険を選び、家計の支出で保険料の割合を抑えることにつながります。


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必要保障額を計算式から算出する

マネートーク!編集部

では、実際に、あなたの自分の保障額を計算してみましょう。
算式は次のとおりです。

必要保障額 = 将来の支出 ー (現在の資産+将来の収入)

つまり、残された家族が将来ある一定期間まで、家計から出て行く総支出額と、その支出を賄う財産と収入(保険金をのぞく)の額をこの算式にあてはめることで、必要保障額が導き出されます。


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将来の支出総額がいくらになるか考える

マネートーク!編集部

では、まず支出の方からみていきます。将来の支出で大きな割合を占めるのは、(1)生活費(2)子どもの教育費、それに(3)住宅費です。

このうち生活費は、今の毎月の家計の支出額のうち、ご主人に関わるお金が3割程度あると仮定して、7掛けした金額が、残された家族に必要な毎月の生活費の目安となります。

もちろんこの掛率は、ご主人の出費状況により6.5掛けとか6掛けでも構いません。将来の毎月の生活費が出たら、保障が必要な期間を掛けて総額を求めます。


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「持ち家」か「賃貸」かで必要保障額が変わる

マネートーク!編集部

最後に住宅費は、持ち家か賃貸かで金額が大きく違ってきます。持ち家の場合は、住宅ローンを組んだ時はたいていは「団体生命信用保険」に入っているものです。

団体信用生命保険に入っていれば、契約者本人の死亡によってローンの残高がすべて保険で弁済されるため、その住まいは遺族のものになります。だから住宅費に関わる将来の支出は、ほぼゼロと考えてOKです。出費があるとすれば、リフォーム代程度です。

一方、賃貸の場合は、保障が必要な期間の家賃はすべて将来の支出となります。ただ、今よりも部屋が狭くなっても家賃の安い所へ引っ越すなど、子どもを連れて実家に帰るといったことで、住宅費の支出を抑えることは可能です。


必要保障額の考え方をこれで理解できました。次回からは将来の収入について考えます。
⇒ 第2回『遺族年金を「将来の収入」にしっかり入れる

財テク・節約 #保険見直し #必要保障額 #生命保険

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