生命保険見直しポイント(8):あなたが契約しているかも知れない「ダメな保険」を見直す

生命保険見直しポイント第8回は、多くの方が契約している型決めプラン「定期保険特約付き終身保険」と「収入保障保険」とでは契約してからどれほどの差が出るのか、ケーススタディを紹介します。

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保険見直しポイント①型決めプランである「定期保険特約付き終身保険」の中身

マネートーク!編集部

会社員の高橋さんは、30歳の男性。2歳下の奥さんと、今年生まれたばかりの子ども(0歳)の3人暮らしです。 年収は360万円。住まいは賃貸マンションです。子どもの誕生をきっかけに、はじめて生命保険の加入を考えています。

この会社員高橋さんの元に、大手生命保険会社A社の営業担当者がおすすめプランとして持ってきたのが、上の図に示した「定期保険特約付き終身保険」です。

一般的な生命保険は、主契約と特約で成り立っています。高橋さんのプランの場合、主契約は「保険金額300万円の終身保険(積立利率変動型)」。これには貯蓄性があり、保障は一生涯続きます。そしてこの主契約のほかに、次の3つが特約がつけれられています。

①5000万円の定期保険特約
②100万円の傷害特約
③100万円の災害割増特約

保険金額が一番高い「①5000万円の定期保険特約」がこの実質的なメインで、保証期間は15年。この保険は15年後に更新となります。あとの2つは、災害で死亡したときに死亡保険金が上乗せされて支払われる特約です。保証期間は80歳まで。定期保険特約以外は保険料の払込期間が65歳満了となります。

要するに、高橋さんが病気で亡くなったら5300万円(主契約+①)、災害でなくなったら5500万円(主契約+①②③)の保険金が支払われるプランとなっています。


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保険見直しポイント②「高い保険料は仕方ない」と諦めていませんか?

マネートーク!編集部

また、医療保障として、④日額5000円の疾病入院特約と、⑤日額5000円の災害入院特約(ともに無解約返戻金型)の2つがつけられています。保障は一生涯です。

先ほど挙げた①②③と医療保障である④⑤は、いずれも掛け捨てです。

ここで気になる保険料は、「月額2万980円」。年間保険料だと25万1,760円です。年収360万円の高橋さん宅では、家計から月2万円の保険料の出費はかなりの負担ですが、万一のことを考えて仕方ないと思っています。


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保険見直しポイント③保険料が高くなる?「ステップ払い」に注意が必要

マネートーク!編集部

ただし、ここで注意しなくてはならないのは、15年後の保険の更新時に、保険料月額41,960円と、今の倍以上に跳ね上がることです。高橋さんが45歳になった時点で、保険に入り直すことになるのだと、保険料が上がってしまうのは当然です。

しかも、保険料月額41,960円というのは今の見込み額であって、もしかしたら15年後の状況次第では、保険料はもっと高くなっているかもしれません。

まれに営業担当者がお薦めするプランには「ステップ払い」といって、はじめの10年、15年の保険料はかなり低めに抑えておいて、更新した時に保険料が一気に高くなるものがあります。

要するに、1回目の保証期間で払うべき保険料の一部を、2回目以降の保険期間の保険料に回しているにすぎないので注意が必要です。


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保険見直しポイント④「ステップ払い」の契約をしている方は保険見直しをオススメします

マネートーク!編集部

皆さんが契約している保険内容はステップ払いのものはありませんか?

どうしても最初は「保険料をなるべく安くしたい」と思って知らずに加入していると、将来慌てることになってしまいます。もし、心当たりのある方は今から見直しされることをオススメします。


知らず知らずのうちにステップ払いの保険契約に加入しているケースが多いものです。次回は、上記で紹介した高橋さんが「定期保険特約付き終身保険」ではなく、どのようなプランをお薦めするのがいいのか、考えてみます。
⇒ 第9回『保険加入に必須勘定である「必要保障額」を計算する

連載記事の第1回はこちらへ。

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