お湯で沸騰させても壊れないiPhone6S
手に入るやいなや、早速世界各地で様々な耐久テストが行われているiPhone6Sですが、沸騰したお湯に投入して耐久度を測る動画が話題を博しています。
iPhone Mania
上の動画は9月26日にiPhone Maniaさんの『iPhone6sには防水機能がついていた!?「熱湯コマーシャル」で分かった驚愕の結果』というエントリにて紹介している動画。
新品のiPhone6Sを熱湯コマーシャルしてみたり、
冷凍庫で凍らせてみたりしても・・・
全然問題なく動いています!
まさか、「iPhone6Sが防水と言ってもいいのではないか!」と思ってしまう防水の実験結果であり、iPhone Maniaさんが紹介されたことによって、日本中で話題を集めています。
iPhone6Sは実は防水ではないか?
Appleが正式に公表していないだけで、iPhone6S/iPhone6SPlusは本当は防水だったのではないでしょうか?
Apple Watchのときも、防水等級IPX7だったことが後から分かりましたからね。AppleWatchは防水ではなく、耐水性能(IPX7等級)と言っていましたが、IPX7等級といえば、日本では一般的に完全防水などと言われるレベルです。
もしくは、先ほど紹介した動画は実はたまたま上手くいっているだけでは?とも思うので、他の防水耐性実験をしている動画もチェックしてみます。
iPhone6S防水実験の動画を確認してみた
こちらは、iPhone6SとiPhone6SPlusをそれぞれ1台ずつ使った防水実験の動画。
それぞれ水に浸して30分経っても問題ありません。
1時間経過しても電源が落ちることはありません。
1時間経過した時点で問題ないと判断して、撮影している人は実験終了!
その後、動作確認をしてみても問題はないみたいですね。
念のため、もう1つ動画をチェック・・・
こちらもiPhone6SとiPhone6SPlusをそれぞれ1台ずつ使った防水実験の動画。
水槽にそれぞれiPhone6SとiPhone6SPlusを水没させてみます。
先ほどの動画より、水槽が深いようです。おそらく水深30cm程度だと思われます。
おっと、こちらはiPhone6SPlusが25分でダウン!
結果的に、30分手前で両方のiPhoneは電源が入らなくなりました。やはり、水深30cm程度の場合、約30分で完全に浸水してしまうようです。
でも、正直1分間でも浸水せずにいてくれるだけで、まったく問題ないのではないでしょうか?
よくあるのが、トイレの便器に”ポチャン”というケースだと思うので・・・。
旧モデルのiPhone6場合はどうだったのか
こちらはちょうど1年前、iPhone6が発売されたときにアップされていた動画です。旧モデルのiPhone6は防水耐性はどうだったのか改めて確認してみます。
水に浸してすぐに”プクプク”とiPhone6の中に浸水していく様が見て取れます。
そうです、これです。トイレに落としてしまったときも、こんな感じでプクプク浸水するんです。
やはり、1分が経過した時点でご愁傷様でした。
映像では電源が落ちるまでずっと水に浸していますが、一度水没してすぐに引き上げても、時間が経てば同じように電源が落ちてしまうのがiPhone6の防水耐性でした。
iPhone6の水没動画を見て気づいたこと
動画を見られた方はお気づきかと思われますが、iPhone6SとiPhone6SPlusの水没動画を見ても、”プクプク”と気泡が発生しながら、iPhoneの中に浸水していく様子が見られません。
これは、完全にiPhone6Sシリーズから防水機能が備わった証拠ではないでしょうか?
iPhone6S防水機能のまとめ
・水深30cm程度の容器であれば、iPhone6Sを30分水中に沈めると完全に浸水する
・iPhone6と違い、iPhone6Sは水中に沈めても気泡を発生せず、すぐに浸水することはない様子
水の浸入に対する保護等級で言うと・・・
当然ながら、こちらは動画の実験結果からまとめており、Appleが公表している回答ではありませんのでその点ご了承ください。
動画を見る限り、「気泡が発生しない」様子をみると、明らかに防水機能が備わっているようにみえます。
防水に関する保護等級と照らし合わせると・・・
水の浸入に対する保護等級では、下記のように防水性能の指標としています。
■保護等級
0級 特に保護がされていない
1級 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級 あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)wikipedia.org
YouTubeの実験結果を保護等級と照らし合わせると、保護等級6級レベル(IPX6)と見ても問題なさそうです。
IPX7等級を詳しい評価項目で言うと、「常温で水道水、かつ静水の、水深1メートルの水槽に本体を静かに沈め、約30分間水底に放置しても、内部に浸水がなく、性能を保持できる」ということを意味します。
結論!iPhone6SはIPX6の耐水形だろう
実験結果を見る限り、水深約30cmの水槽に沈めて、30分で動作しなくなっています。そのため、iPhone6SシリーズはIPX7と言える基準ではないでしょう。しかし、ある程度の水没にも耐性があることは分かりましたので、保護等級6級(耐水形)と判断できそうです。