広陵・中村奨成(しょうせい)パワプロ的活躍は「まぐれ」と監督、地方大会では打率1割台だった…

広陵高校の中村奨成(なかむらしょうせい)くんが、清原和博が持つ大会最多ホームラン記録を塗り替え、歴史的が変わった瞬間を目の当たりにしたファンからは「広陵の中村くんが驚異的すぎて、もはやパワプロ状態」「おい誰だよ、サクセスで作った中村くん操作してんの」など、ネット上で話題に。
一方、中村奨成くんの地方大会での打率にも注目が集まっており、一部では「超高校級の固め打ちの達人」という見方も・・・。

中村しょうせい君、「史上最強のバケモン」誕生

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今秋ドラフト1位候補・広陵(広島)の中村奨成捕手(3年)が2本塁打含む4安打7打点の活躍で3つの大会記録を更新した。

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広陵高校の中村奨成(なかむらしょうせい)くんが22日、準決勝・天理戦にて1985年に清原和博がマークした1大会個人最多本塁打記録を更新。

決勝進出の段階で打率は脅威の7割超えという圧倒的な成績から、ネット上では「松井、イチロー以来のスーパースターが誕生」「10年に一度の怪物」「こんなに凄い高校生見たの初めて」ととてつもない注目を集めています。


広陵高校・中村奨成のココが凄い

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中村 奨成(なかむら しょうせい)
ポジション 捕手
生年月日 1999年6月6日
出身 広島県廿日市
身長 182センチ
体重 77キロ
投打 右投げ右打ち
所属 広陵高

中村奨成(なかむら しょうせい)くんは、広島県廿日市生まれ、廿日市市立大野東中学校出身。廿日市の野球クラブ「大野シニア」にてプレー。

野球の名門校・広陵高校に入学後、1年春から名門校の正捕手としてマスクかぶる。超攻撃的捕手として打順は1番、3番。3年生の夏の甲子園大会では全試合3番に座っている。

最大の魅力は鉄砲肩&俊足

清原を抜いた最多ホームラン記録が目立つ中村奨成くんですが、プロ野球チームのスカウト陣を唸らせる魅力は、『肩の強さ』。上の動画を見ても分かる通り、膝をつきながらショートバウンドで抑えた球でさえ、盗塁を刺すことができるほどの強肩の持ち主であることが分かります。

彼が二塁へ送球すると、それだけで球場が「うおおおおおお~」とどよめく。
彼の指先から放たれたボールは、物理的にこんな軌道を描くことがあるのかと思えるほど、空中にきれいな直線を引く。

Nuber web

野球雑誌『Number』では、中村くんの強肩をイチローにも匹敵する「レーザービーム」と表現しており、夏の甲子園で魅せる送球は、球場がどよめくほどの鉄砲肩。セカンドまでの到達速度は最速1.75秒。

それでいて、走れば100メートルを6秒フラットという俊足。過去のプロ野球界では、城島健司や古田敦也など、球界を代表するキャッチャーは強肩強打が持ち味でしたが、それに加えて中村奨成くんは脚まで速いという、もはやバケモノ。

甲子園ホームラン記録はまぐれ?監督が苦笑い

1大会個人最多本塁打記録を更新したが、「まだ褒めません」と苦笑い。「まぐれがずっと続いているので、いつまで続くのかなという気がしますけど、できれば明日まで続いてほしいと思います」と活躍に期待を込めた。

スポニチアネックス

これは22日準決勝天理戦終了後の広陵高校・中井哲之監督の談話。中村奨成くんの活躍について「まぐれがずっと続いている」「いつまで続くのかな」と話しており、これは本人の調子が崩れない配慮をしているとも見られますが、あながち嘘でもないとの声も。

こちらの画像は、広島大会での中村奨成くんの成績。
6試合17打席で、「打率.176 本塁打2本 打点4」と夏の甲子園大会で打率7割にも及ぶ超人的な活躍とはかけ離れた成績であることが分かります。

8月22日現在、中村くんの高校通算本塁打記録は44本。100本超の高校通算記録を持つ早稲田実業・清宮幸太郎くんと比べると、その数は半分以下。当然ながら高校通算40本以上を超える選手は超高校級であることは変わりませんが、中村くんは打順が3番以外に1番に座ることも多く、タイプ的には「天性のホームランバッター」というより、“切り込み隊長”。

中村奨成ホームランのハイライト動画はこちら

今大会の全てのホームランを見ても、広角に打ち分け、特に内角には滅法強い打撃を見せている中村くん。

打撃は坂本のように右足に体重を残して軸で回り、高いトップからしなやかに内角をさばく。巨人・渡辺スカウトは「あの内角打ちは坂本みたいになれる要素」と球界屈指の好打者になぞらえた。

スポーツ報知

内角さばきが上手く、固め打ちが得意な坂本勇人となぞらえる声も。
地方大会での成績から見ても、中井哲之監督は「調子のムラが激しい」ことを分かっての発言なのではないでしょうか。


ネット上では「中村くんだけパワプロのサクセス」

中村奨成くんの規格外の活躍にネット上では、「広陵の中村くんパワプロやん」「だれがパワプロで中村くん操作してるんだよw」「中村くんの成績だけパワプロのサクセス」など、打率約7割、5試合で6ホーマーという脅威の成績がもはやパワプロ状態だと話題に。

米大リーグ、アストロズの大慈弥環太平洋(スカウト)担当部長
「中村君は、メジャーを目指すべきだ。肩と守備の能力は抜群で、10年後にメジャーを代表する捕手になると思う。

サンスポ

甲子園を視察したメジャースカウトからは、「10年後にメジャーを代表する捕手になる」というお墨付きまでもらった広陵の中村くん。今年のドラフトが注目されますが、日本球界をすっ飛ばして「メジャー挑戦」なんて可能性もあるのでは・・・。

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