レディー・ガガが公表『線維筋痛症』の原因・治療法とは 医者の25%が知らない病気

UPDATE:2017-9-13
歌手のレディー・ガガさんが闘病中と公表した病名「線維筋痛症」とはどのような病気なのでしょうか。現在の医学で考えられている発症原因や治療法、また認知度不足などの問題点などについても紹介しています。

ガガ、病名「線維筋痛症」と公表

ガガさんはツイッターで「線維筋痛症」という病名を明かし、ドキュメンタリーが啓発と患者同士の出会いにつながることを願っていると述べた。

CNN

歌手のレディー・ガガさんが、 12日ツイッターにて自身の病名が『線維筋痛症』と公表。
ガガは昨年より、インスタグラムで「慢性の痛み」を抱えていることを明かしており、音楽活動を一時休止する理由とされています。


線維筋痛症とは

wikimedia.org

線維筋痛症 は、全身や身体の広範囲に激しい痛みが起こる疾患であり、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、過敏性腸炎、頭痛、目や口の乾燥などの症状を伴うことがあります。線維筋痛症の原因は、現状ではまだ解明されておらず、決定的な治療法は確立していません。

青森県保健衛生課ホームページより

線維筋痛症は、全身に激しい痛みが繰り返し起きる病気(全身性に疼痛が生じる慢性疾患)で、極度の疲労感や睡眠障害、抑うつ、頭痛などを伴うこともある。

線維筋痛症の原因について

nhk.or.jp

線維筋痛症が発症する原因については、現状では解明されていませんが、現状の医学の研究としては、二つの仮説が考えられています。

①「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドパミン」など、痛みを抑える物質の機能不十分
②『肉体的ストレス(過労、けが、病気、事故、妊娠など)』と、『心理的ストレス(人間関係、仕事、介護、離婚)』の要因

治療方法

■治療法
1.薬物療法・・・神経性疼痛緩和薬(プレガバリン)、抗うつ薬(デュロキセチン)
2.非薬物療法・・・散歩、ラジオ体操などの軽めの運動、心理療法

線維筋痛症の治療法は、「薬物療法」と「非薬物療法」のこの2つを組み合わせていくことが大事。
治療は、リウマチ科、心療内科などで受診することができ、薬物療法は2015年より、抗うつ薬の「デュロキセチン」が健康保険の適用になりました(プレガバリンは2012年に適用)。

線維筋痛症の医療機関は「日本線維筋痛症学会」のホームページで探せます。


一般医の25%が病名すら知らず...認知度高めたい

『線維筋痛症がよくわかる本』amazon.com引用

線維筋痛症の問題点は、認知度が低く理解不足のため、適切な医療を受けられない方や、苦しさを周囲の人にわかってもらえ苦しんでいる方も少なくないこと。
厚生労働省の調査では、有病率は人口の約1.7%、患者数は200万人程度と推定されており、特に30~60代の女性に多いとされています。

3都県で一般医と患者を対象に行われた調査から、一般医の25~30%、患者の9割以上が病名すら知らないことが明らかになった。

日経メディカルオンライン

第51回日本リウマチ学会総会・学術集会の一般口演で報告されたデータによると、患者の9割どころか、一般医でも25%しか「線維筋痛症」について認知していないことが明らかに。

Twitterにも、医者にさえも理解されない「線維筋痛症」に苦しむ方のコメントは数多く投稿されています。

レディー・ガガさんの公表が、認知度の向上に繋がるかもしれません。


Facebookでシェア
Twitterでシェア
LINEで送る

関連記事

新着記事

アクセスランキング

いま注目の記事