二月の勝者166話のネタバレ考察|筑駒&開成ダブル合格の快挙達成!その名は・・・

2月の勝者166話のネタバレ考察ですが、全敗中だった原秀道が最後の受験にチャレンジ。桜花吉祥寺校の受験も一段落と思いきや、「むしろ、ここからです!」と胸を高鳴らせる黒木。そして、島津順・母の携帯には見覚えのある番号からの着信が。こ、これはまさかの・・・!?

こちらでは二月の勝者本誌166話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

二月の勝者166話のネタバレ

前回までのあらすじ

165話のポイント
  • 中学受験終了を宣言する原秀道・母
  • 「合格・・・したいです・・・」泣き崩れる秀道
  • 「私には無理」最後の仕事を決意した佐倉

第166話『二月の春雪』

佐倉、最後にできること

2月5日 試験に臨む原秀道

それを校舎の前で待つ黒木と佐倉

「私には無理」と講師を辞める決意であった佐倉だったが、
俯き暗い表情で、遠くから歩いてくる親子の姿に意識を変えられた。

「まだ私にも、できることがある。」

満面の笑みで迎える佐倉を見つけ、表情が明るくなる原秀道親子。

大雪を頭に被せた黒木。
寒さで鼻水を垂らす佐倉。

悲壮感が漂っていた表情の親子が、パッと明るくなった。

「私達がやれることはここまでです。」

手を振りながら送り出した生徒を見届けながら、黒木は言った。

「しかし、佐倉先生らしく明るく見送ったのはとても良かったです。」

「”次年度”もその持ち味を発揮してください。」

黒木はやはり勘づいていた。
走り続けてきた1年間、佐倉は少し報われた気がした。

自分は誰かの役に立てたのだろうかと、ずっと疑心を抱いていたからだ。

「ありがとうございます!」

その場を立ち去った黒木の後ろ姿を見届け、深々と御礼をした。

佐倉は桜花の腕章をグッと握りしめていた。

秀道・母「我が家の中学受験も終了」

原秀道・親子は校門の前で受験生一人ひとりと握手している初老の男性が目に写った。

「わが校を受験しに来てくれてありがとう!」
「さ、中にはいって、暖まってね!」

秀道は握手を求めてきたおじさんが誰なのか気になった。

「誰いまの?」
母が振り返り、名札を見ると・・・

巣比率第二中学・高等学校 校長

なんと、受験校の校長だった。

「校長先生が、直々に雪の中、受験生一人ひとりと握手しているなんて・・・」

母はあっけにとられた。

そして、子どもたちの受験中、保護者は学校説明会に招かれた。

そこに登壇し、挨拶をする先ほどの校長。

「今日まで、戦い続けてきた受験生たち、」
「こんな雪の日に、諦めずにここまで来てくれた子どもたち!」
「私たちは、そんな勇敢な子どもたち、」
「頑張り屋の子どもたちに、是非!わが校に来てほしい!」
「ここまで戦ってきた受験生と、支えられたご家族にエールを送ります。」

思うように受験がいかず、苦難を強いられた親御さんたちの心に語りかける校長の言葉。

原秀道・母の周囲には涙し、鼻をすする音が聞こえだした。

そして、学校紹介ビデオが流れる会場。

校長の挨拶から一貫して、一切の表情を変えず、その場に佇む原秀道・母。

生徒たちの楽しそうな表情を切り取った写真を流行りのJ-popに乗せた紹介ムービー。

「わたし、こういう”クサい”の、苦手なんだよね・・・」

秀道・母は心のなかでこう呟いた。
所詮は、息子がどうしても合格がほしいと嘆願した結果、急遽駆け込みで受けた学校。

母の心に響くものはなかったと思いきや…

「なのに、なんで…」
「いい学校じゃん、って素直に思ってんだろうね」

一切の表情も変わらなかった母は、自分の心境の変化にクスッと笑いが込み上げてきた。

「もし合格ができて、みっちー自身が”ここに通いたい”って言ったら…」

「我が家の中学受験も終了だな。」

桜花快挙!「筑駒」合格者を輩出

場所は変わって、桜花ゼミナール御茶ノ水本校

社長室に招かれた黒木は社長から直々に報告を受けた。

「黒木くん、朗報だよ!」
「久しぶりに、筑波大学附属駒場中の合格者を出すことができたよ!」

中学受験の最難関校とも言われる通称・筑駒(つくこま)
合格者を出すことができ、社長は黒木の指導のおかげだと目を細めた。

「私の力というよりも、彼本来の能力が高かったことが一番です。」

黒木は謙遜したが、一体誰が筑駒に合格したのか。

それは御茶ノ水校に通う・織田未来だった。
織田といえば、島津順と同じ開成コースに通っていた桜花トップの生徒だ。

「吉祥寺校の受験も一段落、といったところかな。」

社長の言葉に黒木は反応した。

「いや、むしろ、ここからです。」

社長は「確かに」という反応をした。

そして、織田が開成中合格者であったことを思い出していた。

一体どういうことなのか・・・

島津母に一本の電話が鳴る

2月5日17時30分

仕事帰りの島津順・母が自宅に到着した瞬間、
携帯電話に一本の電話が鳴った。

「電話!誰だろ?」

母は急いで携帯を確認したが、見に覚えのある電話番号だった。

「え!?この番号って・・・」

開成合格ホルダー・織田くんの筑駒合格がもたらすのは!?

次回167話に続く。

2月の勝者166話の考察・感想

166話の考察

やはり、これまでの考察の通りになりそうです!

次回は島津くんの開成繰り上げ合格回は確定のようですね。やっと伏線回収です。(上杉海斗くんまで合格できるかどうかは微妙ですが)
中学受験の男子トップ層の子が、開成と筑駒をダブル受験。結果として、大半が開成を辞退し、筑駒へ進学するというのはよく知られた話です。

ただ、島津くん開成合格により、今後父親との関係はどうなってしまうのか。複雑な人間模様を作者の高瀬先生がどのように描くのか。今後の展開がますます楽しみですね。

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