日大アメフト部選手が悪質タックル真相を語る
アメリカンフットボールの定期戦で悪質な反則行為によって関西学院大の選手を負傷させた日大アメフト部の選手が22日に東京都内で記者会見すると21日、日大選手の代理人が発表。
日大の内田正人監督とコーチの指示によって、悪質タックルを行ったのか、その真実について説明することになりました。
悪質タックルを実行した日大アメフト部・宮川選手
生年月日:平成10年2月26日生まれ
年齢:20歳
出身:日本大学豊山高校卒業
所属:日本大学3年アメリカンフットボール部(フェニックス)
背番号:91
ポジション:LB
日大アメフト部・宮川泰介選手は6日の試合で、パスを投じた後で無防備だった関学大クオーターバックに背後から激しくタックル。事件が発覚した当初、単独で実行したという見方が強く、宮川選手自身に批判が殺到。
「危険タックルの実行犯」「スポーツマンシップもクソもない」など、ネット上で大バッシングを浴びていました。
「試合に出場したかったら、1プレー目で相手のQBを壊してこい」「何か聞かれたら、監督の指示だと言え」
日大・内田正人監督が反則をしたDLにそう指示したのは試合前日だった。HUDDLE
しかし、宮川選手への風向きが変わったのは、アメフトの魅力を発信するウェブメディア「HUDDLE」が、反則タックルは監督の指示だったと復数の関係者の証言を元に報道。
関学選手へタックルを実行した理由は、宮川選手はここ最近の不調により出場機会が激減し、「相手のクオーターバックを潰すなら出してやる」という監督からの指示によるものだったと明らかに。
内田監督は引責辞任も、日大は「監督の指示はなかった」
内田監督は19日に引責辞任を表明。関西学院大学へ直接謝罪を行ったことを明らかにしたものの、危険なタックルを命じたか否かについては言及を避けました。
一方、日本大学広報は、“悪質タックルの指示について、「監督の指示はなかった」と公表。内田監督は常任理事(人事担当)であり、大学の実質No.2の人物。各メディアでは、神様のようなポジションに付いている内田正人監督を大学側が守ったのではないか、との見方も。
負傷した関学選手の父が会見
日大アメフト部・宮川選手に悪質タックルを食らわされた関学のクォーターバック(QB)の選手は、『大阪維新の会』奥野康俊大阪市議の息子。
ケガをした息子に変わって奥野康俊大阪市議は21日、大阪市内で記者会見を開き、警察に被害届を提出したことを明らかにしました。奥野市議の息子は、「右膝の軟骨損傷」「腰の打撲」全治3週間と診断。現在は練習に復帰できる状態まで回復したといいます。
「悪質タックル事件」について、今後は警視庁調布署が捜査するとみられています。
関学負傷選手の父・奥野康俊市議が、政務活動費をちょろまかし、メディアに不正を報じられていた過去が明らかになっています。
大阪維新の会・奥野康俊市議、政務活動費不正支出が明るみになり、息子の顔に泥を塗る
「監督は何も悪くありません」と言わされないか心配の声
これ、学生が「僕が悪かったんです。監督は何も悪くありません」なんてクソみたいな会見にならなきゃいいけど。大人でも不祥事を起こした社員が記者会見することなんてまずないんだけど。
アメフト反則行為 日大選手 あす記者会見へ | NHKニュース https://t.co/BvMLLizjqP
— Tom (@tomtom_tom3) 2018年5月21日
日大アメフト部の問題で、タックルをした選手が会見するらしいけど、本当の事を話すんだろうか。就職先とかを保証する代わりに、指示はなかったと言うように命令されてたりするんじゃないかと思ってしまうな…
— B-MAX (@BMAX_RRL) 2018年5月21日
「指示はなかった、自分が指示を勘違した」って言わされないか心配だな。
日大選手、22日会見=危険タックルの経緯説明へ-アメフット #niconews https://t.co/tpI1YmWJpF
— 相原 (@aihara2010) 2018年5月21日
22日に開かれる日大アメフト部、悪質タックルを実行した宮川泰介選手の記者会見。ネット上では、「自分が勝手にしたと言わされないか心配」「本当の事を話すのかな?金包ませて真相隠さないかな」「監督は何も悪くありませんみたいな会見にならなければいいけど」など、宮川選手が大人の事情に丸め込まれないか心配の声が多く寄せられています。
悪質タックル騒動で就職のハードルが確実に高くなってしまった宮川くん。「就職先を保証するから、監督の指示ではなかったと言ってくれ」とお願いされていたら…記者会見で本当のことを語るのか、注目が集まります。
日大アメフト部・宮川泰介選手が22日記者会見に出席、監督・コーチから反則行為の指示があったことを明らかにしました。
【速報】5月6日にあったアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦。日大の選手が悪質な反則タックルをし、関学大の選手を負傷させた問題。反則をした日大の選手が22日、会見をし、監督・コーチから反則行為の指示があったことを明らかにしました。 pic.twitter.com/gQYO8xqpLH
— BuzzFeed Japan News (@BFJNews) 2018年5月22日
「本意な汚いプレーを引き受けて人生めちゃくちゃになってしまったこの青年を想うとつらい」「宮川くんしっかりしてる。あなたの将来は明るい、頑張って」「やってしまったことは反省しないといけないけど、彼の潔さはもっと評価されていい」と会見を開いた宮川くんに対する応援メッセージがネット上では多数寄せられています。