呪術廻戦159話ネタバレ|弁護士・日車寛見と伏黒恵、死滅回游で対立の伏線か…

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)本誌159話では、新キャラの弁護士・日車寛見(ひぐるまひろみ)の弁護士時代の話。
死滅回游のストーリーが進んでいった際に、日車寛見と伏黒恵の対立が起こりえる伏線がびっしり敷かれた形に..。
⚠︎こちらでは呪術廻戦本誌159話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

呪術廻戦159話のネタバレ

呪術廻戦158話では、秤達に死滅回游の件を説明し、秤が協力する代わりに賭け試合のバックアップをする取引を持ちかける。
するとコガネという死滅回游の窓口が現れ死滅回游のルール追加を言い渡される。

ポイントを使い新たにルールを追加した鹿紫雲、そして同じく同得点を持つ日車という男が居ることを知る虎杖たち。

何とか日車の得点を使いルールを新たに虎杖たちが追加をし、術式を剥奪されないよう計画を練るのだった。

159話では、日車寛見の弁護士時代の話が始まる。

前回までのあらすじ

・コガネという窓口により総則9が追加された事を知らされる
・<総則9>泳者は、他泳者の情報、「名前」「得点」「ルール追加回数」「滞留結界」を参照できる
・追加したのは泳者の鹿紫雲一
・同じく泳者の日車寛見は得点があるにも関わらずルール追加をしない
・それを利用してネックの総則8を逆手に取る作戦を練る

第159話本誌ネタバレ

日車の過去、ある事件について

日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。
ある男が日車の前で話をし始める。

2016年3月、岩手県盛岡市で女児と母親の刺殺体が見つかった事件。
盛岡地検は近くに住む大江圭太を強盗殺人の容疑で起訴した。

大江は巡回中の警官から職務質問中に逃走。
自宅に駆け込んだ際に追いかけてきた警官が血のついた刃物を発見。

DNA鑑定にて刃物の血痕と被害者のDNAが一致。
大江は容疑を否定。刃物に関しても拾ったと供述していたのだった。

日車寛見の事務所にて

日車の事務所にて、同業の女とその件について話をしていた。

後ろめたかったから大江は職務質問から逃走したんじゃないかと言う女に対し
日車は、過去に知人の薬物使用が原因で不当な聴取を受けそれがトラウマになっていると話す。

だとしても刃物をなぜ拾ったのか。
それは警察に後で届けるつもりだったと大江は供述していたんだという。

無理がある話だが、大江は住み込みで働いているNPO法人の事を考慮すると
ありえない話ではないと日車は話す。

大江は行き場のない高齢者に対するシェルター運営、自立支援を行う
NPO法人で仕事をしていた。

だが大江には給料は払われておらず、お小遣いと称してお年玉や弁当、食材といった現物支給のみだったのだ。

にも関わらず月5万円を家賃として徴収されていたと日車は女に話す。
入居者には前科のある者が少なくはないらしい。

刃物の提出が遅れた理由

大江はパトカーや救急車を呼んではいけない決まりだったと話す。
近所の人に迷惑がかかるから、と。

この事からNPO法人自体が黒に近いグレーではないかと日車は考えていた。

そもそも東北は震災復興資金が流れ込んでから運営実態の怪しい法人が増えている。
つまり凶器が落ちていてもありえなく無いのだと。

大江が白の可能性は十二分にあるのではと日車は考えていたのだった。

日車は、団体の活動実績と税務申告、全入居者の素性を洗い流すとし
同業の女、清水にその任務を任せたのだった。

日車について話す清水達

場面は変わり、日車について清水は高木という女と喫茶店で話していた。
清水は日車はいつもあのような感じなのか高木に問いかける。

高木は昔より酷くなってると話す。
高木と日車が仕事していた頃、飲酒運転の担当をしていた日車。

被告人は19歳。
飲酒も運転も職場の人に強要されたものだった。
しかし関係者に口裏合わされ示談金も用意出来ず執行猶予も取れなかった過去があると話すのだった。

日車は、その被告人と話をしていた。
被告人は無罪になると信じていたようだが、日車は何とか執行猶予がつくようにすると
発言しただけであったのに嘘つきだと言われたのだ。

もう無理筋の刑事弁護はやめなよと口にする高木。
依頼人に逆恨みされてまですることでは無いと言う。

日車は経済的、精神的に追い詰められているから当たるのは無理ないと言う。

しかし、高木は「君の精神はどうなるのさ」と声をかけるのだった。

大江が無罪となる

場面は戻り、弁護を続ける日車と清水。
大江の裁判の当日、大江は無罪判定を受けたが世間からの批判は物凄いものであった。

真相は、盗まれた物が大江の部屋から見つからなかったこと。
NPO法人内に犯行直後から行方不明になった者がいる事。
遺体から想定した犯行時刻にコンビニの防犯カメラに大江が映っていた事が
無罪になる証拠となったのだ。

大江は日車に泣きながら感謝を述べる。
「俺を信じてくれてありがとう」と。
まだ控訴審がある為気は抜けない所だが大江は日車が信じてくれた事が嬉しかったのだ。

しかし控訴審での判決は


大江は控訴審の判決で有罪、無期懲役となってしまった。
日車のように限られた予算と人数で動かなければならない弁護側と検察は税金とマンパワーと投入し証拠を上げるのだ。

しかし実際二審では検察側から「新規の証拠は提出されていない」

行方不明者の犯行と疑う理由はないという無茶な事実認定が下され
判決が覆ってしまったのだ。

最高裁は狭き門で上告はほぼ門前払い。
まともに審理されるのも難しい。

日車は「この裁判は初めから有罪ありきのもの」だと実感してしまったのだ。

日車の精神は……


判決を下された大江は、裏切られたとでもいうような形相で日車を見ていた。

過去に高木に日車の精神はどうなるのか聞かれたが
日車は弱者救済は掲げてないという。

昔からおかしいと感じたことを放っておけない性分。
正義の女神は法の下の平等のために目を塞ぎ
人々は保身のために目を瞑る。

そんな中に縋りついてきた手を振り払わないように
「私だけは目を開けていたい」のだと日車は話すのだった。

怒りに満ちた日車


二審の判決が下され、日車は「やり直しだ」と槌を打ち怒りを顕にする。

そして日車の後ろにいたのは黒い式神のようなもの。

その目は縫われ閉じていたのだった。

呪術廻戦159話の考察・感想

呪術廻戦159話感想

今回は日車の過去についての話でした。
弁護をする苦労、そして法の下の平等により無茶な事実認定が下された
かなしい出来事が描かれていましたね。

日車の後ろにいる式神のようなものについても今後気になるところです。

呪術廻戦159話考察

大江の判決について考察

大江の判決はかなり矛盾したものでした。
日車達弁護側は信用し、調査をし、証拠を掲げ望んだ弁護で1度無罪判決になりましたが
二審では有罪、無期懲役判定を受けましたね。

これは、一審による世間からの批判を元に検察側が
世の中が納得いくようにした結果だと思われます。

そして理屈の通らない理由ですが、やはり検察側の権力を使いまくった結果だと思われます。

二審判決を受けた大江の表情について考察

裏切られたというような表情をしていた大江。
これは高木と話していた19歳の被告人に逆恨みされた時と同じようなものを感じました。

大江も、当時の被告人も日車の事を信用し安心していたはずです。

精神的にもかなり楽になったはずだったでしょうに、
結果として有罪となってしまった為に裏切られた気持ちが大江の表情に現れてしまったのでしょう。

19歳の被告人について考察


この被告人は、恐らく少年院に居た岡崎正だと思われます。
というのも見た目がそのままなのと、飲酒運転の話から
あの時伏黒が突き放した人物で間違いないですね。

伏黒と日車について考察

岡崎の件から、不平等に人を助けると言っていた伏黒と
出来るだけ全人類を救いたいと行動し続けていた日車の考えの違いが見えます。

というのも伏黒は過去に「悪人は法の下で初めて裁かれる」と考えており、伏黒は善人を助けたいと願っております。

しかし一方の日車は、悪人であっても全人類出来る限り助けたいと願っていた事から、死滅回游で出くわした時に恐らく考えの違いで対立すると思われます。

恐らく岡崎の話も出てくる可能性がある為
伏黒達について得点を利用し、ルール追加を行うのはかなり難しくなりそうです。

日車のもっている槌について考察

本来裁判で利用する槌ですが、シンプルな作りをしています。
しかし日車の槌は「十字架」が掘られています。

十字架はイエス・キリストが磔刑に処されたときの刑具と伝えられ、主要なキリスト教教派が、最も重要な宗教的象徴です。

旧約聖書では、磔刑に処されたものは「呪われる」とあり、またローマでは十字架への磔刑は「国家反逆罪」への罰であります。

この事から、日車は権力を使い不正な判決をした事について検察側を呪おうとしていると考えられます。

また検察側が死ぬ事により、弱者救済と考えているのでは無いのでしょうか。

日車の式神のようなものについて考察

日車は自分だけは目を開けていたいと話していますが
式神のようなものは目が閉じられていました。

この事から、事実から目を背けることはないが、式神は日車がおかしいと判断した
磔刑については「目を瞑る」という意味合いが込められている可能性があります。

そもそも磔刑は不名誉な罪に対する罰の為にあるもので
裏切りものに対して行われています。

その為磔刑という行為は死であれ正しいものと見なされるはずですので
その死に対しては目を背けている、と予測できます。

160話以降の展開予想

虎杖たちはおそらく結界内に入りますので、鹿紫雲か日車と対立することになると思います。
考察したように日車と伏黒の考えは合わないとされますので
結果的に得点を利用するまでに少し時間がかかりそうです。

また乙骨は1人で宮城の結界にいますのでその話も進んでいくのではないのでしょうか。

今後がさらに楽しみですね。

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