この機会にiPhoneに乗り換える方、最新機種に変更される方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
防水機能&FeliCa対応と日本ユーザーにとって魅力的な機能が満載のiPhone7ですが、iPhone初心者の方だけでなく、以前からのiPhoneユーザーが購入時に悩むのがストレージ容量。今回のiPhone7から新たなストレージ容量が3つ用意されています。それぞれに金額が異なるため、どれを選んでいいのかよく分かりませんよね。
正直、とりあえず真ん中の容量を選んどけばいいか!と特に考えずに決めてしまう方も多いもの。そんなあなたのために、失敗しない容量選びのコツをお教えします。
iPhone7は32ギガ、128ギガ、256ギガの3種類
今回のiPhone7/7Plusは32ギガ、128ギガ、256ギガの3種類が用意されています。
「あまりにも少なすぎる」と不評だった16ギガが消滅し、iPhone5シリーズまでで一番人気だった32ギガが復活。128ギガは据え置きで、新たに256ギガという非常に大容量の機種が新たに追加されています。
(※iPhone7/7Plus・ジェットブラックについては32ギガは用意されていません)
32ギガはiPhone初心者には、なんとなく容量を選ぶときにはちょうどいいサイズだったので嬉しい変更ですね。
ただ、一番少ない容量が32ギガになった訳ですが、256ギガと比べると容量差は約8倍!
iPhoneは購入後、SDカード使うなどして容量が追加できません。
だからこそ、持ち歩きたい音楽や写真の数、動画などの使い方をしっかり考えてから容量を選択肢ないといけません。
写真の枚数を参考に、iPhoneのデータサイズを選ぶ
iPhoneで撮影した動画 1分約120メガ 10分で約1.2ギガ
iTunesで取り込んだ音楽 1曲5メガ 1000曲で約5ギガ
iTunesで購入した映画 2時間あたりHD映画で約4ギガくらい
ゲームアプリ1つあたり 1ギガ〜2ギガくらい
iPhoneで保存できるデータサイズの目安は上記の通りです。
用途によって使用する容量が大きく変わることがわかりますね。
写真なら枚数が多くなってもそんなに容量を大きく占めません。一方、動画になると急に容量を大きく占めることになります。
動画撮ったらiPhoneに入れっぱなしを前提とするべし
最近のiPhoneは動画の性能がかなりアップしています。もはや、専用のビデオカメラ並み。
そうなると、今ではビデオカメラで撮っていたような映像を、今後はiPhoneで撮影することがより多くなるかもしれません。
そして、撮った動画はどこか別の場所に保存しておく、なんて面倒臭くてすることってよっぽど動画編集など好きな人以外しないですよね?
基本的に、撮った動画はiPhoneに保存したまんま、持ち歩くことが多くなると考えた方がいいでしょう。
「iPhone 6s」シリーズよりカメラ性能が大幅にアップし、「Live Photos」という新機能や、4K動画が撮影可能となりました。先述している写真、動画のデータサイズはより大きくなっていますのでご注意ください。
iPhone7/7Plus容量選びで注意したいポイント
iPhoneの容量は32ギガや128ギガ、256ギガとありますが、そのすべてが使えるわけではありません。これは、今まで他のスマホを使っていた方でも同じではありますが。
iPhone7を使うにはiOSをインストールしておく容量が必要なので、約10%ほどは初めから勝手に占領されています(笑)
32ギガは思っているより容量が少ない
32ギガで言えば、iPhone7を買ってから、いざ使おう!と思っても初めから30ギガ弱くらいしか使えないのです。
あれ!?32ギガのiPhone買ったのに、もう30ギガも残ってないよ!と言ってもそういうものなので注意が必要です。
あなたにピッタリの容量はどれでしょう?
それでは、iPhoneのデータ容量の選び方が分かったところで、どのiPhone7/7Plusがぴったりなのか考えましょう。
32ギガ
このサイズは、写真はたまに撮る、アプリはLINEやTwitterなどのSNSを2〜3つ、Yahoo!などのニュースアプリくらい、音楽はほとんど聞かないという「それ、ガラケーでもできることとあまり変わらないじゃん」という方向けのサイズです。
写真を1000枚、音楽を2000曲、ゲームアプリを4〜6個インストールしたら容量は一杯になります。なので、基本的に電話とメールかLINEができて、写真もたまに撮れたらいい、という方にオススメ。
iPhone7より前のシリーズでは、初心者の方は16ギガという極小サイズを購入して使い始めてみたら、意外にカメラを使うことが多くてすぐに容量がいっぱいに・・・なんて話を聞くことがありました。
しかし、今回から追加された32ギガならそんな心配はほとんどありません。
128ギガ
スマホを2〜3年以上使用しているユーザーであれば、iPhone7/7Plusでは一番おすすめの容量です。写真も音楽もほとんど気にすることなく楽しむことができます。
カメラで動画も気にすることなくたくさん撮っていても、容量が一杯になることはほとんどありません。
先ほど紹介したとおり、今までカメラ機能をまったく使わなかったような人が、急にカメラにハマりだしても容量を気にせずたくさん使えます。
著者はiPhone6Sの64ギガを使っていますが、iPhoneで撮影した写真が2800枚、iPhoneで撮影した動画が300件、アプリを60個くらいダウンロードして使ってます。
現状、容量は一杯となっており、iPhone7にて機種変更するのですが、迷うことなく128ギガを選択します。
ちなみに、iPhone仕様歴は約4年になります。
価格は32ギガより11,000円割高(※AppleStore参照)ですが、長年使用しているユーザーなら容量を気にせずiPhone7/7Plusを楽しむなら、最もジャストな容量ではないでしょうか?
256ギガ
この容量を選ぶ人は、こんな使い方をする人向きです。
それは、iTunesなどでダウンロードをした映画やドラマをたくさん保存し、外出先で楽しみたい方。また、音楽を数万曲単位でダウンロードしておきたい方。
例えば、iTunesの2時間映画は約4ギガなので、20本くらいダウンロードすると、80ギガも容量を占めることになります。128ギガのiPhone7/7Plusでは、それだけ映像を保存してしまうと、さすがに容量が気になってしまいますよね。
また、5.5インチ画面搭載のiPhone7Plusの購入を考えている方は、家でも外でもiPhoneの画面で映画やドラマを楽しむことも増えるでしょう。最近は、ネットフリックスやHuluなど、動画配信サービスも人気ですしね。
容量選びまとめ
128ギガ iPhoneで撮影した写真、動画をたくさん持ち歩きたい。音楽やアプリを容量を気にせずたくさんダウンロードして楽しみたいという方向き。
256ギガ 128ギガの使い方にプラスして、iTunesなどから映画やドラマをダウンロードして、外出先で楽しみたい方向き。
ここまで解説してきた結論としては、iPhone初心者の方は32ギガ、2〜3年使用していて容量で迷っているなら128ギガにしましょう!ということです。
元々Androidユーザーで、多くのデータをiPhoneにごっそり移行させることを考えている方も、128ギガを選択する方が無難です。Androidと違って、iPhoneはSDカードを使えませんからね。
256ギガを選択する方は、相当iPhone歴が長くて写真や動画が貯まりまくっている方か、ガジェットに詳しい玄人向きです。