さらに、木村先生がまさかのアイドルオタクをカミングアウト。年末年始の過ごし方に「テレビは見るな!」と語る意図とは。
二月の勝者116話のネタバレ
今日発売の週刊ビッグコミックスピリッツ、「二月の勝者」載ってます!くろっきーの1月受験指南&大晦日の桜花生の回です、よろしくお願いします! pic.twitter.com/8CMyOJzd8c
— 高瀬志帆@「二月の勝者」13集10月発売予定 (@hoshi1221) August 29, 2021
前回までのあらすじ
・今川理衣沙が過去問によって自信を取り戻す
・Aクラスは生徒のタイプ別に受験校を変更する
・絶対合格、Ωクラスの戦略とは
第117話『十二月の悔根』
Ωクラスのデスロードの意味とは
1月受験はΩクラス、つまり最上位クラスには落とし穴になることがある。
なぜか。
それは、最上位クラスの生徒にとって1月の受験は「タイトルホルダー」になるからだと黒木は言う。
東京及び神奈川県は2月が本番であるが、首都圏では埼玉、千葉が1月受験となる。
そのため、最上位クラスの生徒が他県で受験するとなると、どうしても、その都道府県のトップ校を受験することになる。
いわば、各都道府県を制覇していく感覚となり、それがタイトルホルダーの感覚となる。
それがエスカレートすると、「灘中合格」というタイトルを欲しいがために、東京から神戸に遠征にいく家庭もあるほど。
黒木が在籍していたフェニックスには例年「灘遠征ツアー」が開催されていたほどである。
それほどに、最上位クラスの生徒にとって、1月の結果は特別なものである。
2月の本番にその結果が吉と出るか、凶と出るか、黒木でもどちらに転ぶか予想がつかないという。
黒木先生、ガキ使を警戒
時は12月31日大晦日の桜花ゼミナールの昼食タイム。
教室では、「今夜のテレビ何を観るか」について話題が尽きない様子だった。
その様子を、コッソリと確認する佐倉。
やはり、小学生6年生。今夜ばかりはちょっと一息をつきたい…という感覚になるもの無理はない。
佐倉は講師たちがあつまる職務室に戻り、教室の様子がテレビの話題で持ち切りだったことを報告するなり、「アウトー!!」と黒木は絶叫する。
まさかの「ガキ使」にかけてしまう黒木。
黒木は生徒たちを緊急招集するように通達を出し、Ωクラス、Aクラス、Rクラスの生徒を一同に集め、「年末年始の過ごし方」というお題で話を切り出した。
年末特番は死んでも見るな!
「年末年始の過ごし方」について生徒たちに説明をする黒木。
「今夜や視聴を禁止します」と年末特番の視聴をするなというものだった。
大反発をする生徒たち。
中にはジャニーズカウントダウンを見ないと、「勉強頑張れない」「無理」とゴネる大友真千音。
その反発に対して、黒木に抜擢されたのは木村先生だった。
木村先生、一生の後悔とは
木村先生は黒木に指名されるなり、早々にあることをカミングアウトする。
それは自身が「アイドルオタク」だったということ。
木村先生は自身の働いたお金を全額“推し”に投入するなどの根っからのオタクだった。
しかし、アイドルオタクをカミングアウトした理由は、数年前の年末に事件のことを知って欲しいからだった。
同じくアイドルが好きなΩクラスで成績優秀な生徒から、「木村先生!カウントダウンライブ見るよね!?」と聞かれたという。
木村先生は年末にテレビを薦めるのはだめだと思ってはいたものの、「推しが同じだったこと」「観たい気持ちが心からわかること」「その生徒が安定して優秀な成績を収めていたこと」から、「彼なら大丈夫」と思い、「2時間だけなら」とOKをした。
その後、年が明けて正月から早々に塾では正月特訓が始まったが、その彼の様子が浮かれない。
何か彼のところだけぼんやりとした空気が渦巻いており、周りのとは一線を画し、「腑抜けた」様子が抜けきれなかったという。
大晦日まで、合格に拘って必死に努力していた生徒の顔つきが、その年末特番をきっかけに、表情が一変。
結局、彼が2月の本番まで本来の彼の姿に戻ることなく、結果は…言うまでもない。
そのことがあってから、木村先生はあのとき「見てもいいよ」と言ったことを一生後悔しているという。
木村先生はその後悔を一生背負っていく、という覚悟のもとに。
時は大晦日。
次回からついに1月に入る…。
2月の勝者117話の考察・感想
117話以降(1月突入)の予想
2021年10月から、ドラマがスタートする二月の勝者ですが、
次回の本誌連載は9/27となり、118話まで1ヶ月ほど期間が空くことになります。
ドラマの進行にあわせてとのことになるのかもしれませんが、いよいよ次回は本番1ヶ月前に入り、クライマックス直前。
おそらく、1月の前受受験に話が進むかと思われますが、一体どのような展開が用意されているのか楽しみですね。