呪術廻戦113話でパパ黒こと禪院甚爾(ぜんいんとうじ)息子愛が溢れ出す【渋谷事変ネタバレ】

禪院とうじ良かったな
呪術廻戦113話にて伏黒恵vs“パパ黒”こと、禪院甚爾(ぜんいんとうじ)の戦いがスタート。自分の父親であることを知らない伏黒でしたが、決着は驚くべき展開で幕が閉じます…
⚠︎こちらでは呪術廻戦本誌113話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

呪術廻戦113話のネタバレ

呪術廻戦本誌112話では、漏瑚が虎杖に宿儺の指を10本取り込ませ、宿儺が復活する。
あまりの邪気に息をしていいのか分からないほどの恐怖を放っていた。
菜々子美々子は指を1本食わせた見返りとして、偽夏油の討伐を依頼するが指1本分では無理だと一瞬で殺されてしまう。

一方の漏瑚は宿儺に縛りを設け、虎杖に変わらないように指示するが宿儺には考えがあった。
そして、「漏瑚が1回でも宿儺に攻撃をすることが出来たら呪霊の下につく」と話すのだった。

113話では、伏黒と甚爾の1対1の戦いが始まる。

その頃、家入と学長は反転術式で仲間の治療をしていた。
猪野や伊地知はギリギリの所で生還していた。

一方、伏黒は父子の関係を知らぬまま甚爾と戦い続ける。
そして甚爾が息子の存在を思い出すのだった。

前回までのあらすじ

● 宿儺は、漏瑚が10本指を虎杖に取り入れた事により復活
● 美々子菜々子は、偽夏油を殺してくれと懇願するが宿儺に殺されてしまう
● 宿儺は虎杖との縛りを設けるつもりはない
● 漏瑚は宿儺との戦いに挑む

第113話『渋谷事変31』

ついに父と子の戦いが始まる

甚爾により渋谷駅外に放り出された伏黒。

 

狗巻のお陰で一般人も改造人間も周りには居ない事に安心し

目の前の甚爾に勝つイメージを想像していた

 

伏黒はまず脱兎を発動。その時宿儺の指の気配を感じ取る。

渋谷が大変になってる事だけは把握していた。

 

脱兎により周りを囲まれた甚爾だったが、いとも簡単に脱兎から抜け出す。

甚爾は勘で伏黒の場所を当て、突っ込んで脱兎から脱出したのだった。

 

伏黒は陀艮戦により領域展開出来るほどの呪力は残されていなかった

脱兎のような錯乱カードはもう無いため、長引く程不利であり、短期決戦に持ち込もうとする。

 

かなり危機を感じていたが、唯一のアドバンテージを思い出しそれに掛けるつもりだった。

 

 

家入により生還する2人

 

22:51 首都高速3号渋谷線 渋谷料金所。

1つのテントが張られ呪骸で周りを囲み守られていた。

 

そこには家入硝子、夜蛾正道が待機していた。

 

護衛してる呪骸も居る為1人でも大丈夫と話す家入だったが

夜蛾は家入の能力が五条にも出来ない他人を治す反転術式持ちの為

敵が真っ先に家入を殺しに来る事を想定し護衛していたのだ。

 

猪野も伊地知も、家入がいなければ死んでいたと話す夜蛾。

 

家入曰く、夜蛾の判断は的確であり、七海に電話番をさせずフリーに動かしたのも夜蛾の指示であった。

 

そんな家入はタバコを吸い始め、夜蛾に辞めたんじゃなかったのか?と聞かれると

少し学生時代を思い出してと家入は話すのだった。

 

 

伏黒の想定してる唯一のアドバンテージとは

 

一方、伏黒と甚爾の戦いでは伏黒は脱兎を使って甚爾から逃走を続けている。

徐々に甚爾に追い詰められていくが伏黒は実は作戦を立て逃走していたのだ。

 

伏黒が考えていた唯一のアドバンテージとは、家入が渋谷に来ている事であった。

 

自らの式神をこれからの渋谷に向け手数を減らす訳にはいかない。

その為自分が無理をする事。そして家入が治せて即復帰出来る範囲でこの場を収める

それが伏黒の作戦であった。

 

逃走を続けコースを絞った伏黒。

 

甚爾は呪力なしで宿儺並みの超スピードを持っている。

恐らく真希の完成系であると考えていた為

攻撃を目で追うことは不可能であり、タイミングを掴むしかない。

一直線の道のため、タイミングを外せばいつ死んでもおかしくない。

 

攻撃を仕掛けてきた甚爾だったが突如身体が下に沈む。

伏黒の影による落とし穴のようなもののせいであった。

 

研いだ游雲で伏黒は刺されてしまうが、影の落とし穴により

刺されては行けない所を回避したのだ。

 

 

反撃を仕掛ける伏黒

 

伏黒は甚爾のタイミングをずらした事により呪具で反撃を開始する。

しかし甚爾の身体能力が凄まじく呪具の攻撃を回避されてしまう。

 

向かい合った2人。危機に迫られた伏黒はやるしかないのかと何かを考えていた。

 

その時甚爾の脳内に昔の記憶が流れ出す

 

 

伏黒と甚爾の過去

 

生前の甚爾は駅構内にて、生まれたばかりの伏黒について直毘人と話していた。

 

甚爾曰く伏黒は完全に術式を持っている側の人間。

5~6歳で術式の有無がハッキリしたら金次第では直毘人に譲ると話す。

 

甚爾は相伝の術式なら8、それ以外でも7は貰うと言うが

直毘人は相伝なら10渡すと交渉するのだった。

 

交渉を終えた甚爾。

ふと「恵をお願いね」という伏黒の母、つまり甚爾の妻の言葉を思い出していた。

 

伏黒が術式を持つと知った甚爾は、今より幾分マシな生活を送れるだろうと考えていたのだ。

 

どうでもいい、どうでもいいんだ。と自分に言い聞かせながら甚爾は禪院家に伏黒を譲り渡す決意をしたのだった。

 

 

実の息子だと知る甚爾

 

過去を思い出した甚爾は、突如伏黒に名前を聞く

伏黒は自分が伏黒であると名乗ると

甚爾は「禪院じゃねえのか」と自分の息子が禪院家に受け渡されなかった事を察する。

 

そして「良かったな」と笑顔で口にしながら自ら游雲を頭部に突き刺し自害してしまうのだった。

 

魂さえ上書きする天与呪縛の肉体。

そして暴走した術式さえ、実の息子の前では自我を保つことができたのだった

 

114話に続きます。

 

呪術廻戦113話感想・考察

 

113話感想

 

ついに始まった父と子の戦いでしたが、1話で完結させるにはあまりにも情報が多い印象でした。

暴走していたはずの甚爾が自我を取り戻し自害した事についても深く考察したくなりますね。

 

また家入により伊地知も猪野も無事が発覚して安心しました。

 

 

家入の反転術式について考察


家入の術式は反転術式ですが、五条とは違い他人をも治せる反転術式持ちであると発覚しています。

 

五条は自身の事は治せますが、他人までは反転術式で治せない為

高専側としても家入の存在はとても貴重であると考えられます。

 

また高専関係者で反転術式を使えるのが、五条、家入、そして乙骨です。

乙骨も百鬼夜行の際、負傷した狗巻、パンダ、真希を反転術式で治していましたが

里香の呪力によるものだと思われますので、自身の呪力で他人を治せる反転術式を持つ者は

家入ただ1人なのでは無いのでしょうか。

 

一応宿儺も反転術式は使えますが、確実に高専側では無い為家入が貴重なのがよく分かりますね。

 

万が一家入が狙われ殺されてしまえば高専側は今後の渋谷で負傷した際に

治せる人が居なくなってしまう為、夜蛾もそこを危惧していたのでしょう。

 

 

伏黒恵が売られる過去について考察

 

過去の回想では、伏黒が4~5歳辺りで禪院家に売られる話がありました。

 

金額を7.8と大まかに話していた甚爾ですが、恐らく7~800万程度で売るつもりだったのだと思われます。

 

しかし直毘人は相伝なら10と話していた事から、相伝術式の際は1000万程度と考えていたのだと思われます。

 

そもそも術式や呪力持ちが格上とされてしまう禪院家ですので、

伏黒が相伝術式持ちであれば確実に手に入れたかったと分かります。

 

十種影法術と禪院家について考察

 

伏黒恵の十種影法術は禪院家の相伝術式です。

しかし現在、伏黒以外に十種影法術を使える術師は現れて居ません。

 

現当主である直毘人は投射呪法ですが、過去に五条家との御前試合で戦った当主は

六眼持ちの無下限呪術と十種影法術使いでした。

結局どちらの当主も術式の打ち合いにより死ぬという結果になりましたが、

因縁の五条家、つまり五条悟と同等に戦えるの十種影法術だけだと考えられます。

 

この事から、禪院家は相伝術式なら多額のお金を出してでも欲しがっていたのだろうと考察できます。

禪院甚爾の心境について考察

回想で伏黒の母からの言葉を思い出していた甚爾でしたが

恐らく伏黒の母は既に亡くなっていると予想出来ます。

そしてどうでもいいと自分に言い聞かせていました。

 

これは恐らく呪力ゼロにより禪院家から疎まれていた甚爾と一緒に居るよりも

術式があればなんとか禪院家でも幸せに育つ事ができるという事を考えて

実の息子を売ると決意したのだと思われます。

 

そして全てを思い出した甚爾は、伏黒の名前を聞いて「良かったな」と口にしていました。

 

これはやはり禪院家に売られなくて良かったなという意味だったのだと思われます。

甚爾は恐らくこの時五条がなんとかした事も察したのでしょう。

 

甚爾もいい父親にはなれなかったかもしれませんが、息子の事を大切に考えていたのだと思われます。

 

そして伏黒が売られなかった事実を確認してから自害していましたが

息子が何とかやっている事に安心した事、そして自我があるうちに

伏黒を傷つけないように父親として息子を守ったのかもしれません。

 

 

今後の展開予想

 

甚爾との戦いも終わりましたので、恐らく宿儺と漏瑚の戦いが幕を開けるかと思われます。

 

そして渋谷の人間にかなり危機が迫る事も予想出来ますので

現在一般人を避難させてる狗巻、そして伏黒達もどうなるのか怖い所です。

 

宿儺の力はまだまだ未知なので地獄の展開が待ち受けていそうですね。

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