【画像あり】拓殖大レスリング部・谷口慧志選手(学生王者)がトレセン合宿で大けが!週刊文春が協会の隠蔽事故と報道

味の素ナショナルトレーニングセンターの強化合宿で、拓殖大3年のレスリング学生王者が胸から下が不随になる大けがを負ったと産経新聞が掲載。その詳細について、22日発売の週刊文春では、拓殖大レスリング部の谷口慧志(たにぐちけいじ)選手と実名を掲載した上で、事故の隠蔽疑惑とレスリング協会を非難しています。
こちらでは、谷口慧志選手の顔写真や過去の戦歴、トレセンにおける補償制度の実態についてまとめています。

拓殖大レスリング選手の事故、文春が実名報じる

日本レスリング協会が今年9月、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で行った強化合宿で、拓殖大3年の男子選手(21)が頸椎(けいつい)損傷の大けがを負っていたことが21日、複数の関係者への取材で分かった。

産経新聞

レスリング・グレコローマンスタイル85キロ級の全日本学生王者(拓殖大3年)が、頚椎損傷で胸から下が不随状態になっていると産経新聞が報じています。

一方、22日発売の週刊文春では詳細が掲載されており、事故を負った拓殖大3年の学生について実名で報じられています。


レスリング“トレセン”合宿で大けがの学生王者・谷口慧志選手とは

拓殖大学レスリング部・谷口慧志選手の顔写真

谷口慧志の顔画像 / 拓殖大学レスリング部HPより

谷口 慧志(たにぐち けいじ)
生年月日:1996年11月15日
出身:京都府
身長:166cm
学歴 京都八幡高卒業、拓殖大学3年生

■主な戦歴
2017年全日本学生選手権 GR/85kg級優勝
2016年東日本学生秋季新人選手権 GR/98kg級優勝
2016年東日本学生春季新人選手権 GR/85kg級優勝
2014年国民体育大会(国体) GR/84kg級 3位

ナショナルトレーニングセンターで頸椎損傷の大けがを負ったのは、谷口慧志(たにぐちけいじ)選手。拓殖大学3年生。

高校3年生の時に国体(グレコローマン84kg級)で3位。拓殖大学進学後、2年連続で全日本大会で優勝を果たした実力者。東京オリンピックでの活躍が期待される学生選手だった。

週刊文春が『レスリング吉田沙保里の恩師がひた隠す東京五輪新星の重大事故』と詳報

栄和人強化本部長をはじめとした協会幹部はマスコミに事故を公表していない。栄氏は周囲に対し「面倒なことになったから強化本部長を辞めたい」と漏らしているという。

週刊文春11月30日号

週刊文春では、事故にあった学生(谷口慧志選手)を実名ありで掲載。谷口選手は現在、車椅子に乗ることを目標にリハビリに励んでいる最中と報道。

gold-medal.jp

「日本レスリング協会の栄和人強化本部長をはじめ幹部らは事故の詳細を一切公表せず、隠蔽しようとしています」(協会関係者)

週刊文春11月30日号

一方週刊文春は、吉田沙保里選手の恩師として有名な名伯楽・栄和人氏が事故の事実を隠蔽しようとしていると疑惑を掲載。

栄和人氏は「責任のなすりつけ合いなんてしていないよ。」と疑惑を否定していますが、一方的に文春砲が炸裂した感の否めなさに「双方のプライバシーもあるし精神的なダメージもあるから、なんでも公表すればいいってもんじゃない」「トレセンで怪我したからって公表する義務でもあんの?」などネット上では疑問の声が寄せられています。


トレセンでの大怪我に、選手が泣き寝入りする現状

(ナショナルトレーニングセンターは)国が設置した施設だが、事故の補償制度を国は設けていない。任意加入の保険はあるものの、死亡時や後遺障害への補償が手厚いとは言い難い。

産経新聞

ナショナルトレーニングセンターでトレーニング中に起こった事故に関する補償制度を国が設けておらず、また、学生の部活動は「課外活動」とみなされるため、責任の所在が明らかになっていないという谷口選手のケース。

「スポーツ中の事故はほとんど泣き寝入りなのが現状」「自己責任で済まされたらほんと可哀想」「オリンピックに向けてきちんと保障制度を整備するべき」などとネット上での意見。

レスリングは、リスクが高い格闘技では保険料も高くなるため、「競技団体がカバーするには限界もある」と関係者は語っている通り、保険が効かない大怪我を負った谷口選手への自己負担額は莫大なもの。

国を背負った全力勝負で傷を負った学生が、泣き寝入りする現状を放置してままで本当にいいのでしょうか。

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