一方、桜花ゼミナールの生徒たちは埼玉入試本番。充実した表情で受験会場に向かう者もいれば、緊張でガチガチな状態でいかにも失敗しそうな生徒も…
2月の勝者123話のネタバレ
前回までのあらすじ
・島津母から感謝の電話に黒木が感情的に…
・順が自身で選んだ全寮制特別枠
・次は「埼玉入試」が解禁
第123話『一月の勝利』
順の大金星、自宅で待つ母
「ただいまー!!!」
島津家にハツラツとした声が響き渡る。
「あれっ!?」
順が家の中の異変に気づいた・・・。
彼の目の前には、普段の時間は薬局で仕事をしている母親がいるからだ。
「ママ?今日仕事じゃなかったっけ?」
順が素朴な疑問を投げかける。
「順…」
母が涙目になりながら、息子に言葉をかけた。
「海王中の特別給付生…合格だよ。おめでとう…」
順は言葉を一瞬失った。
これまで努力してきた結果がようやく実を結んだことに歓喜余る。
しかし、すぐさま表情を整え、こう言った。
「ははは、やっぱりね!」
「てか、チョー余裕!」
順は自分の感情を押し殺し、母に強がってみせた。
「学費から、寮費まで無料ってのは、かなりおいしいよねー!」
順は本望でないながらも、合理的なメリットを強調し、強がった理由を説明するように独り言をつぶやいている。
それに対して、母は…
「順、本気で行きたいって思ったのなら、場所とか気にせず、進路考えてくれていいからね?」
母は順が親元から離れることに対して、躊躇していると感じたのだ。
超絶イケメンな息子、島津順!!
一方、順は考え込む。
そして、このように母に諭した。
「おめでとうって、言葉を泣きそうな顔で言うなよ」
息子の予期せぬ言葉に動揺する母。
順は親元を巣立っていく母親の寂しさが表情に表れていることを悟っていた。
そして、このように言ってみせた。
「そんな顔させているのが俺のせいだとしたら…」
「みてろよ、俺は…」
「俺の二月の合格で、心からの笑顔にさせるから!!」
イケメン順くん pic.twitter.com/8QU35nWsf5
— ユルペディア (@youloopedia_com) November 30, 2021
超絶イケメンな言葉を言い放った順。
「!?!?!??」
息子のイケメン発言に動揺を隠せない母。
「じゃ、俺塾行ってくるから!!」
そう言い放って走って、塾に向かう順。
「ププッ…」
そのように笑って、我に帰る母。
というのも、母は我が息子がそのような結果で満足するような男ではないと悟ったのだ。
「やだなー私ったらもう…」
母は自分の考えが誤っていたことを悟る。
そして、このように呟いた。
「順は、最初から2月の勝利を目指す子だったわ!」
埼玉入試初日、受験する生徒は?
場所は変わって桜花ゼミナール
講師陣はミーティングを開いてた。
1月10日に迎える埼玉入試に向けた会合である。
黒木が生徒と受験校の認識合わせを行う。
桜花ゼミナールからは、埼玉入試にチャレンジするのは以下の生徒である。
Ωクラス:毛利光、村上一真、藤原昴、上杉海斗
Aクラス:田中利休
・開墾中
Ωクラス:黒木翼
Aクラス:加藤匠、伊達智弘
・埼玉快晴中
Aクラス:三浦佑星、三好伸
④埼玉入試、いざ出陣!
~1月10日早朝~
佐倉と桂先生は生徒たちの応援に向かう。
埼玉入試初日に受験する生徒数は延べ2万人というビックイベント。
全国で最も多いと言われる「埼玉西中学」受験者数に圧倒されながらも、
生徒たちを全力で受験会場に送り出す佐倉と桂。
講師陣の応援に充実した顔で握手する、毛利光、加藤匠。
一方、ガチガチに緊張している伊達智弘。
それぞれ生徒の姿が映し出されている。
そして、時は経ち、桜花ゼミナール。
4日前の「小学大九州」の入試結果を待つ、黒木の姿を背景に、123話は終了する。
2月の勝者123話の考察・感想
123話の感想
島津順くんがかっこよすぎて…
偏差値70の超名門校に合格しながらも、涙を貯めながら、どこか寂しそうな目をする母親の本心を察する小学6年生。
父親と違ってイケメンすぎますね!
次回予想
123話は島津順くんのイケメンエピソードが印象的でしたが、重要なのは埼玉入試初日。
本誌では受験会場に向かう生徒たちの表情が映し出されていましたが、印象的だったのは2人。
・加藤匠くん
⇒鉄オタ研究会がある中学校を受験するのでしょう。目がイキイキしていたのが印象的で、間違いなく白星発進するでしょう。
・伊達智弘くん
一方、同じAクラスの野球少年・伊達くんは駄目でしょう。
ガチガチに緊張していましたし、年末特番も先生の言いつけを無視して楽しんでいた生徒の一人。
黒星がつく可能性が高いはず…。