2月の勝者134話のネタバレ考察ですが、ついに迎えた入試前日の激励会。「最後の授業を始めます」と言い放った黒木は、一人ずつ名前が呼ばれた者は教壇の前まで来るように依頼。その時、担当講師たちが生徒に向かって、あるものを用意していた…
二月の勝者134話のネタバレ
明日ごろ発売なのでしばらく宣伝します!いよいよ1月受験の巻です。1月だけで1巻以上使ってます。今まで読んでくださった皆様は察して下さってると思いますが、実際の体感に比例した長さの作りにしてますので、これからが長(字数)
— 高瀬志帆@「二月の勝者」15集4/12発売! (@hoshi1221) April 11, 2022
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (15) https://t.co/CDzF2AH6N0
あらすじ
- ついに決戦前日!桜花で激励会
- 前田花恋が不在、このまま本番を迎えてしまうのか
- 黒木、初めての験担ぎ⇒頭にハチマキ
- 「最後の授業」がはじまる、その時!
第134話『一月の激励』
ついに始まる、最後の授業
「これより、入試激励会」
「すなわち、最後の授業を始めます」
そう切り出した黒木。
「えー、今日は授業ないって言ってたじゃん!」「勉強したくない!」
こんな野次が生徒たちから飛んできたが、黒木は顔色ひとつ変えずに、続けた。
「今から各自封筒を配ります。50音順に呼ぶので、呼ばれたら前に取りに来て下さい。」
黒木が呼びかけると教室が静まり返ったが、「最後の授業」について詳細は不明なままだった。
生徒、一人ひとりに向けた最後のメッセージ
「浅井紫さん!」
最初の生徒が呼ばれた。
生徒が前に来ると、佐倉が封筒を手渡しし、浅井紫に対してこう声を掛けた。
「浅井さん、今までよく頑張りました。普段通り一つずつ丁寧に問題を解けば大丈夫!あと、緊張したら深呼吸してね…」
さらに佐倉が伝えたかった言葉は、励ましの言葉だけではなかった。
「浅井さんはお気に入りの文房具眺めてしまう癖があるから、本番では必ず無地のものを使ってね!」
佐倉らしい最後の言葉であった。
そして、次々と生徒たちの名前が呼ばれていく。
生徒一人一人の担当講師は予め決まっていたのだった。
つまり、資料を配布するというのは口実。生徒一人ひとりにメッセージを伝えるための計らいだったのだ。
最後にかけたメッセージ、誰か分かりますか?
ここで、講師陣が最後にかけたメッセージを主要のみピックアップしています。
どの生徒に向けたメッセージなのか分かりますか?
Q1.佐倉先生
「もっと自信持っていいんだよ!」
Q2.佐倉先生
「緊張しそうになったら、空手の試合のことを思い出してほしい。」
Q3.橘先生
「自習室利用率ナンバーワン!努力は絶対に実を結ぶ、自信もってぶつかってこい!」
Q4.黒木
「誰かのための受験ではないです。あなたは、あなた自身のために、思う存分、学校との『対話』を、楽しんできてください。」
Q5.桂
「一番変わったのはあなたかな。一問一問解きながら、自分自身の成長を感じられると思う。そこにたどり着いた喜びを噛み締めながら、挑んできてね。」
Q1.今川理衣沙
Q2.上杉海斗
Q3.加藤匠
Q4.島津順
Q5.柴田まるみ
これは、『あなたの受験』です。
最後に黒木が呼び出したのは、原秀道だった。
原秀道といえば、黒木が唯一頭を悩ます、問題家庭の子ども。受験を自分ごととして迎えていたいため、黄色信号が灯っていた。
黒木に名前を呼ばれた原秀道は
「えっ、なんで黒木先生!?」と同様。
教壇の前で待ち受けていた黒木は、このように言葉をかけた。
「これは、『あなたの受験』です。
あなた自身がどうしたいのか?自分で自分に問いかけてみてください。」
さらに黒木は、教室の全員に対してこのように付け加えた。
「ここから先は、自分がどうしたいか、非常に大事になってきます。」
「試験会場の入り口で親御さんと別れた後は、あなたたちは、自分がひたすら磨き続けた武器で、自分だけ、たったひとりで、戦いに向かうのです。」
(最後の激励会は135話に続く)
2月の勝者129話の考察・感想
134話の考察
134話は激励会の前半。黒木先生が原秀道くん、生徒全体に向けた言葉が印象的でした。
「試験会場の入り口で親御さんと別れた後は、あなたたちは、自分がひたすら磨き続けた武器で、自分だけ、たったひとりで、戦いに向かうのです。」
この言葉は、子どもから大人になり、社会の荒波に立ち向かっていく過程そのものではないでしょうか?
黒木が中学受験を通して、子どもたちに経験してもらいたかったことはこれだったのか、と思えてしまいます。
次回は激励会後半。講師たちが伝えたい最後との言葉とは…