2月の勝者128話のネタバレ考察ですが、ついにタイトルが”2月”に突入!残すところあと10話切ったのではないでしょうか。
今回は黒木とその教え子「アキラ」の話。中学進学後に引きこもりとなってしまったアキラですが、佐倉ちゃんの差し入れで知った「あるもの」をキッカケに、黒木と会話が始まる展開に・・・。
こちらでは二月の勝者本誌128話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。
二月の勝者128話のネタバレ
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— 高瀬志帆@「二月の勝者」14集12月発売予定 (@hoshi1221) February 6, 2022
前回までのあらすじ
第128話『二月の雪解け』
社長へ前受受験の結果報告
場所は桜花ゼミナールの社長室
黒木は社長に対して、前受受験の結果報告を行っていた。
「有言実行、感心感心。」
社長は黒木のさすがの手腕を手放しで褒める。
とはいえ、今週末にスタートする「千葉受験」に対しては、一筋縄でいかない予感があるという黒木。選択を見誤らないように慎重にすすめる方針だ。
「それはそうと、黒木くん、例の…」
と、社長は黒木の“他の活動”についても触れた。
「もう、一つの“星”、そっちはどう?」と訪ね、場面が変わる。
雪解けの深海魚
~場面は「晶(アキラ)」の自宅前~
黒木は「アキラ」の大雪の中、アキラの自宅へ歩を進める。
アキラとは、黒木の元教え子である。
黒木がマンツーマンで難関中にねじ込んだ結果、学校についていけず、深海魚となってしまった中学生だ。
アキラの自宅前に到着すると、玄関前にあったある変化に気づく。玄関前には雪かきのスコップがあり、誰かが雪かきを行った形跡があった。
アキラを育ての親のおばあちゃんを尋ねると、
「そうなのよ、晶がね、さっき雪かきしてくれたのよ。」
と嬉しそうに答えた。
黒木は「ハッと」驚いた。
中学生になってから、引きこもりとなってしまったアキラ。
陽のあたる場所に出たのは、何年ぶりのことなのだろうか。
深海魚の決意
アキラにおでんを差し入れるため、2階に上がった黒木。
いつものように、アキラが籠もる部屋の前で独り言のようにつぶやいた。
「あんまり寒いんで、温かいもの買ってきたよ。コンビニのおでん。知ってる?」
「これ、最近、職場でもらって初めて食べたんだけど結構美味いんだよ。」
黒木はアキラからの返事を期待することはなかった黒木だが、部屋の向こうから
「えっ!?」
驚きの声があり、黒木はその反応に「えっ!?」と驚いたがその時、
「コンビニのおでん 食べたことなかったって、マジ?」
アキラが会話をしてくれたのだった。
あまりの出来事に「マジも、マジ!大マジ!」とこみ上げるものを堪えながらも、反応した黒木。
そして、アキラは
「黒木先生・・・あのさ・・」と続けた。
アキラは何かを打ち明けようと決意した様子だった。
黒木、大粒の涙が滴るパンフレット
そして、このように続けた。
「俺が前に自分で決めたって言ってた、あのことなんだけど・・・」
「今日、玄関から外に出て分かった、やっぱり俺、家の外に出て学校に通うなんて、やっぱり無理。」
「受験自体も正直、まだ怖くて無理。」
アキラは前回黒木が訪問した際に、「高校受験をしたい」と手紙に書いていた。
しかし、深海魚になってから2年間、一日中引きこもってゲームをしていたことで、陽のあたる世界に出る勇気が持てないという。
黒木はかける言葉も思い浮かばなかった。
その時、アキラの部屋のドアがほんの少しだけ空け、黒木に何かを差し出してきた。
目の前に差し出されたのは、通信制高校のパンフレットだった。
「ゲーム、興味出てきたから、つ、作る方ほうに。この学校でなら、勉強したい…」
「でも。。学費…高いから、お、親と…ちゃんと会って、話し合って…」
一歩を踏み出す決意をしたアキラ。
パンフレットを持つ手に大粒の涙が滴る黒木。
「うん。いいね。すごく、いいよ。」
2年間の歳月を経て、ようやく雪解けを迎えた二人だった。
(次回に続く)
2月の勝者128話の考察・感想
128話の考察
コンビニのおでんをキッカケに、アキラとのコミュニケーションに繋がったクロッキー。
コンビニのおでんといえば、佐倉ちゃんからの「差し入れ」で初めて美味しいと知りました。ここでも、二人の関係性の良さが反映されています。
そして、タイトルが今回から「二月の雪解け」と”二月”に変わりました。
翌週号からは、千葉受験に突入。話の展開的には「ガツン」と不合格になるような伏線が敷かれています。おそらく、その対象者となるのは前田花恋とみています。
最終話に近づくにつれて、次が気になりますね!