2月の勝者133話のネタバレ考察ですが、ついに本番前日。桜花ゼミでは毎年恒例の激励会を開催するが、そこには失意のどん底にいた前田花恋の姿がない。
珍しく動揺する黒木であったが、エースを欠いた桜花ゼミはどうなってしまうのか。本番前日、最後の授業で黒木は生徒たちに何を伝えるのか・・・?
二月の勝者133話のネタバレ
でゃーーーーーーーっ pic.twitter.com/hvHVbRB4dE
— 高瀬志帆@「二月の勝者」15集4/12発売! (@hoshi1221) April 11, 2022
前回までのあらすじ
- 今川理衣沙・母、原秀道・母との最終面談を実施
- 原秀道がピンチ、受験を自分事をして考えられない原因が判明
- いよいよ、受験本番前日「最後の激励会」
第133話『一月の壮行』
ついに決戦前日!桜花で激励会
~時は1/31、二月受験本番の前日~
桜花ゼミナールでは、恒例の激励会が決行される。
小学6年生の全生徒が集まるのは最初で最後の機会だった。
朝からは桜花ゼミの生徒たちが続々と到着。
集合時間ギリギリで武田勇人が滑りこみセーフだったが、あと一人。
重要人物の姿がない。
前田花恋だった。
前田花恋が不在、このまま本番を迎えるのか
不合格の現実を受け入れることができず、花恋はこの5日間、桜花ゼミに姿を現すことはなかった。
その時、黒木が外出先から帰ってきた。
「花恋がまだ来ていません…。」
橘先生が黒木に報告すると、驚いた表情を見せる黒木。
しかし、すかさず…
「全員揃わなくても時間になったら始めます」
そのように返答。
桜花のエースの脱落を受け入れるしかない、そのような心持ちだった。
黒木、初めての験担ぎ
激励会の開始時間となった。
黒木が「そろそろ時間ですね。始めましょうか。」
このように仕切ると、桂先生が突然…
「黒木先生!恒例のやつ、本部から届いているんですよ!」
「ハチマキ!!」
桂先生が声を挙げた。
桜花ゼミナールでは毎年壮行会では講師たちが全員ハチマキを頭に巻いて、生徒たちに激励をすることが恒例になっていた。
しかし、黒木は…
「私はそういうの、一度も巻いたことはありません!」
このように返した。というのも、前職のフェニックスは験担ぎの類は取り入れておらず、ハチマキを巻いて応援する文化に馴染みがなかったのだ。
「じゃあ、今年はハチマキはなしということですか…」
「フェニックスってこういうのやらなんですよね…」
桜花ゼミの講師たちはザワついた。ずっと、身につけていたものが取り上げられた気分だった。
しかし、講師たちの反応を見て、黒木は心を入れ替えたのか。
「巻きますよ?」
と一言つぶやくなり、自ら先陣を切ってハチマキを巻いてみせた。
「実際に巻くとわかりますね、これ。身が引き締まる!」
「最後の授業」がはじまる、その時!
黒木がハチマキを巻き、気合が入ったところで講師たちのモチベーションは最高潮。
講師陣一同は、激励会会場へ足を進めた。
そして、黒木が教室の扉を開けようとした、その時…
「役者が揃いましたね。」
講師たちが反応した視線の先には、前田花恋の姿があった。
「ごめん。家勉して追い上げてた!」
その口ぶりはいつもの“女王・花恋”だった。
生徒が揃ったところで、激励会が開始された。
「桜花ゼミナール、小6年生。これより入試激励会、すなわち…」
「最後の授業をはじめます」
このように黒木が話し始めたところで、133話は終了した。
(次回2月の勝者は4/25掲載です)