2月の勝者132話のネタバレ考察ですが、黒木は最後の保護者面談を実施。その対象は問題視している今川理衣沙、原秀道の母親2名だった。
面談の中で、原秀道の異変の原因について黒木が把握するも、「少々遅かったか」と己の対応を悔いる。一方、このままでは全敗確定の原秀道。本番まであと2日、彼を救えるのか・・・?
こちらでは二月の勝者本誌132話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。
二月の勝者132話のネタバレ
いま電車乗ってるんですけど、隣のひとが二月の勝者の話してて超汗かいてる…ありがとうございます…。
— 高瀬志帆@「二月の勝者」1月入試収録の15集4/12発売! (@hoshi1221) March 26, 2022
前回までのあらすじ
第132話『一月の序幕』
最後の家庭面談、対象者は2名
~1月27日桜花ゼミナールにて~
本番まで残すところあと5日のタイミングにて、黒木は保護者面談を実施した。
対象は不安要素が残る家庭。
今川理衣沙と原秀道の家庭である。
今川理衣沙・母との面談
最終面談は黒木と佐倉が同席。以下の流れで行われた。
案の定、今川理衣沙の母は何も考えを変える素振りもなかったが、黒木の中では計算の範疇。
佐倉は「時間ないですよね、もっと説得したほうが…」と疑問を感じるも、お守りリストを受け取っただけでも、黒木の中では目的は果たせたようだった。
原秀道・母との面談
立て続けに、黒木と佐倉は原秀道・母との面談を行った。
途中までの流れは、黒木の計算通り、まったく同じ反応。
しかし、原秀道・母は“ダメだった時”に地元中学に進学すること計画するだけでなく、その先の息子の将来についてプランを明かしだした。
息子が受験を自分事をして考えられない原因
原秀道・母が明かした今後のプランとはこんな感じだ。
「ダメなら地元の中学に進学」
「その後に大学附属高校に受験させる」
「中学受験で上位層がごっそり抜けた後だから、中学受験よりずっと狙いやすくなる」
「うちの子はおとなしくて真面目だから、内申点も有利だから」
このような理由で、中学受験にこだわらないとの結論に至ったという。
その考えについて、黒木は「それは、秀道さんご自身のご意向ですか?」と訪ねた。
原秀道・母は「いえ、私たち両親の考えです。秀道は自分から意見を出す、みたいな様子が一切なくて。」
原秀道が受験に対して“自分ごと”になっていない理由が垣間見えた瞬間だった。
黒木は己が感じていた違和感のワケがようやくわかった。
面談が終了し、原秀道・母が帰路についた後、黒木は悔いた。
「気づくのが少々遅かったか・・・」
原秀道の受験に対する姿勢が変わったタイミングがここ1ヶ月くらい。
黒木は将来プランについて母から聞かされたことがおそらく、原因であろうと推測した。
「いや、それでも、諦めず働きかけます。」
佐倉にこのような言葉を残し、原秀道を救うべく、黒木は動き出す決意をしたのだった。
いよいよ、受験本番前日「最後の激励会」
~場所は桜花ゼミナール~
佐倉と桂は明日に控えた激励会の準備を進めていた。
時は1月30日。
2日後には受験本番を控える。
激励会は桜花生が顔を合わせる最後のイベント。
二月がスタートした後は、お互いに結果を報告しないことがルールとなっているため、不要に生徒たちが塾に訪れることはない。
同様に、講師たちは人事異動の時期でもあり、担当生徒たちと会う機会も今後は用意されていない。
激励会は事実上、お別れ会でもあった。
受験本番を控え、感傷に浸りつつも、「いい激励会にしたい」と決意を新たにする佐倉であった。
(次回133話は4/11 掲載です)