二月の勝者132話のネタバレ考察|黒木「気づくのが遅かった」全敗一直線の生徒を救えるか

2月の勝者132話のネタバレ考察ですが、黒木は最後の保護者面談を実施。その対象は問題視している今川理衣沙、原秀道の母親2名だった。
面談の中で、原秀道の異変の原因について黒木が把握するも、「少々遅かったか」と己の対応を悔いる。一方、このままでは全敗確定の原秀道。本番まであと2日、彼を救えるのか・・・?

こちらでは二月の勝者本誌132話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

二月の勝者132話のネタバレ

前回までのあらすじ

131話のポイント
  • 花恋、失意の引きこもり
  • 黒木「ケアすべき生徒は他にいる」
  • 原秀道くん、心配な感じに
  • 花恋、雨降って地固まる

第132話『一月の序幕』

最後の家庭面談、対象者は2名

~1月27日桜花ゼミナールにて~

本番まで残すところあと5日のタイミングにて、黒木は保護者面談を実施した。

対象は不安要素が残る家庭。

今川理衣沙と原秀道の家庭である。

今川理衣沙・母との面談

最終面談は黒木と佐倉が同席。以下の流れで行われた。

今川理衣沙・母との面談の流れ

黒木が、桜花ゼミとして安全校の受験を推奨

今川母「行ってもいい」と本気で思う学校以外は受験しない方針だと拒否

黒木が2月3日以降も受験を行っていて、かつ、子供の実力なら合格できる学校のリストを提示

今川母「受からなかったら地元の公立中に進学するだけ」とリストの受け取りを拒否

単純に「心のお守り」として頭の隅に置いて頂けたら、とリストの受け取りを促す

「お守りとして」ということなら…と今川理衣沙・母は受け取る

今川理衣沙・母は足早に桜花ゼミを後にする。

案の定、今川理衣沙の母は何も考えを変える素振りもなかったが、黒木の中では計算の範疇。

佐倉は「時間ないですよね、もっと説得したほうが…」と疑問を感じるも、お守りリストを受け取っただけでも、黒木の中では目的は果たせたようだった。

原秀道・母との面談

立て続けに、黒木と佐倉は原秀道・母との面談を行った。

途中までの流れは、黒木の計算通り、まったく同じ反応。

原秀道・母との面談の流れ

桜花ゼミとして安全校の受験を推奨

原母「行ってもいい」と本気で思う学校以外は受験しない方針だと拒否

黒木が2月3日以降も受験を行っていて、かつ、子供の実力なら合格できる学校のリストを提示

原母「受からなかったら地元の公立中に進学するだけ」とリストの受け取りを拒否

単純に「心のお守り」として頭の隅に置いて頂けたら、とリストの受け取りを促す

「お守りとして」ということなら…と原秀道・母は受け取る

原秀道・母は足早に桜花ゼミを後にする。

しかし、原秀道・母は“ダメだった時”に地元中学に進学すること計画するだけでなく、その先の息子の将来についてプランを明かしだした。

息子が受験を自分事をして考えられない原因

原秀道・母が明かした今後のプランとはこんな感じだ。

「ダメなら地元の中学に進学」
「その後に大学附属高校に受験させる」
「中学受験で上位層がごっそり抜けた後だから、中学受験よりずっと狙いやすくなる」
「うちの子はおとなしくて真面目だから、内申点も有利だから」

このような理由で、中学受験にこだわらないとの結論に至ったという。

その考えについて、黒木は「それは、秀道さんご自身のご意向ですか?」と訪ねた。

原秀道・母は「いえ、私たち両親の考えです。秀道は自分から意見を出す、みたいな様子が一切なくて。」

原秀道が受験に対して“自分ごと”になっていない理由が垣間見えた瞬間だった。

黒木は己が感じていた違和感のワケがようやくわかった。

面談が終了し、原秀道・母が帰路についた後、黒木は悔いた。

「気づくのが少々遅かったか・・・」

原秀道の受験に対する姿勢が変わったタイミングがここ1ヶ月くらい。
黒木は将来プランについて母から聞かされたことがおそらく、原因であろうと推測した。

「いや、それでも、諦めず働きかけます。」

佐倉にこのような言葉を残し、原秀道を救うべく、黒木は動き出す決意をしたのだった。

いよいよ、受験本番前日「最後の激励会」

~場所は桜花ゼミナール~

佐倉と桂は明日に控えた激励会の準備を進めていた。

時は1月30日。

2日後には受験本番を控える。

激励会は桜花生が顔を合わせる最後のイベント。

二月がスタートした後は、お互いに結果を報告しないことがルールとなっているため、不要に生徒たちが塾に訪れることはない。

同様に、講師たちは人事異動の時期でもあり、担当生徒たちと会う機会も今後は用意されていない。

激励会は事実上、お別れ会でもあった。

受験本番を控え、感傷に浸りつつも、「いい激励会にしたい」と決意を新たにする佐倉であった。

(次回133話は4/11 掲載です)

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