二月の勝者152話のネタバレ考察|母親の狂気とは?第一巻の伏線回収に鳥肌が立ちっぱなし…

2月の勝者152話のネタバレ考察ですが、第一志望のJGだけでなく、全敗中のまるみ。真実を知りながらも、狂気を宿し、女優魂を突き通す覚悟をしたまるみ母。真実を伝えた娘に溢れ出す悔しさと涙…。黒木が伝えたかった「母親の狂気」の正体が明らかになります。

こちらでは二月の勝者本誌152話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

二月の勝者152話のネタバレ

前回までのあらすじ

151話のポイント
  • 教え子の合格、つかの間の安堵
  • 主要キャラ以外の合格発表
  • 今川理衣沙、第一志望の吉祥寺女子 結果発表

第152話『二月の狂気』

まるみ母、狂気発動

場面は柴田まるみの家

まるみは大本命だけでなく、準本命も落としていた。
その結果を知っているのは、まるみの母だけ。

母には狂気が宿っていた。
娘へ「本当の結果」を伝えるのは「中夫中野」の合格が分かってからにしようと。
これは黒木とも合意していたこと。

そうでもしなければ、まるみの心が潰れてしまう。
親友・樹里と結んだ約束を守れなかった自分を責めてしまう。
そんな心配があった。

~2月2日 20時~

連日の試験疲れでベッドで横になっていたまるみ。

「まるみ起きてー。大好きなチーズハンバーグだよ!」と優しく声をかける母。

「本当の結果」知りながらも、微塵も表に出さなかった。
まさに女優。

根底には狂気が宿っていたからだ。

真実を伝えるとき

2月2日21時「中夫中野中」合格発表。

食卓を終えた母は食器を片付けに台所に戻り、呼吸を整えた。
誰からも見えない場所でスマホを取り出した。

全神経を「合否照会」に集中させる。

・・・・・・

『合格』

安堵する暇もなく、娘に真実を伝えるときが来たことを悟った。

頑張った人にしか与えられない勲章

「まるみ!!合格おめでとう!」

中夫中野中の合格画面を見せながら、まるみを祝う母。

「やった・・・!!嬉しい・・・」

“二月の初勝利”を噛み締めたまるみ。

だが、異変に気づく。

「あれ?中夫中野って今日の午後だったよね?」

真剣な表情に変わる母。

「まるみ、落ち着いて聞いてくれるかな?」

母はついに、樹里と約束したJGの結果を打ち明けた。

 

・・・・・・・

 

「嘘…嘘だよ。」

「だって、約束したもの、一緒に…」

現実を受け入れることができない。

「ママ…ママが言ったこと、ホントだったね。」
「ほら…自分の身の丈考えてって…」
「やっぱり、本当だったんだ…」

母は必死にフォローするも、まるみの感情は止まらなかった。

「ママの言った通り、夢…夢なんて…」

「こんなにこんなに…こんなに願っても、無理なら、手が届かないなら..」

「見なきゃ、よかった….!!」
「じょ、女子学院に…友達と一緒に、通って…」
「今までの自分じゃなくて…明るく元気に..毎日通って…」

「見なきゃよかった…叶わない夢なんて!!!!」

大声をあげて泣く、まるみ。

「もう絶対ダメなの?もう一回とか本当にないの!?」
「本当にこれで終わりなの!?」
「あんなに頑張ったんに!いっぱい、一杯努力したのに…」

まるみは母に詰め寄った。

悔いだけが残る。
諦めきれない娘に、母は意を決して答えた。

「そうよ、まるみ。」
「女子学院の入試は、1年に一度きり。大学受験みたいに浪人はできないから、人生で一度きり。あなたは、その一度きりの試験に合格することができなかった。」

冷静に真実を伝える母。

伝えたかったのはこの言葉だった。

「でもね、まるみ。」
「その憧れに挑む勇気がなければ、そこに向かって血のにじむような努力ができなければ…」

「心の底から望んでも手に入れないものがある。という経験はできなかった。」

母と娘は抱き合い、二人で涙した。

「この深い傷も、頑張った人にしか与えられない勲章なのだから…」

柴田まるみ、受験終了。

桜花ゼミナールには1本の電話が入った。
柴田まるみの母からだ。

明日の湧泉女子の受験は辞退し、進学先は中夫中野に決定。
受験は終了するとの内容だった。

一方、場面は直江樹里の家。

母と娘は月を見ながら話していた。

「やっぱり、結果聞いたらダメなの?」

まるみのJGの結果が気になる娘。
5日の報告会まで待つよう、諭す母。

「まるみはJG受かってるかもしれないね。」
「そしたら、ちゃんとおめでとうって、笑って言いたいな。」

負けても、なお、親友を想う心。
第一志望を勝ち取れなかったが、受験を通して得るものは大きかった。

2月の勝者152話の考察・感想

152話の考察

二月の勝者で最初に初っ端に出てくるキラーワード「母親の狂気」

やっとこの伏線が回収されましたね。
この「狂気」とはどんな意味が含まれていたのでしょうか。

まるみ母の行動ではなんとなく分かりますが、中学受験業界で最も有名なジャーナリスト・おおたとしまささんが言語化をされています。ご参考にされてみてください。

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