禪院甚爾さん、殺戮人形になってもエグ強すぎる…【呪術廻戦110話ネタバレ】

呪術廻戦本誌109話では、游雲で戦う禪院真希、しかし陀艮に圧倒される。
その時七海と直毘人もギリギリ戦闘復帰し
どうにか伏黒が陀艮の隙をついて領域に穴を開け、領域からの脱出を試みるが、禪院甚爾(ぜんいんとうじ)が領域内に侵入する。

110話では甚爾の参戦により、開けていた穴が塞がってしまう。
しかし甚爾は真希から游雲を奪い取る。
重なったイレギュラーにより殺戮人形と化した甚爾は陀艮を撃破するのだった。

⚠︎こちらでは呪術廻戦本誌110話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

呪術廻戦110話のネタバレ

前回までのあらすじ

● 游雲を使い、真希と陀艮が戦闘
● 七海と直毘人が何とか戦闘に復帰する
● しかし直毘人は右腕を欠損してしまっていた
● 伏黒の領域を使って領域外へと逃げる作戦に出る4人
● だが穴から禪院甚爾が侵入により事態は一変する。

110話『渋谷事変28』

領域に入り游雲を奪い取る甚爾

 

伏黒の領域により穴を開け、陀艮の領域外へと逃げようとしていた4人だったが

突如禪院甚爾が伏黒が作り出した穴から侵入してくる。

 

甚爾を知らない伏黒と真希は術師かどうか悩んでいた。

 

すると一瞬にして真希の元へと近寄り游雲を物凄い力で奪ってゆく

それは力が強い真希ですら振り飛ばされるほどであった。

 

振り飛ばされた真希は、甚爾に呪力を感じなかった事を察知

更にただの力比べで自分が負けた事に驚いていた。

 

一方の七海は伏黒に逃げ道がまだあるか問うが、既に穴は塞がってしまっていた。

更に陀艮にも狙いがバレてしまい簡単に穴を開けさせてもらえずピンチに陥るのだった。

 

殺戮人形と化した甚爾

 

直毘人は甚爾だと気づいて声をかける。

しかしその殺気に満ちた威力で直毘人すらも怯む程。

 

元々甚爾が復活したのはオガミ婆の降霊術によるもの

 

オガミ婆の降霊術は彼女の死後も継続する。

本来であれば器になった孫の呪力が尽きた時点で降霊も終わるはずだった。

しかし2つのイレギュラーが重なってしまったのだ。

 

1つは、甚爾の肉体に上書きされた孫の魂には初めから呪力が無かった事

2つ目は、天与呪縛によって呪力が元々ゼロの甚爾はその肉体の呪力を消費しない事

 

重なったイレギュラーによる術式の暴走により術式終了の契機を完全に失っていたのだ

 

その為甚爾は器である孫が死ぬまで戦い暴走し続ける殺戮人形と化したのだった。

 

 

 

暴走する甚爾の牙は陀艮に向かう

 

殺戮人形と化した甚爾は常に強者へと向かう。

つまりこの状況では穴が塞がった事により必中効果が戻った陀艮へと牙が向かうのだ。

 

甚爾に呪力が無い事を察していた陀艮は、甚爾に向けて式神を放つが、

真希から奪い取った游雲で一瞬のうちに式神を祓う

そして陀艮本人も游雲によってダメージを与えられてしまう。

 

凄まじい速さ、そして物凄い力量どれを取っても全く隙を見せない甚爾に陀艮は混乱していた。

 

水面を駆け抜けるようにダメージを与え続ける甚爾。依然呪力は全く感じられない。

それなのに更に上がる速度。

 

陀艮は今までより硬度も攻撃力も高い式神を放ち甚爾に立ち向かうが

それすらも意図も簡単に祓われてしまったのだ。

 

游雲により圧倒的威力を魅せ続ける甚爾

 

游雲は特級呪具の中で唯一術式効果が付与されていない

その為使う者の純粋な力量に大きく左右される。

 

呪力ゼロの力量が凄まじい甚爾が游雲を使う事により

游雲を最大限生かした状態で戦う事が出来るのだ。

 

陀艮を圧倒し続ける甚爾の戦闘を見ていた真希は、直毘人にこの男は誰かと問うが

直毘人は亡霊だと話す。

 

一方の伏黒は、未だに領域を展開し続けていた。

伏黒の体力を心配する七海。しかし圧倒的な力を見せつけてる甚爾に賭ける事を決めていた。

 

游雲を研ぎ陀艮を圧倒する

 

甚爾は突如游雲を研ぎ先端を鋭利な物へと変えてゆく

その姿を見た陀艮ですら、呪力がない甚爾に負けるかもしれないと焦り始める。

 

しかし伏黒の領域が弱まるのを感じ、必中効果さえ取り戻せれば全員殺せると判断。

伏黒の体力が無くなるまで時間稼ぎをするのだった。

 

その時間稼ぎは滞空する事。しかしこれは2度目であり

直毘人も予測が出来ていた。

 

陀艮が空中に飛ぶ前に直毘人は先回りをしており、勢いよく陀艮の頭に蹴りを入れる。

 

それと同時に甚爾が研いだ游雲を使い、陀艮の脳天を貫くのだった。

 

 

111話へと続きます。

 

 

呪術廻戦110話感想、考察

 

110話感想

 

甚爾の登場により事態が一変しましたね。

力が強い者へと向かっていったので、陀艮を殺した後誰に牙が向くか恐ろしいです。

 

そしてやはり游雲を巧みに操る甚爾は、生前の五条戦を思い出しますね。

 

 

2つのイレギュラーについて考察

 

甚爾は2つのイレギュラーにより殺戮人形と化していましたが

そもそもオガミ婆は甚爾を自ら呼び出してるので

呪力ゼロという事は知っていたはずです。

 

ただオガミ婆も予測していなかった魂が肉体に勝ってしまった事と

恐らく孫に呪力が無かった事には気づいてなかったのかもしれません。

 

魂まで降霊させなければ、孫に甚爾の身体能力だけ移りますので

本来であれば、孫の意思がある状態でオガミ婆の指示を聞いて動けたはずです。

 

更に甚爾が呪力を消費しないというのも予定外だったのでしょう。

全てが重なりに重なった事で、甚爾という名の殺戮人形が出来上がってしまったのだと思われます。

 

游雲について考察

 

游雲は特級呪具の中で唯一術式効果が付与されていないと明らかにされていました。

 

過去に五条戦で甚爾が使った時も圧倒的な威力を見せていましたが

純粋な力量で力をかなり発揮する呪具だと分かります。

 

となると游雲は、天与呪縛のフィジカルギフテッドの持ち主の為にあるような呪具という事になりますが

游雲は元々禪院家の物ですので、甚爾の為に作られたのか

禪院家には過去にも天与呪縛を持つ者が産まれており

その者の為に作り出されたのかもしれません。

 

術式や呪力あるなしでかなり対応が違うとされている禪院家ですが

游雲が作り出されたのが天与呪縛のフィジカルギフテッドの持ち主用であれば

過去にも呪力がない者が産まれていた可能性もありますね。

 

亡霊だと発言した事について考察

 

直毘人は真希に誰か聞かれた際亡霊と答えていました。

 

それもそのはずで、直毘人は過去に五条によって甚爾が殺されている事は知っているからですね。

 

更に甚爾に声を掛けた際、殺気に満ちた目をしていた甚爾を見ているので

あの時点で降霊術か何かで復活したと予測出来ていたのでしょう。

 

しかし直毘人ですら驚く位の戦闘だったので、恐らく生前直毘人は甚爾の戦闘を

あまり見てこなかったのかもしれません。

 

これについては禪院家が天与呪縛の人間に本当に興味が無い、

そして真希同様、甚爾にも酷い扱いをしていたのであろうと予想ができますね。

 

 

今後の展開予想

 

游雲で陀艮に脳天を貫いていましたのでほぼ陀艮は死亡確定、

領域展開は終了するかと思われます。

 

しかし甚爾は肉体が死ぬまで暴走し続けるので、次は誰に向かうのか気になる所です。

 

真希は游雲を奪われていますから恐らく眼中にないでしょうし、

直毘人と七海は負傷してる為

考えられるのは伏黒との戦いなのですが、父と子の戦いとなると

かなり地獄な展開になりそうです。

 

続きが気になりますね。

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