2月の勝者114話のネタバレ
露骨なクロッキー pic.twitter.com/NLUjyV0Z17
— ユルペディア (@youloopedia_com) July 25, 2021
前回までのあらすじ
・クリスマスがドラマの中の話だと思っている子どもたち
・当たり前を享受できない子どもたち
・どっちの子どもも根本は同じ
第114話『十二月の鉛筆』
総額10万以上の冬期講習
場所は12月24日、クリスマスイブの桜花ゼミナール
黒木は講師たちに冬期講習の資料を配りながら、このように発破をかける。
「このラストスパートにかける金額は12万2千円!この金額の価値を決めるのはあなた方です!」
久しぶりの黒木節に恐れをなす講師たち。
一方、佐倉はスターフィッシュで見せていた昨日まで優しい黒木とのギャップに「なぜここまで変える必要があるのか」と疑問に感じていた。
大事な時期に塾を抜け出す「バックラー」を捕獲せよ
その後、生徒たちが冬期講習に続々とやってくる。
朝一やってくる樹里、まるみ、花恋の仲良しΩ3人組の裏に隠れて、武田優人がコッソリと退出記録に生徒カードをかざしている。
武田優人といえば、ゲーム好きで、母親に隠れてコッソリといつもゲームをしており、いつも親子喧嘩をしているのが印象的。
その優人は、母親にばれないように、塾の入退室記録だけ残して、バックれてどこかに遊びに行こうとしているのを佐倉ちゃんが発見。
ダッシュでこの「バックラー」を捕獲した。
捕まった優人は「塾に行ってなかったら、母親にメールが飛んでバレるから入退室記録だけ取りたかった」という。
このバックラーだが、毎年の桜花ゼミナールでは「あるある」であるという。
佐倉は、「スターフィッシュで家出した子供も同じような理由だった」と聞いたことを思い出し、塾に通っていようがなかろうが、根本は一緒なんだと思いふける。
桜花反抗組生徒の伏線
バックラーを捕獲し教室に戻る佐倉。
そこには、今川理衣沙の姿があった。今川理衣沙といえば、毒親である母親が自分の見栄のために実力的に到底合格ができない「吉祥寺女子」を受けざるを得ない女子。
さらに、前回の模試の結果を桜花ゼミナールに送ってこなかった生徒の一人でもある。
そんな今川理衣沙は教室で何をしているかというと、吉祥寺女子の過去問を問いているのであった。
佐倉は「お母さんはまだ気づいていないんだ」「辛いよね。しんどいよね。」と心のなかでつぶやき、今川理衣沙の表情が暗いことを心配した。
その後、エレベーターでお昼ごはんを買いに外に出ようとする佐倉だったが、なんと大内礼央と遭遇。大内は驚くと同時に「どうしよう…」と動揺する。
大内礼央といえば、こちらも桜花反抗組。
親が娘の成績が伸びないから桜花ゼミナールでは駄目だと判断し、桜花の上の階にある「ノビール」という個別指導塾に通っていた。
大内は気まずそうにするが、佐倉は「元気そうで嬉しい!」と返し、大内は呆気にとられたような表情をする。
そこで大内は「佐倉ちゃん、怒ってないの?」と心配する。
それに対して佐倉は「怒っていないけど、やっぱり寂しい」「でも、大内さんがどこに行っても、良い受験ができるように応援しているよ」と返した。
大内は目に涙を貯め、「それ、黒木先生にも同じことを言われた。私頑張るね…」と合格鉛筆を握りしめながら言葉を振り絞った。
黒木はクリスマスパーティーの合格鉛筆を“桜花を去った”大内礼央にも渡していたのだった。
教室を去った生徒にも気をかける、黒木の優しさがわかる。
2月の勝者114話の考察・感想
114話の考察
前回に予想した通り、114話で今川理衣沙が登場。
母親にまだ吉祥寺女子への受験を強いられている姿が想像でき、今後、佐倉ちゃんが今川理衣沙をどのように救うのかという話が焦点になりそうです。