そして粟坂と虎杖伏黒の戦い。
粟坂の術式があべこべだと判明し、虎杖伏黒が戦略的に攻撃を開始。
虎杖の攻撃により粟坂は倒される。
呪術廻戦98話では、虎杖伏黒によって帳を上げることに成功。
しかし渋谷Cタワー屋上から瀕死の猪野が落下してきてしまう。
伏黒は負傷した猪野を抱えて戦線を離脱する。その裏では禪院甚爾が完全復活を遂げていた。
呪術廻戦98話のネタバレ
前回までのあらすじ
・猪野は甚爾に圧倒され瀕死状態
・粟坂の術式が上限と下限のあるあべこべと判明
・虎杖と伏黒は粟坂のあべこべを理解し、粟坂を倒す
第98話『渋谷事変16』
帳を上げることに成功する虎杖と伏黒、そして猪野は…
22:04 首都高速3号渋谷線 Cタワー前では虎杖悠仁と伏黒恵により帳を上げることに成功する。
上がった帳は術師を入れない帳のみだったが、3つで1つの帳を降ろしていたか
猪野が壊した帳はダミーだったと判明する。
しかしこれで術師は自由に渋谷を動けるようになったのだ。
伏黒は猪野と合流するよう考えていたが突如頭上から猪野が落下してくる。
咄嗟に伏黒は鵺を発動し、虎杖が猪野を受け止めるのだった。
Cタワー屋上の状況
渋谷Cタワー屋上では、甚爾が憑依した孫が帳が上がったねとオガミ婆に話しかけるが
段々言葉がおかしくなってゆく孫。
オガミ婆は下に降りて術師を殺すよう指示するが、孫の様子がおかしい事に気づく。
孫は誰に命令してんだよと、オガミ婆を威嚇。
その姿は完全に甚爾そのものに変わっていたのだ。
オガミ婆は混乱を隠せない。
オガミ婆はの甚爾の肉体の情報しか降ろしていないのだから。
甚爾の事をよく知っているオガミ婆は、不測の事態を防ぐ為魂の情報は降ろさないと決めていたのだ。
しかし孫の魂は、甚爾の肉体に勝てなかったのだ。
つまり魂が肉体に負けてしまったという事。
甚爾完全復活となってしまい、オガミ婆を殴り殺してしまうのだった。
猪野を連れて一旦引く伏黒、虎杖は五条の元へと向かう
猪野に怪我を負わせた何者かを倒すため、Cタワーの屋上へ向かおうとする虎杖。
しかし伏黒は帳は上がったので五条を救うことが最優先だと伝える。
伏黒はまだ息がある猪野を連れて1度外に出る事にし、虎杖は五条の元へ向かう事を決める。
伏黒は今の渋谷で単独行動するという事はかなりの危険を伴う事を知っていたが
ミニメカ丸もついている虎杖を信頼し、2人は生きて落ち合う事を約束し
別々に行動をする事にするのだった。
しかしミニメカ丸はもうずっと反応がなかったのだった。
刺された伊地知を発見する七海、そして呪詛師と戦う冥々と憂憂
21:44 東京メトロ渋谷駅13番出口側、帳の外では七海が立ち尽くしていた。
それもそのはず。合流する予定だった伊地知が血だらけで刺されて倒れていたのだから。
22:02 東京メトロ明治神宮前-渋谷間では
トンネルを死守する冥冥。呪詛師の襲撃を受けていたが、接近戦で圧倒していた。
冥々の術式は烏を操るものであったが、術式なしでも戦えるように鍛えていたのだった。
冥冥の実力を目の当たりにし、身を引くと発言する呪詛師。
ついには冥冥に命乞いをし始めるが、憂憂は話を遮った呪詛師に冥冥の話を引き続き聞くよう伝える。
冥々は自分に言い聞かせていた。術師の真価は術式ではないと。
身体能力も呪力による肉体強化も延々と向上するわけではない。
だからこそ自らの術式と再び向き合う事で1級術師となったのだと話す。
憂憂は冥々の話に拍手をし、呪詛師にもそれを求める。
そして何事もなかったかのように呪詛師を殺そうとする。
冥冥は話をして時間を潰したかっただけのようだ。
呪詛師は命乞いをするが、憂憂に命の重さは何に比例するのか問う。
呪詛師は答えられなかったが憂憂は嬉しそうに
冥々にとって利用価値がどれだけあるかと答える。
冥々自身は用益潜在能力そのものが命と話しながら呪詛師にトドメを刺す。
帳が上がった事を察した2人。
五条悟に貸しを作った冥冥は、笑いながらいくら位金額が貰えるのか心躍らせていたのだった。
その頃偽夏油も思ったより早く帳が上がった事を察していた。
釘崎と新田明はサイドテールの呪詛師に遭遇
21:40 松濤文化村ストリート帳外では釘崎と新田明が渋谷まで向かっていた。
すると目の前に現れたのは伊地知を殺したサイドテールの呪詛師だった。
男ばかり襲っていたという呪詛師は、女の釘崎と新田にテンションが上がっていた。
釘崎は新田に下がるように伝え、戦闘モードに入るのだった。
99話に続きます。
呪術廻戦98話の考察・感想
無事に帳が上がったものの、猪野の状態が心配ですね。
そして甚爾完全復活のようで今後の展開が気になる所です。
また冥々は接近戦も強いようでやはり1級なだけあるなと感じました。
伊地知の安否も心配ですし、サイドテールの呪詛師と釘崎の戦いもこれから楽しみです。
魂が肉体を超えた事の考察
オガミ婆は甚爾がどんな人物か知っていた為、わざと肉体の情報しか降ろしていなかったようでした。
しかし今回甚爾の肉体が孫の魂に勝ってしまいました。
以前偽夏油が肉体は魂であり、魂も肉体であると話していましたが
甚爾の件もまたそれに繋がるのでは無いのでしょうか。
夏油傑は特級ですし、生前の甚爾も呪力ゼロとはいえ五条と互角に戦える位でしたので
特級クラスには間違いありません。
降霊術とはいえ、甚爾の肉体レベルが高い事と、肉体もまた魂と言う事であれば
完全に孫ではなく甚爾完全復活となってしまうのも分かりますね。
冥々の用益潜在能力そのものが命という発言について考察
冥々は命の価値、命の重さは何に比例するか話していました。
冥々にとっての命の価値は用益潜在能力そのものと答えていましたが
用益潜在能力とは、財産価値が無くとも収益が期待できる力の事です。
お金が全てと話していた冥々にとってはこの呪詛師を殺したとしても
その命自体はお金になるわけではありません。
しかしながら殺す事によって、今回は五条からのリターンが大きくなるという事を意味してるのだと思われます。
五条を助ける為に動けば動く程、リターンが大きくなってゆく為
結果的に冥々に利益が得られるのでしょう。
だからこそ冥々は協力する上で最もお金が全てと普段から話してるのだと思われます。
サイドテール呪詛師の発言について考察
サイドテール呪詛師は釘崎と新田に出会った際、男ばかり襲っていたと発言していました。
白髪のおかっぱ頭から事前にスーツの人間を殺すよう指示されていたサイドテール呪詛師。
この事から恐らく多数のスーツの男を襲っていたと読み取れます。
これは恐らく渋谷付近の一般人だけではなく、高専の補助監督や窓を多数襲っていたという意味にもなります。
高専の補助監督がどの程度帳外に居たのかは分かりませんが
渋谷事変で主に連絡面で動いていた伊地知を刺していた事から
術師に連絡できる人間は殆ど居なくなってしまったのでは無いのでしょうか。
今後の展開予想
虎杖は今後渋谷駅内に向かい、恐らく中に居る真人や漏瑚や脹相の誰かと戦闘する事になりそうです。
また伏黒は帳外に出て猪野を、七海は伊地知を家入の元まで運ぶでしょう。
次回はサイドテール呪詛師と釘崎の戦いがメインとなりそうな予感です。
渋谷事変での釘崎の戦いは初めてになるので楽しみですね。