【完全版】呪術廻戦16巻コミックまるごとネタバレ考察

呪術廻戦16巻の完全ネタバレまとめを公開しています。かなりのボリュームです。今後の展開に繋がる考察までまとめているので「死滅回遊」の始まりの情報を整理していきましょう。
呪術廻戦16巻の表紙画像

©Gege Akutami 2021

真人を手中に収め、自らの計画の一端を語り出す夏油。渋谷事変の最終局面に呪術師達が集うなかで、脹相は夏油の亡骸に寄生する“黒幕”の正体に気付くが!? 事変の終焉が招く破滅と混沌、世界は急変する──…!!

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呪術廻戦16巻 各話ネタバレページ一覧
134話135話136話
137話138話139話
140話141話142話

目次
  1. 呪術廻戦134話
  2. 呪術廻戦135話
  3. 呪術廻戦136話
  4. 呪術廻戦138話
  5. 呪術廻戦139話
  6. 呪術廻戦140話
  7. 呪術廻戦141話
  8. 呪術廻戦142話
  9. 134話考察
  10. 135話考察
  11. 136巻考察
  12. 137話考察
  13. 138話考察
  14. 139話考察
  15. 140話考察
  16. 141話考察
  17. 142話考察

呪術廻戦134話

新しい世界について話し始めた偽夏油は虎杖に対して極ノ番を知ってるか問う。

領域を除いたそれぞれの術式の奥義=最も強力なものの事だという。

呪霊操術 極ノ番「うずまき」は取り込んだ呪霊を1つにまとめ、

最高密度の呪力をぶつける技であると笑いながら話す偽夏油。

「うずまき」は強力だが、呪霊操術の強みである手数の多さを捨てる事になる為

最初は低級呪霊の再利用だと思いそそられなかった偽夏油。

しかし「うずまき」は準1級以上の呪霊を使用した時に起こる術式の抽出が真価である。

そして黒い玉になった真人を飲み込む偽夏油。

京都校生徒の合流

虎杖は京都校の生徒が虎杖と偽夏油の所に来ていた事に気づいていた。

ほうきで空を飛んでいた西宮は、偽夏油の真上で合図を出し、西宮の方向にいる偽夏油に向かって加茂憲紀が弓で攻撃する。

しかし偽夏油も京都校の生徒が来ていた事に気づいており、加茂の攻撃を回避。

畳み掛けるように真依が狙撃銃を使うも偽夏油は攻撃を回避。

更に三輪霞がシン陰流「抜刀」を使うも難なく交わし、刀を素手でへし折ってしまう。

刀を失った三輪に極ノ番「うずまき」出す偽夏油。

日下部、パンダ、歌姫合流

三輪に対して「うずまき」を発動し、地面に大きな穴が開いたが

日下部のシン陰流のお陰で三輪は危機を逃れた。更に歌姫も参戦。

虎杖はゴリラモードのパンダによって危機を逃れ、「虎杖でいいんだよな?」とパンダは宿儺ではない事を確認。

加茂に何者なのか聞かれたパンダは外側が夏油傑である事は知っていた。

しかし中身が誰なのかは知らなかった。

そんな中虎杖を追ってきた脹相が焦りと恐怖に満ちた顔をしてその場立ち尽くす。

脹相合流、偽夏油の正体とは…

その場で立ち尽くしていた脹相を見た偽夏油が「やあ脹相」と話しかける。

偽夏油は何故か脹相の事を知っていた。

偽夏油と向き合う脹相には、3人の親が居た。

母、母を孕ませた呪霊、そしてその間に血を混ぜたのが母を弄んだのが「加茂憲倫」

脹相は偽夏油の額に縫い目がある事、そして母を弄んだ加茂憲倫の額にも縫い目がある事を思い出し全てを察し加茂憲倫!!と叫んだ。

偽夏油の正体は加茂家最大の汚点、史上最悪の術師と言われていた「加茂憲倫」だったのだ。

名前を聞いた京都校生徒の加茂憲紀は動揺が隠せない。なぜなら同じ名前だから。

加茂憲倫が偽夏油の中身であれば150歳は超えているという事になる。

偽夏油はあっさり事実を認めたが、実は加茂憲倫も数ある名の1つに過ぎない、好きに呼びなよと話す。

偽夏油の中身は他にも身体を転々としていたようだ。

偽夏油に迫る脹相と裏梅

正体を思い出した脹相は偽夏油に向かって「よくも虎杖を!弟を!殺させようとしたな!」と怒りをあらわにし攻撃をしようとしていた。

そんな中偽夏油の元に裏梅が現れる。

裏梅は脹相に「引っ込め三下、これ以上私を待たせるな」と話すが

脹相はそれを制止し「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」と言ったのだった。

呪術廻戦135話

虎杖を弟と呼ぶ呪胎九相図の長男である脹相であったがその真意が発覚する。

脹相の術式である赤血操術によって血の繋がった弟達の異変はどんなに遠くにいようと感じ取れると言うのだ。

それは死でも感じ取れるという事

脹相戦の際、虎杖悠仁の死を強烈に感じ取ってしまった脹相は虎杖を血が繋がった弟と確信する。

それならば、脹相は自分の弟である虎杖を守る為に加茂憲倫(偽夏油)と裏梅と戦い全力でお兄ちゃんを遂行すると決心する。

加茂憲倫、裏梅VS脹相

脹相は加茂憲倫と裏梅に対し物凄い圧力の赤血操術で穿血(せんけつ)を放つ。

裏梅はその穿血の速度に対応出来ず素手で受け止めてしまう。

一方の加茂憲倫は穿血を回避。脹相はすかさず偽夏油に接近し打撃を繰り返すが加茂憲倫にダメージを与える事が出来ない。

脹相は虎杖との戦いで既に疲弊していたのだった。

加茂憲倫に「無理するなよ」と言われた脹相は「それが弟の前で命を張らない理由になるか?」と問う。

様子を見ていたパンダと虎杖は、何故敵対していた脹相が虎杖側についたのか分かっていなかった。

虎杖は少し前に脹相に殺されかけていたのだから。

脹相参戦のおかげで場が乱れてくれた為、虎杖、パンダ、加茂、西宮は一気に獄門疆を取り戻す作戦に出る。

裏梅の術式発覚

パンダが加茂憲倫と裏梅に畳み掛ける為に激震(ドラミング)を仕掛けた直後、背筋が凍るような気配を虎杖達は感じる。

裏梅が氷凝呪法(ひこりじゅほう)「霜凪(しもなぎ)」を使用。

一瞬で周りが凍り、虎杖、脹相、加茂、日下部、パンダは氷漬けにされる。

ハイレベルな術式の為下手に動くと体が割れてしまうと予測していた。

加茂憲倫はそれを見て裏梅に「殺すなよ伝達役(メッセンジャー)は必要だ」と話しかける。

裏梅は「それが全員生かす理由になるか?」も問いかけながら

穿血で傷ついた手を反転術式で治す。呪術のスケールも段違いであった。

虎杖と脹相

一方脹相は赤鱗躍動によって氷を溶かそうとしていたが

裏梅が指先にある氷の刃でとどめを刺そうとする。

そこに宿儺関連のお陰で氷結が甘かった虎杖が氷を自力で破壊し脹相を助けに行く。

虎杖は脹相に「味方でいいんだな?」と問いかけるが脹相は否定。

脹相は味方ではなくあくまでお兄ちゃんであると主張。

脹相は虎杖に「とりあえず1回お兄ちゃんと呼んでみてくれ」と頼むが、脹相がふざけてると思っている虎杖は当然ながら無視。

九十九由基登場

脹相と虎杖のやり取り直後、空を飛んでおり氷凝呪法の攻撃を避けていた西宮が

付喪操術(つくもそうじゅつ)「鎌異断(かまいたち)」を裏梅と偽夏油に向かって発動。

しかし偽夏油は回避、裏梅は素手で払ってしまう。

西宮は現在動けるのが虎杖、西宮、脹相だけの為歌姫の準備ができるまで時間を稼ぐ事を虎杖に提案する。

裏梅は伝達役は虎杖悠仁だけで事足りると脹相達を殺す為に氷凝呪法「直瀑(ちょくばく)」を発動。

直瀑は氷柱のようなものが降ってくる技で、殺られると虎杖が覚悟したその時、氷柱が砕かれていった。

そこに居たのは海外にいるはずの九十九由基。

九十九は加茂憲倫に「久しぶりだね、あの時の答えを聞かせてもらおうか。どんな女が好み(タイプ)だい?」と問いかけたのだった。

呪術廻戦136話

呪力からの脱却と呪力の最適化

九十九は加茂憲倫に世界から呪力をなくす方法を覚えているか問いかける。

これはラルゥが動く時間を稼ぐ為であった。

九十九が考える人類の未来は呪力からの脱却

加茂憲倫が考える人類の未来は呪力の最適化

加茂憲倫は九十九が呪力からの脱却プランは伏黒甚爾が12年前に死んだ時点で捨てたと思っていたが

九十九はそうではなかった。

九十九曰く加茂憲倫の目指す最適化プランは

海外では日本に比べ呪術師や呪霊の発生が極端に少なく、

最適化プランには天元の結界が必要不可欠。

天元を利用する、つまり日本の人間限定でしか呪力が最適化され術師になれないという事である。

呪力というエネルギーを日本が独占してしまえば、アメリカや中東諸国が黙っていない。

生身の人間がエネルギー源、つまり人間同士の不幸な争い=戦争が生まれるのは想像に容易いという事。

最適化プランにとっての大きな穴であり

九十九の描く理想とはかけ離れた世界だと指摘したのだ。

加茂憲倫の目指す人間の可能性

加茂憲倫は呪霊の居ない世界も牧歌的な平和も望んではいなかった。

非術師、呪術師、呪霊は人間という呪力の形の可能性。

しかし人間の可能性はこんなものではないはず。

加茂憲倫自らその可能性である九相図を生み出したが、加茂憲倫から生まれるものはその域から出なかったのだ。

加茂憲倫が創るべき可能性は自らの手を離れた混沌であった。

伏黒津美紀の覚醒

真人を取り込んで術式の抽出を終えていた加茂憲倫は、真人の術式無為転変を地面に向かって発動する。

これは術式の遠隔発動だと九十九が気づく。

加茂憲倫の器である夏油傑の術式、呪霊操術は取り込んだ時点で呪霊の成長を止める。

真人は虎杖との戦いにより成長した為、遠隔操作が可能となった。

加茂憲倫はそのタイミングを見計らって真人を取り込んだのだ。

真人を取り込んだのはマーキングした非術師に遠隔で無為転変を発動させる為。

マーキング済の非術師には2種類の者が居るという。

1種類目は虎杖悠仁のように呪物を取り込ませた者。

2種類目は吉野順平のように術式を所持しているが脳の構造が非術師の者

前者は器としての強度を高める為、後者は術式を発揮する仕様を手に入れる為

千人の非術師のそれぞれの脳を無為転変によって術師の形に整えたのだ。

後者のマーキング済の非術師のうち1人は、伏黒恵の義姉伏黒津美紀だった。

病室で寝たきりの津美紀の額には無為転変を発動した時に空に広がった紋章と同じものが付いている。

無為転変によって脳の構造が整えられ、呪物達の封印が解かれた為に津美紀は目を覚ましはじめた。

寝たきりの原因は加茂憲倫の呪力に当てられていたからだった。

千人の虎杖悠仁が放たれる

加茂憲倫は呪力への理解を深める為に津美紀やもう1人の非術師、封印を解いた呪物計千人に殺し合いをさせると言うのだ。

それは千人の虎杖悠仁が放たれたようなもの。

九十九は「力を与えただけで人々が殺し合いをするとは思えない」と言うが

加茂憲倫は殺し合いをさせる為になった何らかの仕込みを既にしているようだ。

裏梅の術式が解除される

加茂憲倫が話をしていると裏梅の術式によって氷漬けされてた虎杖達は

突然氷が溶け身動きが急に取れるようになった。

裏梅の術式が解けた理由は脹相にあった。

脹相の穿血を素手で受け止めていた裏梅には脹相の毒が体を回り始めていた。

肉体は反転術式で治すも体内の毒は抜く事が出来ない。

肩で呼吸をする程の毒に耐える事が出来ず術式を解除してしまう。

身動きが取れるようになった、西宮は長い時間氷漬けだった為体力消耗していた。

パンダは呪骸の為、加茂憲紀は赤血操術で体温を調節していた為ダメージはそれ程無かった。

日下部は地面に倒れ俺はもういいや諦めていた。

九十九曰く、東堂、真依、三輪は場違いらしく九十九の仲間が保護していたようだったが命に別状はなさそうであった。

再び始まる呪術全盛の世

加茂憲倫は再びこれからの世界について話し始める。

加茂憲倫が配った呪物達は千年前からコツコツ契約した術師の成れの果てだと言う。

加茂憲倫が契約したのは術師だけではなかった。呪霊との契約もあったのだ。

しかし呪霊との契約は夏油傑の身体が手に入った時に破棄をしてた。

なぜなら呪霊操術が使える夏油傑の身体には取り込んでいた呪霊が大量に残されて居たから。

加茂憲倫は「これがこれからの世界だよ」と言うと取り込んでいた呪霊を一気に放ったのだ。

大量の呪霊達は虎杖達に襲いかかり始める。

加茂憲倫は獄門疆を手に持ちながら、虎杖には「君には期待をしている」

宿儺に向かっては「聞いてるかい宿儺、始まるよ呪術全盛平安の世が」と残すとその場から逃走。

渋谷事変が終わり、そして呪い合いの世が始まる。

呪術廻戦137話

渋谷事変の終了と共に新章スタートとなった137話。

日本地図が描かれ、東京だけが黒く塗りつぶされていた。

加茂憲倫が解き放った非術師、呪霊達によって東京は壊滅的被害を受けていた。

・東京23区はほぼ壊滅

・官房長官を含めた総理代理全員が安否不明のため政治的空白となる

・はっきり無事と確認できるのは奥多摩の町村、青梅市、あきる野市、八王子市、町田市の一部各島嶼のみ

・放たれた呪霊は1000万程度

これにより500万人の疎開プランを計画しないと被害が増える一方であった。

呪術界総監部と思われる人物達は、都内全域を避難命令区域に設定、都内全域は立ち入り禁止区域とするという。

・明治に張り直した皇居を中心とする結界

・幕末に東京遷都候補地だった薨星宮(こうせいぐう)頂上を中心とした結界

これらを無理矢理県境まで拡張すると考えていた。

こうでもしないと日本が全滅してしまうからだ。

更に日本のメディアに呪霊の存在を公表

官邸機能は大阪に移す事を決めた。

呪霊発生を東京に限定

総監部と思われる人物達は話し合いを続け、このままでは呪霊が日本各地に大量発生してしまう事を危惧していた。

総監部と思われる人物達は一般人の呪力の漏出を東京へ促す事によって、呪霊を東京に集中させる事を決定し

呪霊はあくまで東京のみに発生するものとして公表する。

1:25頃 銀座にて

1:25頃、銀座のコンビニに1人の少女が居た。

お腹を空かせ食料を漁っていた。

コンビニの出入口から「おいで、おいで、ここは危ない」と少女に声を掛ける人物。

「あったかイお風呂」「お歌も歌エるよ」「お父さんもお母さんもお姉ちゃんも弟も先生もイるよ」等少女の気を引かせはじめる。

話してるうちに少女の言葉を繰り返すようになった人物を心配して

お水を渡そうと少女は近寄ってしまう。

少女に口を開けて襲おうとしていたのは呪霊だったのだ。

乙骨憂太、リカの登場

少女に襲いかかる呪霊に刀で突き刺し少女を救った人物がいた。

それは特級術師である乙骨憂太だった。

乙骨は呪霊の頭に刀を再度突き刺すと、少女に優しく怪我は無いか、お父さんお母さんはいるか問いかける。

少女が「分からない」と答え、ボロボロの少女を見た乙骨は「頑張ったね」と優しく声を掛ける。

乙骨の後ろでは先程の呪霊が襲いかかろうとしていた。

その瞬間呪霊が吹っ飛んで祓われ、乙骨は「だめだよリカちゃん。やりすぎは」と言う。

呪霊にトドメを刺したのはリカであった。

呪術総監部と乙骨憂太

場面が変わり総監部と乙骨は会話をしていた。

乙骨は総監部に「これでアナタ達の命令に従うと分かったでしょう」と話す。

どうやら総監部は乙骨が総監部の命令に従うか見極める為呪霊を祓わせていたのだった。

総監部は五条悟の生徒である乙骨を信用出来て居なかった。

しかし乙骨は「縛りでも何でも結んだらいい」と総監部に従う事を改めて主張した。

総監部の出した命令は「乙骨憂太が虎杖悠仁を処刑する事」であった。

乙骨が総監部に従うのには理由があった。

宿儺の領域展開により、渋谷事変の際非術師に避難を促していた狗巻棘の左腕が無くなっていたからだった。

乙骨にとっては狗巻は同期であり友達。

そんな大切な友達の腕を失わせた虎杖悠仁(宿儺)を自分の手で殺そうとしていたのだった。

そんな乙骨は殺気に満ちた顔で「虎杖悠仁は僕が殺します」と断言したのだった。

呪術総監部の通達

・夏油傑生存の事実を確認。同人に対し再度の死刑宣告

・五条悟を夏油傑との渋谷事変共同正犯とし、呪術界から永久追放、かつ封印を解く行為も罪とする

・夜蛾正道を五条悟と夏油傑を唆し渋谷事変を起こしたとし、死罪を認定する

・虎杖悠仁の死刑執行猶予を取り消し、速やかな死刑執行を決行する

・虎杖悠仁の死刑執行役として特級術師乙骨憂太を任命する

以上が呪術総監部からの通達だった。

これにより急変した呪術界。特級術師乙骨が虎杖を追う事になるのだった。

呪術廻戦138話

禪院家登場

138話は京都にある禪院家の話から始まる。

特別1級術師禪院直哉(なおや)は禅院家の者と話をしていた。

禪院真依が死んだかどうか気にしていた直哉だが、家の者との会話によって瀕死状態なのは

禪院真希と判明する。

真希と真依について比べる直哉だが、死にかけてるのは真希で良かったと話す。

直哉は家の者とある和室に移動する。

そこは同じ特別1級術師の禪院扇(おうぎ)と特別1級術師禪院甚壱(じんいち)は直哉に挑発される。

・自分が来ても来なくても、自分が禪院家次期当主であることに変わりはない事

・自分の兄たちはポンコツである事

・叔父であり直毘人の弟である扇はパッとしない事

・扇の娘である真希と真依に関しては論外

・甚壱に関しては顔がダメ。甚爾と顔が逆だと良かった事

挑発された扇と甚壱は直哉に攻撃するが直哉は回避。

そんな所に禅院家の者とみられる人物フルダテが和室に入る。

禪院直毘人の死、次の当主は…

フルダテは「たった今禪院直毘人様がお亡くなりになりました」と3人に伝え、直毘人から預かっていた遺言状の話を始める。

直毘人の意思によって直哉、扇、甚壱の3名が揃った時に読むようになっていたのだ。

・禅院家27代目当主は禅院直哉とする

・高専忌庫及び禅院家忌庫に保管されている呪具を含めた全財産を直哉が相続

・扇、甚壱のいずれかに承認を得た上で直哉が運用すること

以上が書かれていたが、この後に続いた遺言に直哉は怒りを顕にするのだった。

伏黒甚爾との誓約があった

何らかの理由で五条悟が死亡、もしくは意思能力を喪失した場合

伏黒甚爾との誓約状を履行し伏黒恵を禅院家に迎え

当人を禅院家当主とし全財産を譲るものとする。

直毘人は生前、伏黒恵の父親である伏黒甚爾との誓約を交わしていた。

それを聞いた直哉は怒りを露にするが扇と甚壱は直哉よりマシだとなにもしない。

直哉は伏黒がどこにいるか家の者に聞くが、

虎杖悠仁の捜索に当たっていると話す。虎杖はあの後失踪していたのだった。

直哉は宿儺の器である虎杖悠仁、伏黒恵の2人を殺すと言う。

直哉は禅院家当主の座を守る為東京に向かうのだった。

九十九由基は高専の味方ではない

場面は変わり壊滅状態の東京。九十九由基が誰かに話し掛けていた。

あの時は迷った事、ここまで事態が進んでしまうのなら1度泳がせて様子を見るべきだったと話す。

九十九は高専の味方ではなかったのだ。

そして九十九は「私も天元と向き合わなければならない」と呟き

話してる相手に対し「君ならどうする?」と問いかける。

虎杖と脹相

場面が変わり建物の階段に何かを悩んでいるように下を向き座る虎杖の姿があった。

そこに脹相が現れ虎杖の怪我のを聞く。

虎杖は黒閃を食らったところ以外は平気だった。

しかし相当な傷を負っていたはずの虎杖が平気だったのには訳があった。

宿儺の力が大きくなり、傷の治りが早くなっていたのだった

そんな虎杖に脹相は「俺に気を遣うな。高専に戻っていい」と話す。

脹相も弟である焼相(しょうそう)の亡骸の回収をしたかったのだ。

しかし虎杖は高専に戻ろうとはしなかった

虎杖が戻りたいかどうかの話ではなく、宿儺が伏黒を使って何か企んでいるから。

更に虎杖は宿儺に乗っ取られた際に沢山人を殺している事を後悔していた

いずれ伏黒や高専の人間を殺す可能性を考えるとみんなとは一緒に居られない

更に虎杖は脹相に弟を殺した自分と居て大丈夫なのか問う。

脹相はあの時の事を事故だと思っている為虎杖を責めるつもりはなかった。それは虎杖悠仁は脹相の弟だから。

今は呪霊をまず祓わねばならない、行こう。と虎杖は脹相に話しかける。

脹相と共に呪霊の狩人と化した虎杖。

そこに迫るのは乙骨憂太と禅院直哉だった。

呪術廻戦139話

東京に蔓延る呪霊を脹相と共に祓い続ける虎杖

東京にて虎杖は手を叩きながら多数の呪霊を呼び出し一気に脹相の元へ駆け出す。

脹相の元についたタイミングで、脹相は赤血操術「穿血」で、畳み掛けるように虎杖が拳で呪霊を祓う。

そんな虎杖に対して脹相は「さすが俺の弟」と褒めていた。

何故なら自分と戦った時はパワフルな印象だったが

今は繊細さが加わり、淀みない呪力操作と筋肉の力がある。

虎杖の怪我はまだ全快ではないのにこの戦闘センスである事も含め

まさに鬼神のようであったからだ。

褒めた脹相に対し、まだ言ってんの?と未だに弟だと認めない虎杖。

脹相は「何度でも言うさ、思い出せあったはずだ。オマエの父の額にも縫い目が」と。

そんな会話の最中に特別1級術師禪院直哉が到着したのだった。

虎杖、脹相VS禪院直哉

突如上から現れた直哉は「恵くんおらんやん」と伏黒が居ないことを確認。

虎杖と脹相は知らない相手、更に伏黒の話題を出された事に動揺していた。

直哉は続けて「君ら目立ちすぎやで、逃げる気ないん?」と話すが虎杖は何の事か分かっていなかった。

直哉は「君死刑やって、悟くんの後ろ盾がのうなったから」と説明。虎杖も心当たりがあった。

五条が効かせていた融通で助かっていた術師が多く存在していたからだった。

虎杖もその1人である為、五条が居ない事によって即死刑になると考えるには時間は掛からなかったのだ。

直哉は自分が用があるのはあくまで伏黒であって、虎杖の死はぶっちゃけどうでもいい。

しかしちょこまか動かれるのは気に入らないから足折っとくかなと虎杖に話す。

虎杖はそれに対して伏黒になんの用なのか問いただすと

直哉は殺気じみた目で「死んでもらお思って。その前に一筆書いてくれると助かるねんけどな」と話すと

虎杖と脹相は一気に直哉に詰め寄る。

動きの早い直哉

虎杖と脹相が詰め寄ると即座に直哉は回避する。そのスピードが尋常ではなかった。

早すぎて虎杖と脹相の攻撃が当たらないどころか空振りになってしまうのだ。

そんな直哉は虎杖に伏黒が虎杖を探している事を伝えたのだった。

攻撃が全く当たらない虎杖と脹相はこの速さが術式だと気づく。

一方の直哉は脹相が何者なのか考えつつ、思ってたよりも攻撃を仕掛けてくる2人に対しもう少し早くしてみる事に。

虎杖の前に乙骨憂太登場

その時、ぬるっとした強い気配を感じた虎杖、脹相、直哉はその場で固まってしまう。

虎杖は一瞬五条悟かと思う程の呪力量だったが、

直ぐに五条よりも不気味な気配である事を感じる。

そんな不気味な気配を纏ってビルの上に現れたのは

虎杖の死刑執行人を任された特級術師乙骨憂太であった。

圧倒的呪力量を纏い現れた死刑執行人乙骨憂太により

虎杖は窮地に追い込まれるのであった。

呪術廻戦140話

直哉の襲撃と時同じく現れた乙骨

突如ビルの上に現れた乙骨憂太に、虎杖は誰なのか分かっていなかった。

そんな乙骨は刀を抜き、ビルから虎杖の元に飛び降り着地。

着地した瞬間に周りの壁や地面諸々が吹き飛ぶ。

乙骨は壁や地面が吹き飛ぶ程の呪力を使ったのだ。

その場面を見た虎杖、脹相は圧倒される。

乙骨は「誰が虎杖くんの何?」と殺気じみた目をしながら問いかけると

「やっぱり悠仁の死刑執行人か」と乙骨の言葉に反応したのは脹相だった。

直哉が乙骨の味方をする

虎杖はそもそも乙骨憂太を知らないため口を開けずに居たが

直哉は「味方やで。君乙骨くんやろ?」と話す。

更に真希の従兄弟である事、乙骨と同じく虎杖を殺す為にここに居るし邪魔もしないと。

しかし直哉はある条件を乙骨に出す。

・虎杖悠仁を殺す事を暫く上に黙っている事

・虎杖を餌に会いたい人がいる事

これを条件とするのであった。

直哉は伏黒恵を殺す事が1番の目的な為虎杖の生存を餌にしたかった。

乙骨はそれを聞き条件を承諾。そっちは任せますと直哉に話すのだった。

逃走を試みる虎杖と脹相

一方の虎杖は乙骨と聞いて伏黒が話していた五条と同じ特級術師乙骨憂太である事を察する。

脹相は乙骨が死刑執行人である事を察し、虎杖にこっそり逃走する事を提案する。

・直哉は種(術式)のあるスピードタイプで追いかけっこは難しい。脹相が足止めをする事

・五条と同じタイプの乙骨とは戦ったら死ぬ。虎杖は乙骨から逃げる事だけを考える事

これは虎杖と術師を戦わせず、かつ脹相に引け目を感じさせない為。

世話が焼けると思いつつも、脹相はお兄ちゃんとして虎杖を守るためこの提案をしたのだ。

昨日の地点で落ち合う事を約束し、虎杖は乙骨が逃げ、脹相はその間直哉を足止めし始めるのだった。

脹相VS直哉

作戦通り逃げに徹する虎杖とそれに気づいた乙骨。

走り出しで潰すつもりだった乙骨だったが、虎杖は想像以上のスピードであった。

逆に虎杖も抜き身の刀を持っている乙骨のスピードに圧巻されていた。

脹相は走り始めた乙骨の妨害をするが、直哉がそれを察知し脹相を止める。

そして作戦通り乙骨VS虎杖 直哉VS脹相の展開になるのだった。

直哉は脹相の首元を掴み拳を後頭部にぶつけると

「見てたでさっき。赤血操術やろ?」と脹相の術式を見抜いていた。

直哉は続けて「穿血」以外は怖くない事、それを出すにはでかいタメのいる「白斂」が必須な事。

それはスピードタイプの直哉からしてみれば脹相の弱点でもあった。

タメに時間がかかるという事はその間直哉に攻撃が出来ない。

直哉は逆にその間速さを使い脹相に攻撃をしてしまえる

その事を踏まえ「詰みや、死ぬで君」と話すのだった。

煽られた脹相は「オマエこそ俺の弟に手を出して生きて帰れると思っているのか?」と問うのだった。

乙骨VS虎杖

場面は変わり虎杖は乙骨から逃走をしていた。

刀を抜き虎杖を斬ろうとする乙骨に、虎杖は目の前の横転している車を上手く使い攻撃をかわす。

乙骨は絶対斬ったと思ったのに斬れなかった。

更に「真希さんみたいだ」と虎杖のフィジカルギフテッドさに驚いていた。

虎杖はその間に車を乙骨に全力で投げつける。

それもそのはず。見通しのいい所では乙骨から逃げきれない。

その為屋内に逃げ距離を取る作戦に出るも

建物の入口を防ぐように突然先程の車が落ちて虎杖は足止めを食らうのであった。

実は乙骨が虎杖を足止めする為車を投げつけたのだった

五条悟より呪力量の多い乙骨憂太

車を投げつけた乙骨は虎杖に「驚いた?パワータイプには見えないもんね」と話す。

しかし虎杖は乙骨がとんでもない呪力量を纏っている事に気づいていた。

「俺と真逆だな」と話す虎杖。

パワー不足を物凄い呪力強化で補う乙骨と、呪力不足を物凄いパワー強化で補う虎杖は正反対であったのだ。

そんな虎杖に乙骨は「呪力量は五条先生よりも多いんだよ」と話す。

驚く虎杖に話を続ける乙骨。

五条は「六眼」持ちの為術式を発動した時の「ロス呪力」が限りなくゼロ。

パフォーマンスでは五条が1番で、乙骨に呪力切れがあっても五条にはそれがない事を説明する。

話を終えた乙骨は再度虎杖に物凄い速さで斬りかかり、逃げ場を失う虎杖。

虎杖は東堂の言葉を思い出す。

一流の術師程呪力の流れが読みづらい。

それは呪力操作の制度が高いから直前まで攻撃が予測できないという事。

しかし乙骨は違ったのだ。

刀を含め全身から常に呪力が立ち昇っているのだ

それは動きを読む読まない以前の問題であり

乙骨の攻撃は虎杖にとって全てが決定打にも成りうる。

更に虎杖からの攻撃は纏った呪力のお陰で全てのダメージを最小限に抑えることができる

それは虎杖にとって最悪の状況であったがまだ死ぬ訳にはいかない。

なぜなら「あとは頼みます」七海の言葉を思い出していたからだった。

七海の言葉を胸に、虎杖は乙骨に立ち向かうのであった。

呪術廻戦141話

虎杖、乙骨の一騎打ち

乙骨と何とか戦闘を続ける虎杖だが、回避するので一杯であった。

呪力で強化していれば刃物をそこまで怖いと思った事がない虎杖。

しかし乙骨相手にそんなことを言っていたらあっという間に鯰(なまず)にされてしまうと考えていた。

とにかく乙骨から距離を取る事を考えていた虎杖。

目の前の車に向かって走り出し、窓から車の中に入る。

たまたま車内にサバイバルナイフが入っており、咄嗟にそれを手に取る。

車から出てきた虎杖に乙骨は容赦なく刀を振り下ろすと

取り出したナイフで防御する。

サバイバルナイフで応戦する虎杖

サバイバルナイフで防御された乙骨は驚き、どこから持ってきたのか疑問に思うが

車内にあったサバイバルナイフだと気づく。

特殊な呪具じゃない為怖がる必要ないと考えていた。

虎杖は「ビビるな間合いを詰めろ、呪力を込めろ」とサバイバルナイフに呪力を込めながら応戦していた。

しかし虎杖はサバイバルナイフに呪力を上手く込められない

それもそのはず、虎杖は五条から刀やナイフに呪力の込め方を教わっていないからだった

五条は生徒の戦闘タイプによって修行の仕方を変えていた。

「悠仁にはまだ早いかな」と虎杖には呪具頼りになって呪力操作が疎かにならないようにしていたのだ。

なんとか乙骨の攻撃をナイフで受ける虎杖だったが

乙骨は「意識が刀にいきすぎ」だと虎杖に話しつつ前蹴りをする。

もろに前蹴りを食らった虎杖は「ただの前蹴りなのになんつー重さだ」と

乙骨の強さを目の当たりにしていた。

畳み掛けるように刀を振り下ろす乙骨に虎杖はナイフで受け止めるが

ナイフは真っ二つに斬られ、自分の身体も斬られるのだった。

うしろのしょうめん

ナイフも身体も斬られた虎杖だが、乙骨の動きよりも早く乙骨の刀を足で地面に押さえつけ

刀に蹴りを入れ、乙骨の刀を折ったのだった

刀を折られた乙骨は一旦虎杖から距離を取り、「一筋縄じゃいかないか」と呟く。

それもそのはず。虎杖も五条の教え子だからそう簡単にはいかないのだった。

虎杖は乙骨に斬られた所の傷が深い事は自覚していたが

乙骨の刀も折って居たのでお互い丸腰である事に安心してまた乙骨に攻撃を仕掛けようとする。

しかし「なにしてるのォ」という声と共に虎杖は黒いもやもやを身に纏い、黒い爪をしたリカちゃんに背後から押さえつけられる。

あまりの力に虎杖ですら身動きが取れないのだった。

乙骨に心臓を突かれる虎杖

押さえつけられた虎杖を見ながら乙骨は「遊んでるだけだよリカちゃん」と話す。

虎杖はリカの存在を知らなかった為式神か何かだと思っていた。

乙骨は折られた刀に呪力を込めながら「抑えててね」とリカに話し、乙骨は虎杖の心臓を刺すのだった

リカは刺した瞬間に消えてしまう。

そして乙骨は「ごめんね、虎杖君」と声を掛けるのだった。

生得領域にいた宿儺は心臓を刺された虎事で舌打ちを打つ。

しかしなにかに気づいた宿儺は笑みを浮かべるのであった。

脹相、直哉の戦い

乙骨と虎杖が戦っている頃、脹相も直哉と戦っていた。

直哉は術式による速さを使い脹相の身体に触れてフレームのような物を出していた。

一瞬フリーズした脹相は直哉によって壁に突き飛ばされてしまう。

脹相はその速さから術式の種が分かっていなかった。

圧倒されてる状態の為、直哉から術式開示もない。

更に速さに対応するのが精一杯で「百斂」どころかの話ではなく体外での血液操作も機能しなかったのだ。

しかしそれでもついていく脹相に直哉は「しぶと、マジでなんなん君」と問いかける。

脹相は「兄さ、10人兄弟のな」と答えると

赫鱗躍動・載を発動する。

抗う、それが兄の運命であった。

呪術廻戦142話

直哉と戦い続ける脹相

脹相は「赤燐躍動」によって、能力を外眼筋に集中させて動体視力を上げ、禪院直哉に食らいついていく。

しかし攻撃を繰り出した瞬間に、禪院直哉のカウンターを食らう脹相。脹相は足から凄い勢いで出血をしてしまう。

その要因である小刀を見せる直哉。

直哉は正直、呪術師が刀なんかを持ち歩いているのが「ダサいと思っとる」と発言。

その発言に対し、「兄弟のことが嫌いなんだな」と質問する脹相。それに対して、「嫌いだ」と答える直哉。

「弟よりデキの悪い兄なんかいる意味ないやろ。首くくって死んだらええねん」と辛辣な発言をする。

兄弟のおかげで今のお前があるのかもしれんぞ。と諭す脹相。その意図を「は?」と失笑しながら、聞き流す禪院直哉。

脹相はこう話す。

・出来が良かろうと悪かろうと兄は弟の手本

・兄が道を誤ったら、弟は避ければよい

・兄が正道なら、弟は後をつければよい

なぜ俺が強いのか、教えてやろうと脹相が言う。

脹相が強い理由

「弟の前をあるき続け無ければならん。だから、俺は強いんだ」と。

兄弟愛を大切にできない禪院直哉に対して、憂いと怒りの気持ちを顕にし、自らの大量の出血を生き物のように操舵する脹相。

なぜ、こんな大量出血で生きとるんや…と焦る直哉。

九相図から生まれた腸相は、呪霊と人間の混血であり、呪力を血液へと変換できる特異体質。

そのため、呪力が枯渇しない限り失血死することもない。

脹相の出血技に間合いを詰められる直哉。

気づいたときには、足全体に血が固まり、直哉は身動きがとれない状態に追い詰められていた。

「後はわかるな。詰みだ」

そのように、最後の技を繰り出す準備をする脹相。「超新星」

150年の間、自らの術式と向き合い続けた脹相のオリジナル技を発動させる構え。

しかし、その時、脹相の背後から、ただならぬ呪力と殺気。

乙骨の登場

勝ちを確信していた脹相。しかし、その背後から、虎杖悠仁を葬ったとみられる乙骨雄太が登場。

背後からの気配にすぐさま振り返る腸相を、ワンパンでノックダウン。

「辛そうですね、直哉さん」

そう言って、涼しい顔で禪院直哉が倒れている様子に声をかける乙骨だった。

134話考察

極ノ番うずまきについて考察

うずまきは0巻の百鬼夜行で夏油傑が使っていた技でした。

乙骨との戦いで発動しておりましたが、威力は恐らく偽夏油のうずまきの方が上です。

夏油傑による百鬼夜行時は特級仮想怨霊「化身玉藻前」を取り込んでいましたが

偽夏油が準1級以上の呪霊を使用した時に起こる術式の抽出が真価と話している所から

真人は既に特級レベルで、特級仮想怨霊よりも強かったと考えられます。

虎杖と脹相について考察

脹相のお兄ちゃん発言によりほぼ虎杖は九相図決定で間違いなさそうです。

その事も考えると虎杖も加茂憲倫の中身に作られた可能性が否定できません。

加茂憲倫と偽夏油の考察

偽夏油は加茂憲倫を数ある名の一部にすぎないと話しておりましたが

これは加茂憲倫以外にも乗っ取った人物が複数いるという事を指していると思われます。

現時点では加茂憲倫以外誰なのか分かっていませんが日下部のシン陰流を知っており褒めていた所から

蘆屋道満をモデルしている作中で1度だけ名前が出てきたシン陰流考案者の芦屋定綱の可能性があります。

中身が芦屋定綱であれば、シン陰流を褒めてるのも納得がいきます。

裏梅についての考察

呪術廻戦本誌116話では宿儺と1000年前から関わりがある人物である事が分かっています。

その際宿儺は「ゆめ準備を怠るな。またな裏梅」と言っている事から

準備が整い今回虎杖達の前に出てきたのかと思われます。

また裏梅という名前から五条家の人物だろうと考えています。

実際に五条の先祖である菅原道真の家紋は裏梅である事が分かっています。

更に五条と同じ白髪である事も含め五条家の人間である事は間違いなさそうです。

135話考察

虎杖と九相図の考察

赤血操術が使える脹相ですが血の繋がった弟達の異変はどんなに遠くにいようと感じ取れるとありました。

壊相と血塗が虎杖と釘崎によって殺された時も遠くにいたはずの脹相はそれを感じ取っていましたので

虎杖が脹相と同じ血を持っているとするならば、虎杖はやはり九相図確定だと思われます。

裏梅の術式と宿儺についての考察

裏梅の術式は氷凝呪法という事が今回判明しました。

宿儺の術式は解、捌、そして炎の技を使っていたところから調理に関する術式だと予測していますが

裏梅が宿儺を慕っている事を考えると宿儺の調理に裏梅も加担してる可能性が高いです。

氷凝呪法で相手を氷漬けにし身動きを取れなくし、そこに畳み掛けるように宿儺が調理をする。

そうであれば裏梅が氷の術式を使うのも辻褄が合う気がします。

九十九由基についての考察

海外に居る九十九が今回登場しましたが、九十九を日本に呼んだのは冥冥だろうと予測しています。

海外逃亡した際冥冥が電話を掛けていた相手が九十九であるならば

日本の状況も分かっているはずですし、あのタイミングで虎杖達の元に来ていてもおかしくありません。

クアラルンプールが22時の時点で九十九が居るであろう国は朝でしたので

時差的にヨーロッパのどこかであると予想出来ます。

恐らく冥冥が逃亡した際同様憂憂の簡易領域によって九十九は日本に来たと思われます。

そして西宮の術式が付喪操術と判明してるので付喪神絡みであるとは思います。

そして恐らく九十九の術式と何かしら関わりがありそうです。

136巻考察

加茂憲倫が考える呪力の最適化について考察

加茂憲倫が考える呪力の最適化とは恐らくですが
非術師全員が呪力を持つ事、呪力を利用出来るようになる事だと思います。

加茂憲倫は自らの手で九相図を生み出しましたが、納得のいく形を作り出す事が出来ませんでした。

しかし今回のように真人の力を使ってマーキングしていた非術師と呪物を殺し合いさせる事によって

加茂憲倫の力がなくとも強い非術師だけが生存する世界へと進化するという事だと思います。

今後の津美紀の動きについて考察

津美紀は放たれた非術師と共に殺し合いを始めると思いますが

どこかで伏黒恵との対決になる可能性があります。

伏黒恵は、魔虚羅を発動した後瀕死状態でした。

その後宿儺の反転術式で一命を取り留め、宿儺によって家入硝子の元まで運ばれている事から

家入硝子の治療を受けた後に、放たれた非術師や呪霊達と戦う事になると思われます。

その時に津美紀と出会い殺し合いをしなければならない可能性が非常に高いです。

呪術全盛、平安の世について考察

宿儺が存在していた千年前は呪術全盛時代と言われていました。

その時多くの術師が宿儺に挑みますが、宿儺を消し去る事が出来ませんでした。

加茂憲倫はその当時の事を現代でやろうとしているかと思われます。

宿儺完全復活させるためだと考えられます。

137話考察

東京の現状考察

日本地図が初めに出ており、東京が黒く塗りつぶされて壊滅的被害を受けたという事がまず分かりました。

加茂憲倫が放った呪霊達は1000万程度とありましたが

元々夏油傑が所持していた呪霊は4000体程度とされていたので

加茂憲倫が夏油傑を乗っ取ってからはかなりの呪霊を取り込んでいた事が分かります。

もしくは加茂憲倫が放った呪霊に釣られて集まった可能性も考えられます。

また明治に張り直した皇居を中心とする結界と幕末に東京遷都候補地だった薨星宮(こうせいぐう)頂上を中心とした結界の話がありました。

明治は加茂憲倫が最悪の術師として名を知れた頃なので加茂憲倫から皇居を守る為。

薨星宮は天元が居る東京校の地下の事なので

この両方とも天元によって張られた結界だと分かります。

いずれにせよ天元の結界を広げないと東京以外の地域に被害が及ぶ事が予測できます。

日本地図について考察

日本地図には、東京以外だと愛知岐阜三重滋賀の県境がはっきり白く塗りつぶされており

そこに関しては今後御三家の話に繋がる伏線だと考えています。

作者がいずれ御三家の話をすると言っていた事もあり可能性が高いです。

御三家で場所が分かっているのは、京都にある加茂家のみとなります。

今回白く塗りつぶされてるのは愛知岐阜三重滋賀なので加茂家は除外。

五条家、または禪院家の話への伏線だと思われます。

乙骨とリカの考察

今回から乙骨憂太とリカが登場しました。

単行本0巻登場時と比べると乙骨は非常に殺気じみた顔になっています。

海外にいる際何かあったのだろうと考えられます。

気になる点はリカの名前です。

元々乙骨憂太に取り憑いていたのは祈本里香で「里香ちゃん」と呼んで居ました。

しかし今回乙骨の口から出てきた言葉は「リカちゃん」でした。

里香は元々0巻時で解呪して成仏しています。

現時点で乙骨が里香を呼び出してるとは思えません。

恐らく里香に似た何かを召喚した可能性が考えられます。

作中ではリカの存在は描かれていない事と

呪術的な理由で考えると、乙骨が降霊術を海外で学びリカを召喚しているのではないでしょうか。

いずれにせよ、祈本里香ではなさそうです。

呪術総監部の通達について考察

・夏油傑への通達

総監部は夏油が加茂憲倫に乗っ取られている事を知らない可能性があります。

総監部は元々指示に従わない五条の事をよく思っていないですし

五条が夏油を始末した事も嘘だと考えているのだと思われます。

更に五条ですら封印される前までは乗っ取られている事実を知らなかったですし

渋谷事変中に総監部へ伝達出来る人間は居なかったと思われます。

・五条悟への通達

こちらは生存と見なされてる夏油傑との共同正犯という事になります。

共同正犯の効果は「すべて正犯」とされ、自ら実行しなかった行為から生じた結果についても刑事責任を負う事です。

五条悟が実際渋谷事変を起こしたとされなくても、

漏瑚と花御との闘いの際 多数の人間を犠牲にしていますし

親友である夏油傑が渋谷事変を起こしていると総監部は思っていますので

結果的に五条も共犯扱いと見なされると総監部は考えたんだろうと思います。

・夜蛾正道への通達

最も重い罪とされる死罪です。

総監部が、五条と夏油の元担任で現東京校学長である夜蛾が

教え子を唆して渋谷事変を起こしたと考えてるのであれば

教師としての責任を果たすには死罪と考えたのだろうと予測できます。

ちなみに江戸時代では死罪=斬首なので夜蛾は斬首刑の可能性も否定できません。

・虎杖悠仁と乙骨憂太への通達

虎杖は宿儺の指を取り込んだ時点で死刑執行は確定してました。

それをずっと五条が止めていただけですので、五条が封印されてる今がチャンスと考えていてもおかしくは無さそうですね。

乙骨と宿儺について

宿儺と対等に闘えるのは特級術師乙骨憂太だけと考えていてもおかしくはありません。

何故なら乙骨にはリカの存在があるからです。

リカの存在を知らない虎杖or宿儺には確実にダメージ与えられるはずと考えています。

138話考察

禪院家について考察

直哉が禅院家の人間の繋がりについて話していたので予測ですが簡単にまとめてみました。

・直毘人は直哉の実父

・扇は真希、真依の実父

・直毘人と扇は恐らく兄弟

・甚壱と甚爾は兄弟

・甚爾は伏黒恵の実父

また特別1級術師についてですが、これは御三家特有の階級だと思われます。

階級については高専が関わっているはずですが

御三家の場合は家柄的に必要が無さそうなので特別と付けられてるのではないかと考えています。

甚爾の誓約状について考察

甚爾は五条が伏黒を引き取った後直毘人と誓約を交わしていたと思われます。

恐らくですが甚爾は五条に対して何かあった時は伏黒を守るという信頼があったのだと。

しかしその五条に何らかがあった場合、元々現在誰も相伝していないとされる

禅院家相伝、十種影法術をもった伏黒は禅院家に引き戻されると思います。

更に五条や甚爾が禅院家を嫌ってる事と直哉の女性に対する対応等考えると

恵がかなり苦労してしまう事も予想が出来るので

五条の身に何かあった場合、禅院家の当主として伏黒を迎える事により甚爾は父親として伏黒を守れると考えてたのではないでしょうか。

九十九の話し相手の考察

話し相手は虎杖悠仁と考えています。

九十九の話してるあの時とは、加茂憲倫と闘っている時。

あの時居た人物の中で考えられるのは虎杖だけです。

九十九とその仲間が責任を持って高専の人間を送り届けると話してましたが

送り届ける事で安心するのは虎杖だろうと思います。

更に天元と向き合わねばならないと話していたのは

予測ですが九十九が天元の器の可能性があるという事です。

五条ですら天元様と呼びますが、九十九は呼び捨てで、過去編でも1番先に天元が落ち着いてる事を知ってました。

更に「私もいい加減天元と向き合わねば」「君ならどうする?」と話してる事もあり

この言葉が宿儺の器である虎杖悠仁に向かって話してるのなら納得出来ると考えてます。

虎杖の答えについて考察

虎杖は下を向いて階段に座り込んでいた所から

九十九にどうする?と聞かれて悩んでるのかとも思われます。

そして瀕死になりうるであろう傷を負っていた虎杖が

黒閃のダメージ以外は大丈夫、宿儺の力が大きくなっていると感じ取っていた所から

それは虎杖がどんどん宿儺に変わってきているという事です。

更に虎杖はみんなと一緒に居られないと話していました。

伏黒を使って宿儺が何か企んでる事も分かっていましたし

自分を助けてくれた伏黒を殺す可能性も危惧していたので

一緒に居られない、それが唯一自分から守る方法と考えたと思われます。

139話考察

脹相の言葉について考察

脹相は虎杖の戦闘センスをかなり褒めていました。

恐らくこれは宿儺の力が強くなっている事によるものだと考えられます。

更に脹相は、オマエの父の額にも縫い目があった事を思い出せと虎杖に話していました。

この事から虎杖父が加茂憲倫に乗っ取られていた事が予測できます。

そして外側が脹相を作り出した加茂憲倫ではないと考えると、

虎杖は脹相やその他の九相図とはかなり期間が空いた状態で作られた器である可能性も出てきました。

以前加茂憲倫の正体がわかった時に加茂憲倫という名前は一部に過ぎないと言ってましたので

脹相の発言により加茂憲倫は多数の人間を乗っ取っていたと考えられます。

禪院直哉の術式について考察

138話で禪院直毘人の息子である事、次期当主と言われていた事から

恐らく直毘人と同じ投射呪法かと考えられます。

直毘人の投射呪法は1秒を24分割し、己の視界を画角として、あらかじめ画角内で作った動きをトレースするというものです。

術式を応用すれば、自信の速度アップ、敵の動きを止めるという2通りの使い方が出来ます。

虎杖の違和感は画角内で作った動きをトレースしていたからだと思います。

直哉自身も、もう少し早くしてみるかと思ってましたので

速度アップが可能な投射呪法が有力候補だと考えられます。

五条と間違えられる程の乙骨の呪力量について考察

初めて会う虎杖は、乙骨の呪力を感じ五条悟と間違えていました。

この事から乙骨は五条悟と同等、もしくはそれより上の呪力を持っている可能性があると考えられます。

「ぬるっ」とした不気味な気配という事に関しては、恐らくですがリカの気配も混じっている為だと思われます。

しかし0巻時は同期の真希、狗巻、パンダは乙骨との初対面時ぬるっとした気配を感じていなかった為

乙骨は海外で何かあった、更にやはりリカはあの時の祈本里香ではないと思われます。

140話考察

乙骨と五条の呪力量についての考察

・五条の場合

六眼があるお陰で精密な呪力操作を行えます。

それは相手によって呪力量を変える事も容易いですし、万が一呪力を沢山使ったとしても

反転術式で常に新鮮な脳みそにしている為

基本的に呪力量がゼロになるという事はありません。

・乙骨の場合

常に全力全開の呪力を纏った状態。

常に100%の力を発揮する事が出来ますが、その分呪力の消費も激しいと思われます。

しかし逆に言うと呪力切れが起こるまでは五条よりも多い呪力量で戦えるという事。

呪力切れがない限り、乙骨の攻撃は虎杖にとって致命傷を負う程にもなりうるし

虎杖が攻撃をしても全身に纏った100%の呪力量のお陰で虎杖の攻撃が全く効かないという事になります。

七海の言葉を思い出した理由と考察

虎杖は追い込まれた際に七海の最期の言葉

「あとは頼みます」を思い出していました。

更に「まだ死ぬわけにはいかない」とも発言しておりました。

これは七海が本来は言うべきではなかった

虎杖への呪いの言葉となってしまった可能性が考えられます。

作中では何度もじーちゃんの言葉を思い出してる場面がありましたが

どれも虎杖自身のピンチの際に思い出していました。

じーちゃんの「オマエは強いから人を助けろ、大勢の人に囲まれて死ね」や、

伏黒は死んでないので呪いになってるかは不明ですが

伏黒の「死んだら殺す」のような死んだ時の言葉が多い中

七海は「あとは任せます」と虎杖が生きる事を呪いとしてました。

これは七海の優しさであり虎杖に対する信頼から来てるのかと思われます。

実際その言葉の通りまだ死ぬ訳にはいかないと虎杖は発言してますし

いい方向の呪いの言葉であると考えています。

141話考察

タイトル「うしろのしょうめん」の考察

これは恐らくリカの事だと思われます。

リカちゃんは常に乙骨の後ろに居ます。

そして今回押さえつけられた虎杖の後ろの正面にリカは居ました。

それを考えるとタイトルはリカの伏線だと思います。

「かごめかごめ」の歌詞の考察

「うしろのしょうめん」というのは「かごめかごめ」という曲の歌詞になります。

実はかごめかごめの歌詞には虎杖と宿儺を思い浮かべるような意味がかなり込められております。

虎杖は宿儺の指を受肉してから、虎杖の誕生日(恐らく宿儺完全復活の日)までの期間が大体十月十日になります。

その為虎杖は妊婦説というものがあるのですが、このかごめかごめもそういう意味に近いものがあります。

かごめかごめ→籠女(妊婦の事)=妊婦説の虎杖

籠の中の鳥→胎児=受肉した宿儺

いついつでやる→宿儺はいつ出るのか

夜明けの晩に→ 胎児からの視点では臨月

鶴と亀が滑った→ 統治する(陰で操る)=宿儺自体が操る

後ろの正面だあれ→ 逆の存在・影の指揮者・取り憑いていた存在=宿儺

この様な歌詞と意味を考えると、妊婦説に繋がってきます。

更に虎杖は乙骨に鯰にされちまうという発言をしていました。

普通の高校生が鯰にされるという言葉を言うとは思えないので

虎杖がどんどん宿儺化している、更に宿儺完全復活の時期も近いのではと考察できます。

「ごめんね、虎杖君」という言葉の考察

乙骨は虎杖を刀で刺した直後「ごめんね、虎杖君」と話していました。

元々乙骨は、狗巻棘の腕を落とした虎杖に強い殺意を持っているとされていましたが

この言葉を見て矛盾してる事に気付きました。

大切な仲間の腕を落とされ殺意を持っているならば、ごめんねという言葉は出てこないはず。

では何故この言葉が出てきたのか。

それは恐らく乙骨の狙いは虎杖ではないから。

乙骨はそもそも海外で五条と会っているとされています。

その際虎杖と宿儺の事は聞いているはず。

今回の言葉を聞いて五条に何かあったら代わりに乙骨が虎杖を守ってあげてと頼まれていたのかもしれません。

何故心臓を刺したのか

恐らく上層部の指示もあり1度殺したという事実を作るために

心臓を刺したと考えられます。

乙骨は反転術式を使えますので刺した後に反転術式で治した可能性もありそうです。

142話考察

直哉の発言について考察

直哉は呪術師が刀を持つなんてダサいと発言しています。

これは呪力があるのにわざわざそのようなものを使わなきゃいけないのがダサいという事と

恐らく直哉は間近で呪力ゼロの甚爾を見ているから。

甚爾は呪力が無くても強いというのにという事も含まれてるかと思われます。

脹相が強い理由について考察

兄たちを馬鹿にしている直哉に対し脹相は兄としての背中を見せると発言していました。

それは弟達が背中を見てついてこれるように、大切な家族を失わない為にと

思って発言したと思われます。

乙骨について考察

瀕死の直哉に対し乙骨が助けてあげましょうか?と言葉にしてましたが

これは直哉を助けたいのではなく、助ける事によって虎杖から目を逸らして欲しいという

願望があったのでは無いのでしょうか。

更に乙骨は伏黒が直哉と居たのも知ってるのであくまで後輩たちを守るための言動だったと

考えられますね。

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