二月の勝者103話ネタバレ
102話では佐倉ちゃんが、クロッキーの夜の活動を知ることになりましたが、活動内容をわかった上で、本人には何も詮索せず、クロッキーの体調を気遣っていました。
それもあってから、103話ではクロッキーと佐倉ちゃんがいい感じに。クロッキーは佐倉ちゃんに言われたとおりに栄養バランスを考えた定食をほうばるなど、カワイイ一面を見せることに。
前回までのあらすじ
・塾に戻った佐倉ちゃん、黒木に何を伝えるのか
・佐倉ちゃん、自分が見た光景を言わなかった
第103話『十一月の風雲』
①クロッキー自身の体調を考えて…食べる!
11月の最終週の桜花ゼミナールにて。
黒木は、12月に予定されている渋谷大崎模試、帝都圏模試へのチャレンジが、受験生にとって最後の模試、合格判定を出せる最後のテストであることを、桜花ゼミナールの講師たちに念押しするところから始まる。
前話にて、過労、栄養不足など、様々な要因から塾の中で倒れ込んでしまった黒木。そのため、佐倉ちゃんから「しっかりと栄養をとるように」と念押しされていた。
飯を食う姿さえ、今まで見せたことがなかったクロッキー pic.twitter.com/q2wp6HbCz4
— ユルペディア (@youloopedia_com) March 29, 2021
その約束を守ってか、塾内で定食をほうばる黒木。
それを見た塾講師たちは、なにか違和感を覚える。なぜなら、クロッキーが塾でご飯を食べている姿を見るのが始めてだったからだ。
②各家庭では、最後の模試への第一志望記入に四苦八苦
103話では、最後の模試への第一志望にどこを書くか…
夫婦で悩みながらも、チャレンジする姿が複数の家庭で描かれています。
103話で出てきたのは、
前田花恋(桜蔭志望の桜花ゼミの女王)
三浦佑星(第一話で黒木にリフティング対決で負けた子)
加藤匠(鉄オタ、ジャイアントキリングくん)
武田勇人(ゲーマニ)
といった4家庭の様々な葛藤が描かれている。
③三浦佑星の家庭が始めてクローズアップされる
ジャイアントキリング二人目? pic.twitter.com/LyqY25L0EB
— ユルペディア (@youloopedia_com) March 29, 2021
中でも三浦佑星の家庭が今回でクローズアップされている。
三浦遊星といえば、6年生から桜花ゼミナールに通い始めた男の子。
お父さんがサッカー好きで、将来、子どもにもサッカー選手になってほしいという願望が描かれていたこともあります。
そんな三浦佑星くんが受けるのは、サッカーの設備が充実している学校。
2月の勝者では、「園学院中」という学校を第一志望にしています。
「園学院中」とは、特進クラスと普通科に別れており、特進クラスの方は、偏差値57。三浦佑星の現在の偏差値は52であり、5ポイントも上ということになり、先月の模試ではC判定(合格率40%)とのこと。
三浦佑星くんは、この「園学院中」特進クラスを12月の模試でチャレンジすることを決意。そのキッカケとしては、特進がダメでも、普通クラスにスライド合格できるという情報を彼本人が入手。
ある日、桜花ゼミナールにて、黒木に対して「園学院中って、特進がダメでも普通クラスにスライド合格できるってホントですか?」と聞いてきた。
それに対して、黒木は「三浦さんなら、スライド合格どころか、特進クラス正規合格を狙うべきでは?」と返した。
実際は、合格率40%であり、実際に合格できる可能性は低いが、前回までに加藤匠くんにも進めていたように、受験直前までワンランク上の受験校を狙わせるのが鉄則。
そのために、クロッキーは三浦くんにワンランク上の受験を勧めたのである。
そして、最後に都立受験を視野に入れ始めた島津くんの家庭の話になったところで前回に続く…
二月の勝者103話の考察・感想
①クロッキー、佐倉ちゃんとの絆深まった説
今話で注目したいのは、桜花ゼミナール内で始めて黒木が定食を食べていた姿を同僚から見られたこと。
黒木は仕事人であることから、寝食を忘れるほどに仕事に没頭。ご飯を食べている姿をみせたことがなかった。
しかし、前回に佐倉ちゃんからちゃんと栄養を取るように諭され、それを素直に受け入れるようになったクロッキー。
彼女が前回、夜の活動を詮索することなく、自分の体調を心配してくれたことが嬉しかった&彼女を信頼するようになった証拠であろう。
②三浦佑星くん、合格の伏線か
これまでほぼ取り上げられることのなかった三浦くんだが、最後の模試のタイミングになって登場。黒木からワンランク上の受験を勧められている。
これは、加藤匠くん同様に、間違いなく、合格への伏線。
クロッキーがワンランク上の受験を勧める生徒は、傾向的に、親子の仲が良く、夏以降に急激に成績を伸ばしている生徒という条件が合致しています。
12月の模試の結果が楽しみな流れになりそうです。