2月の勝者104話のネタバレ
息子の学費で先行き不安から、自信を無くしてしまう島津順の母。しかし、そんな姿を叱咤激励し、資金の援助を申し出るまさかのイケメンが登場…
前回までのあらすじ
・各家庭では、最後の模試への第一志望記入に四苦八苦
・三浦佑星の家庭が始めてクローズアップされる
第104話『十一月の増援』
島津順くん、都立を第2志望に変更
2月の勝者104話は島津順くんの話が中心。
ところは、島津順くんの母親の実家にて。離婚を前提に現在、息子の順と父親から離れ、実家に身寄せている島津母こと優子。
この日は、島津順くんと最終模試へ記入する志望校を親子で決めようとしてる。
島津順くんは、前回に都立中学の説明会で「都立も面白そうだったから」という理由で、これまで私立一本だった志望校を大幅に変更。
第一志望は変わらず「開成中学」であるが、第二志望は都立中学に決定。そんな息子の意志にどこか引っかかりがある優子。
息子との話し合いが終わった後に、深くため息をつく優子のその姿を見て、「何かひっかかってんの?」と声をかける姉・明子。
やはり、優子は息子が学費のことを心配して、志望校を変更してくれたこと、親として情けないと思っていることを吐露。
さらにもし、息子が開成の奨学金制度を利用できなかった場合、金銭的な理由から開成を諦めさせることになる…と悩んでいた。
そんな姿を見て、何かを決意した姉が、驚くべき行動に出る。
島津順のおばさん、学費は私に任せなさい!
優子の弱気な姿を見て、「開成を諦めさせてはいけない!」と叱咤激励する姉。しかし、優子が女手一つで今後私立の中間一貫校を勧めさた場合にどれだけ大変かと先行きの不安を悩み、なかなか決心がつかない。
その姿を見て、姉・優子は「私が絶対にさせない!」「お姉ちゃん、順の学費、支援するから」と驚きの申し出をする。
妹の優子は、驚きながらも「お姉ちゃんに金銭的に頼るなんて嫌」と断るが、姉は「あんたに援助するんじゃない。順の将来に投資するの」と主張。
おばさまイケメン pic.twitter.com/Rd0mvZ8LV1
— ユルペディア (@youloopedia_com) April 4, 2021
ひとつ屋根の下で、順と一緒に暮らすようになってから、中学受験に対して、子どもが可哀想と偏見を持っていた気持ちが、次第に変わっていき、今では「まだ12歳の子がこんな熱くてかっこいい戦いをしてるなんてしらなかった」と感動したという。
104話の冒頭から、涙なしには、見られないシーンである。
上杉海斗くん、第一志望をついに打ち明ける
場所は桜花ゼミナール。
最後の模擬試験の志望校について、生徒たちの保護者から報告が挙がってくるのをパソコン上で確認する講師たち。
桜花ゼミナールの生徒たちの大半は、これまでの志望校を変えず、御三家狙いの前田花恋、直江樹里、柴田まるみはそれぞれ合格可能性20~40%ではあるが、このタイミングで第一志望を変更せず、初志貫徹。
しかし、講師たちはある異変に気づく。上杉海斗からの志望校が届いていないのだった。
周囲の講師たちが動揺するなか、クロッキーが、「おそらく、第一志望のことでかなりもめていますね」とつぶやく。
その流れで、舞台は上杉海斗の自宅に変わる。
「ママ、志望校のことで相談があるんだ…」と上杉海斗が話を切り出すタイミングで、2月の勝者104話は次回に続く…。
2月の勝者104話の考察・感想
104話の感想
島津順くんのおばさんにあたる明子さんが、猛烈にかっこいい回でした。
明示はされていませんが、姉・明子さんは実家ぐらしで、年齢は40~45歳ほど。独身で親と暮らしていることから、おそらくこれまでかなりの貯金をしていると思われますが、さすがに妹の子どもの学費を「私に任せなさい!」と言える人間はなかなかいません。
それだけに順くんが、父親と離れて生活するようになってから、心の平穏を取り戻し、おばあちゃんの家で家族と仲良く暮らせているのかがよくわかります。
次回予想
104話の最後に、クロッキーが、上杉海斗家に波乱が起きていると予想していました。
次回はその予想通り、隠していた開成第一志望案件について、母親から猛反対される ことになりそうです。
前回までに、上杉海斗くんと母親の間に少しずつ亀裂が入っていたことから、家出か、それに近い反抗的な態度をとると予想されます。
上杉海斗くんは、ジャイアントキリングの可能性が高い男の子。ここからどのように親を見返すのか、今後が楽しみです。