二月の勝者158話のネタバレ考察|加藤匠、第一志望リベンジなるか!?涙の合格発表!

2月の勝者158話のネタバレ考察ですが、2月3日午後からの合格発表が続々…。慶応、御三家・麻布、そして、みんな大好き加藤匠くんのリベンジ東央の合否は!?

こちらでは二月の勝者本誌158話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

二月の勝者158話のネタバレ

前回までのあらすじ

157話のポイント
  • ついに開成の合格発表!
  • 島津順、上杉海斗、開成不合格
  • 父との生活に戻りなくなかった息子
  • 規格外の女・柴田まるみ
  • 黒木に勝利し、優越感に浸る灰谷

第158話『二月の追想』

麻布合格発表、そして、加藤匠の挑戦は!?

2月3日 13時5分桜花ゼミナールにて

午後から目まぐるしい合格発表が続く。

まずは、慶応普通部を受験した毛利光。

結果は…

残念ながら不合格。

先祖代々慶応へ通うことを使命とされている毛利光。
残すところ、3日午前・慶応中等部の結果発表のみとなってしまった。

 

~2時間後15時~

御三家・麻布中の合格発表。

麻布を受験したのは現在全勝中の村上一真。

しかし、結果は不合格。

全勝中の村上一真でも、御三家の壁は厚かった…。

そして、東央中の合格発表。

上杉海斗、黒田翼、そして、2月全敗中の加藤匠がチャレンジした。

結果は…

上杉海斗◯
黒田翼◯

上杉海斗は開成は落としたものの、他は全勝。

そして、加藤匠リベンジなるか…

たぶん、今回もダメだと思う…ごめんなさい。

場面は加藤匠宅

ソファーに項垂れ、タブレットで鉄道動画を眺める匠。
合格発表の15時になっても、見ようともしない。
どこか目がうつろとしている。

親子は現地の掲示発表に行くことを約束していた。
しかし、今日になり、「行かない」と言い出した匠。

なぜか?

それは怖かったからだ。
ただ、あの現実を受け止める行為が怖かったのだった。

「お母さん…。たぶん、今回もダメだと思う…ごめんなさい。」

ソファーに顔を埋め、声を振り絞る匠。
受験を支えてくれた母への感謝。
それと同時に滲み出る、悔しさ、申し訳なさ。

「匠はとっても、すごく、頑張ったんだよ。」
「だから、胸を張っていいんだよ。」

項垂れる息子の背中をさすりながら、励ます母。

匠は背中にあった母の手をギュッと握り返し、決意した。

「ありがとう…。見る、合格発表。」

親子二人三脚の結果は…!?

意を決し、パソコンの前に座った匠。
第一志望・東央中の合格発表ページを覗き込んだ。

 

003 005 013 029・・・

受験番号を探す匠と母。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・!!!!

 

匠と母は目を見開いて、顔を合わせた…

涙を流しながら、喜び抱き合う二人。

「合格おめでとうございます。」

報告の電話を受けた桂が祝いの言葉を贈った。
電話を横で聞いていた佐倉は感激と安堵で涙した。

「加藤くん…よかった…本当に、よかった…!」

受験がおわり、育児もまた

匠と母や合格書類を取りに、東央中に行くことにした。

「どっちにしろ合格書類取りに行くんだから、最初から見に行けばよかったでしょ!?」

他愛も無い話に笑顔が戻る親子。

二人は電車に乗るために、吉祥寺駅に歩いた。
そこで、母は思い出した。

この道は、春に「桜花を辞める!」って言い出したときに、ゆーっくり歩いたっけ..。
あのへんに焼いも屋さんが停まってて、2人で半分こして食べたよね..

息子と歩く、吉祥寺駅周辺。
何度も何度も、二人っきりで歩いた道。

思い出がフラッシュバックする。

そして、ふと思った。

「小さい頃は毎日手を握って歩いていたはずなのに、いつの間にか手に触れもしなくなってなんだな…」

そして、合格発表前に手を握った感覚が蘇る。

「たぶん、さっきのが、息子の手を握る最後..」

少し先を歩く息子の背中を見て母は思った。

「今日という日を、一生忘れない。」

受験の終わりと同時に、”育児のおわり”を感じていた。

 

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