禪院真希ってどんなキャラ?
性別:女性
身長:約170㎝
所属:呪術高等専門学校二年生
誕生日:1月20日
階級:四級呪術師
高専入学方法:家系
術式:術式なし
天与呪縛:フィジカルギフテッド
特技:空き缶潰し
好きな食べ物:ジャンクフード
苦手な食べ物:精進料理
ストレス:禪院家絡みの手続き
声優:小松未可子
禪院真希(ぜんいんまき)は『呪術廻戦』の登場人物であり、呪術師を育成するために設立された、呪術高等専門学校・東京校の二年生。
男勝りで姉御肌と呼ばれるような性格をしている。
呪術界の御三家と呼ばれる禪院家に十六代目当主・禪院直毘人(ぜんいんなおびと)の姪であるものの、生まれつき呪力をほとんど持たない上に女性であることから、幼少期には禪院家の「落ちこぼれ」として扱われ雑用をさせられてきた。
真希は禪院家に反発し「落ちこぼれでも呪術師になれる」ということを見せ示すため家を出た。妹の禪院真依(ぜんいんまい)は地元の京都校に進んだが、妹とは違う東京校へ進学している。
天与呪縛で人間離れした身体能力が付与
禪院真希(ぜんいんまき)の人並み外れた身体能力は、天与呪縛(フィジカルギフテッド)によるものである。
生まれながら肉体に強制される「縛り」を「天与呪縛」と呼ばれ、制限を対価に強大な効果を得る事ができるものだが、禪院真希の場合は、呪力と引き換えに手にした身体能力であり、これはパパ黒こと、伏黒恵の父・伏黒甚爾 (ふしぐろとうじ)が獲得していた天与呪縛と同じである。
禪院家の嫌がらせにより4級呪術師止まり
禪院真希は、呪力をほとんど持っていないまま家を飛び出し「次期当主になる」の宣言し、禪院家に対して挑戦状を叩きつけた。
そのため、呪術高専に入学後も禪院家から様々な妨害を受け、二級呪霊程度であれば難なく払える実力を持っているものの、未だ四級呪術師のままである。
真希は、呪力、呪術の類がないため、呪霊を視野で確認するため、常に特殊な眼鏡をかけている。
ちなみに、0巻から禪院真希のメガネが変わっているのは、夏油戦でぶっ壊れたからなんだとか。
禪院真希の扱う呪具総まとめ
戦闘の際は呪力の宿った「呪具」を使用する。呪力を持たないこととの引き換えに人間離れした身体能力を持ち合わせ、一年生伏黒(ふしぐろ)から「呪具の扱いなら学生一」と評されるほど。
そんな真希が使用する呪具について、まとめている。
呪具:尾坐魔(とざま)
刀に二つの大きな穴の開いた片刃の短剣型呪具である。
真希が五条悟(ごじょうさとる)に貸している際に五条が虎杖(いたどり)に無断で貸し出したが、少年院において特級呪霊との戦闘の際に破壊された。後に尾坐魔が巻きの所有物であることを知った虎杖は、自分が壊したと言い出せずに「五条先生が持っている」と誤魔化した。
特級呪具:遊雲(ゆううん)
三節渾という三本におれる棍棒の形をしている。特級呪具の中で唯一術式効果を待たない。
元々は夏油傑(げとうすぐる)が使用しており、五億は下らないとされている呪具。
大刀(だいとう)
真希が高専入学時から使用している大型の呪具。
大型であることから普段はパンダが持ち運びを担当している。
暗器(あんき)
呪術高専京都校との交流戦で用いた呪具であり、京都校二年三輪(みわ)の簡易領域を打ち破るために使用飛び道具である。
禪院真希の名シーン「あのまま家にいたら、自分を嫌いになっていた」
幼い頃の真希(まき)と真依(まい)は仲の良い双子であった。生まれつき呪力をほとんど持たないことから禪院家であるにも関わらず白い目で見られていた。
差別的な扱いに子供ながら禪院家に対して反発心を覚えていた。
二十六代目当主・禪院直毘人(ぜんいんなおびと)の前で「次期当主になる」と宣言し呪術師になることを決意したことで、呪術師になるつもりはなかった真依もその道を強制させられることになる。
これにより真希と真依に溝が生まれ、禪院家を出ていった真希に対し真依は恨みを募らせていった。
真希は十八話にて釘崎(くぎさき)に家を出た理由を聞かれた際「嫌がらせだよ。見下されていた私が大物術師になってみろ。家の連中、どんな面すっかな。」と発言した。
また、四十二話の京都校との交流戦にて、妹の真衣との激闘後、禪院家にて真希のせいで呪術師にならざる得ない状況に追い込まれたことから、妹・真衣から涙ながらに「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの…?」と問い詰められた真希。それに対して、このように返している。
「あのまま家にいたら、自分を嫌いになっていた。」
昔の古い風習やしきたりを頑なに破ろうとしない環境の中、自分の芯をもって生きる真希の生き様は本当にかっこよく同性でも惚れてしまうという声も上がる。
自分が自分らしく生きる真希の姿は、本当の自分をさらけ出して聞きたいと願う人々に勇気を与えるような存在である。
禪院真希のネタバレ・考察
禪院真希は伏黒甚爾と同レベルの強さを獲得
呪術廻戦公式ファンブックの中で、芥見下々先生はこのように答えている。
つまり、禪院真希の完成形はパパ黒であり、渋谷事変ではパパ黒の桁違いの強さで特級を祓う戦闘シーンを間近で見ていて衝撃を受けたはず。
同じ天与呪縛であるなら、今後、禪院真希はパパ黒並の強さになる可能性は十分にあるということ。
後のネタバレ考察にも繋がるが、芥見下々先生は、「真希のヘアスタイルを変えようかな?」「いかに何を捨てるかっていう考え方にシフトしていきます」という将来性におけるコメントを残していることから、渋谷事変で生存はほぼ確定している内容へ繋がっていく。
禪院真希の生存はほぼ間違いない
呪術師本誌最新話(2021/3/21時点)にて、禪院真希の安否は不明となっている。
渋谷事変101話にて、伏黒恵とパパ黒の戦闘に援護に向かおうとするところで、突如現れた特級呪霊である漏瑚(じょうご)の攻撃によって、全身を焼き払われてしまった真希。
その後の真希の生死状態は百十八話で死をさまよっていることが判明しているが、死亡は確定していない。現在も真希の安否については明らかにされていない状況ではあるが、以下のことが推測できる。
パパ黒の戦いを間近で感じ、真希を覚醒させたい作者の意図
先述したが、天与呪縛の禪院真希は、パパ黒並の強さになる可能性は十分にあると作者は言っている。
さらに、今後「いかに何を捨てるかっていう考え方にシフトしていきます」という将来性におけるコメントを残している。もう死亡が確定しているキャラにおいて、渋谷事変後の構想を持ち出すかといえば、NOだろう。
禪院家の後継ぎ絡み、次期当主問題での盛り上がり要因
禪院真希は、禪院家の次期当主になると啖呵を切って家を飛び出している。
現当主・禪院直毘人(ぜんいんなおびと)は特級呪霊・漏瑚によって亡くなっている。真希もまた同じ漏瑚によって丸焼きにされた。
話の展開として、禪院家の現当主・次期当主候補の一人(現在では後継ぎ候補ではないが)が同時に同じ呪霊にやられるとはストーリー上の展開として面白みに欠ける。
少なからず、禪院家の次期当主を狙う者として、禪院家の敵討ち、次期当主として指名されている伏黒恵との絡みを考えると、渋谷事変後の新ストーリーの重用なポイントで反転術式によって回復した禪院真希が復帰すると予想する。
呪術廻戦本誌149話にて妹の禪院真依が死亡し、姉・真希が覚醒しています。
禪院家の当主をめぐっての対立はこれから激しくなるだろう。真希は以前、直毘人の前で「私が次期当主になる」と啖呵を切っていたが、禪院直毘人の後継者としては、伏黒恵の名前が挙がっている。今後、伏黒との関係も縺れる可能性があるのか。次期当主を巡った争いに目が離せない。