二月の勝者111話のネタバレ
黒木の夜の活動がついに明らかに pic.twitter.com/8timkySsTB
— ユルペディア (@youloopedia_com) June 21, 2021
前回までのあらすじ
・生徒別 結果&志望校一覧
・上杉母号泣、信じることの大切さ
第111話『十二月の披歴』
来年2月までイベントはないと思え!
場所は桜花ゼミナール
時期はクリスマス・イブの12月24日である。
桜花ゼミナールでは、佐倉がサンタのコスプレをして生徒たちにあるプレゼントを配っていた。
その中身とは、
「五角形の鉛筆と消しゴム」
女子生徒たちは、「まさか五角形で“合格”とかいうダジャレ?」とサプライズプレゼントに喜びもなく、肩を落とす一方は、男子生徒たちはまさに単純。
「俺合格しそう!」と大喜び。
そんなつかの間の休み時間を過ごす生徒たちに対して、黒木が教室に登場。
「皆さんのクリスマスはこれをもって終了です」と宣言する。
さらに、「これから先も受験が終わるまでイベントは全てなし。大晦日もしょうがもありませんので!」と受験終了までは娯楽関連は一切禁止と言う。
それだけ、これからの時期が大事な時期であると同時に、12月24日は受験に備えて最後の追い込み。
なんと、「冬期講習」の初日のスタートだったのだ。
ティアラちゃんから、クリスマスパーティーの誘い
そんな中、佐倉にLINEが届く。
その相手は、というと「ティアラ」だ。
ティアラとは、黒木が夜の活動として「謎に包まれた個別指導塾」に通っている可愛らしい生徒。
前回佐倉が荷物を届けにいった際に、どうやら連絡先を交換して様子。
ティアラからのメッセージには、「クリスマスパーティーに来ませんか?」というもの。
佐倉は驚きながらも、私が行っても黒木先生は怒らないのだろうか…と不安になるも、興味津々でクリスマスパーティーに参加してみる佐倉ちゃん。
佐倉ちゃんは、恐る恐るティアラに対して、「私がここに来てもいいって、本当に黒木先生が言ったの?」と聞くと、なんでも「くろちゃんがOKだって!」とティアラが言う。
「クリスマスパーティーが始まる前は授業をしてるんだ!」というティアラ。
「授業って何んで?クリスマスに?」
と佐倉は疑問を感じながらも、授業とクリスマスパーティーを兼ねて、「吉祥寺公会堂」の一室を借りているというティアラ。
佐倉は公会堂まで連れられて、授業が行われている会議室の中を覗くと驚くべき光景が広がっていた。
黒木の夜の活動名「スターフィッシュ」とは
佐倉が公会堂の会議室の中を覗くと、複数人の大人と中学生が個別指導スタイルで授業を行っていた。
中には、黒木の後輩・ショーマがいた。
生徒たちは全員高校受験のために頑張っている子どもたちだといい、今日は冬期講習の一日目という。
冬期講習が終わったあとに、教室ではクリスマスパーティーが行われる予定で、佐倉ちゃんはその準備に黒木から呼ばれたという。
ショーマはクリスマスパーティーの準備をしながら、この教室「スターフィッシュ」のことを佐倉に対して話しだした。
塾に通えない子どもたちのための無料教室
「スターフィッシュ」とは黒木が立ち上げたボランティア教室のこと。
そのキッカケは、黒木が知り合いの友人(シングルマザー)から、「息子が中学の授業についていけない」「でも、金銭的に塾に通わせてあげる余裕がない」と相談を受けたことがきっかけ。
まわりの子どもたちは塾に通っている子どもたちばかりでどんどん差が開いていく。しかし、シングルマザーは掛け持ちで仕事をしないと食べてはいけない状況で、なかなか子供の学習に気を配れるような状況ではなかった。
そんなシングルマザーの知り合いに対して、「無料の範囲なら…」ということで、個別指導を始めた黒木。
そして、その子どもが見事公立高校に合格できたことが口コミで広まり、いつの間にか、黒木の元へ金銭的に塾に通えない子どもたちが集まってくるように。
最初は自分の自宅(あの怪しい夜の店のような場所)で勉強を見ていたが、次第に人数が増えてしまったという。
佐倉は「あの如何わしい場所は黒木先生の自宅だったのだ…」と気づく。
しかし、黒木は学習塾でも超人気講師だったことから、両立が難しかった。
そのため、今ではショーマを始め、ボランティアで子どもたちの勉強を指導してくれる講師が集まってくれているんだという。
黒木があれほど隠していた教室は、塾に通えない子どもたちに対する無料の個別指導塾だったことが明らかになったところで、第111話は終了する。