二月の勝者138話のネタバレ考察|島津順&上杉海斗がついに開成中学の受験本番!

2月の勝者138話のネタバレ考察ですが、開成中学の受験回。開成には島津順くんと上杉海斗くんが望みます。一方、息子の受験を応援しようと、ある男がカムバック。一体だれ・・・?

こちらでは二月の勝者本誌138話のネタバレと考察をしております。重大なネタバレが含まれる可能性がありますのでご注意下さい。

二月の勝者138話のネタバレ

前回までのあらすじ

137話のポイント
  • 2月1日本番を前にして、弱気になるまるみ
  • ある人のエールで顔色が変わる
  • 親友、同志として

第138話『二月の最高峰』

開成中学校、受験当日

ついにこの日がやってきた。
開成中学校受験当日。
偏差値71を誇る中高一貫校の男子校で、東大合格数40年連続全国第一位の超名門校。

今回の主役は島津順と上杉海斗である。

あの男が、息子をひっそりと応援

受験当日の早朝。
開成中学の最寄り駅・西日暮里駅近くの歩道橋で一人の男が待ち構えていた。

その男は、島津順の父。
とはいえ、彼は夫婦の中の話し合いで、「絶対に当日、会いに来ないで」と釘を刺されていた。

ナイーブな時期に父からの接触を図られて、息子が動揺してしまっては元も子もないという母の配慮だった。

「直接、息子の応援もできてねえとはな…」

一人でブツブツ文句を言いながらも、

「確かに、あれはやり過ぎだったなとは思ってる…」
「でも、どうしても順の努力が合格という形で..報われてほしかったから…」

と、ため息を付きながら過去の過ちを後悔した父だった。

そして、島津父は、遠くから息子が受験会場を向かう姿を眺めながら…

「順は…やっと、開成の受験までたどり着いたんだな..」

と、改めて、息子の頑張りが花開くときだと悟ったのだった。

本番前、極限まで高まる緊張感

一方、開成受験に挑戦する、もう一人の上杉海斗。

双子である上杉兄弟は、麻布を受験する陸斗は父が、開成を受験する海斗は母が同行していた。

開成の受験会場には、黒木が応援に駆けつけていた。

先に島津順と熱い握手を交わした黒木は、すぐに後ろにいた上杉海斗に手を差し伸べ、こう言葉をかけた。

「よく、ここまでたどり着きましたね」
「その、有機と、決断力。この先、きっと、何事をも乗り越える力となるでしょう」

海斗は黙って、その言葉を噛み締めた。
しかし、彼の手は少し震えていて、冷たかった。本番を前に極度に緊張をしていたのだった。

「開成、受けさせてくれてありがと」

「じゃあ、ママ。ここで。」

付き添ってくれた母親に受験会場に向かうことを告げる海斗。

出陣前に緊張感が高まった息子に対して、母はこんな言葉をかけた。

 

「実はママ、すごく緊張していたんだけど…」
「さっきね、急に気づいて..“空手の試合のときよりはマシかも”って…。」

 

最後に激励するのかと思いきや、まさかの告白。
母や真剣に、空手のときは痛そうで見てられなかったけど、息子がとりあえず怪我の心配はないから大丈夫だと、安心したんだという。

母の真顔の告白に、「プッ..」と吹き出してしまった海斗。

 

「なんだよそれ!比較雑すぎ!」
「まったくもー、この状況で、何を言うかと思ったら、斜め上すぎ!」

 

と、試験前に固くなっていた海斗の表情が一気に和らいだ。

ところが、海斗は「ハッ」と何かを思い出し、真剣な表情に変わったところで、「ちゃんと、これ言っとかないとな..」とつぶやいた。

そして、母に向かって、うつむきがちに口を開いた。

 

「開成、受けさせてくれて、ありがと。」

 

海斗が本番前に伝えたかったのは、自分のチャレンジに背中を押してくれた母に対する感謝だった。

恥ずかしげに「行ってきます!」と走り去った海斗。

 

遠くなっていく小さな背中に余韻を感じながら、母の頬には一粒の涙が流れ落ちた。

2月の勝者138話の考察・感想

138話の考察

138話は開成受験回でしたが、圧倒的主役キャラの島津順くんはあまりクローズアップされず、上杉海斗くんがメインでした。
ここから、想像できるのは、島津順くんが開成合格できずに、後日の都立中学受験でクローズアップされるのか、あっさり合格してしまってから、父親との関係修復回に費やされるのか、といった印象です。

まだまだ、2月1日での話は続きそうです。予想では、次回までが受験回、それ以降は2月1日に即日結果発表があるので、その結果を受けての数々の人間ドラマが用意されてるのでしょう。

となると、2月1日だけで、10話くらいいくのではないでしょうか。

 

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